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本の棚 #97 『人生は「あきらめる」ほうがうまくいく!』

『人生は「あきらめる」ほうがうまくいく!』
午堂登紀雄

「あきらめる」にはネガティブなイメージが付きまとう。

逃げたり、投げ出したり、拒絶したり…

しかし、自分の人生をふと思い返せばあきらめていることのほうが多いことに気づく。

それはよくないあきらめだったのだろうか?

後悔するようなあきらめだっただろうか?

未来を明るくする前向きなあきらめ方

なかにはその手のあきらめもあるはずだ。

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「あきらめる」の定義を変える

執着からの解放、

気持ちの切り替え、

より大切なものを選ぶ決断術。

そう定義すると、ぐっと生きやすくなる。

あきらめるとは、変化することでもある。

ずっと追い続けることが、いつも間にか

現状維持になっていることはないか。

それにしがみつかずに、あきらめることで

新たな挑戦をする、変化することにつながる。

良い執着は習慣化され、積み重なっていく。

悪い執着はしがみつき、重荷となっていく。

あきらめることは優先順位に基づいて見切りをつけることで、投げ出すのとは違う。

ここでも優先順位ということばが出てくる。

自分の人生における優先順位を考える。

どこに向かっていきたいのか?

どんな人生を歩みたいのか?

目の前のことに執着してがんじがらめになって

「これだけやってきたのにもったいない」と

損切りできないなら、その勇気がないなら

「そもそも論」に立ち返り、前提を問う

「なぜ?なんのために?これしかそこにたどり着く手段はないのか?」

たった一つのできる、できないが決定打になるほど、人生は簡単ではない。

できないことに、悲観的になる必要はない。

「これではうまくいかない」ということが

一つわかっただけ、前進している。

問題はその現実をつきつけられたり、自覚したときに

どのような態度でリスタートするかだ。

人の器の大きさは失敗したときにわかる。
失敗したときの対処の仕方に現れる。

大丈夫。それは終わりではない。

明るい未来へのスタートだ。

勝つために一時的に負ける

本当の目的、狙いの達成のために

一時的に負けたり、撤退する戦略は大切だ。

ビジネスにおいても人生においても。

目の前の短期的な成果だけにフォーカスして

数カ月後、数年後の大きな成長を不意にする。

入社直後からそんなに焦ることはない。

人生は短距離ではない。
(短距離走ばり走り続けられる人も稀にいるが)

今の負けなんてそんな大きなことではないから

常に少し先の未来に向かって自分がピカッと

光れるところを目指して進もう。

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#読書 #推薦図書 #人生 #生き方

#幸せ #30代 #午堂登紀雄

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