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本邦初公開!パーソナルコーチ中西哲生が“グループ指導”で進化した最強メソッド|サッカーパパ・ママが知るべき最先端理論

本邦初公開!パーソナルコーチ中西哲生が“グループ指導”で進化した最強メソッド|サッカーパパ・ママが知るべき最先端理論

個人だけでなく「グループ」にも適用するメソッド中西哲生が一言一句を大事にしながら進化する独自メソッドの本質を伝える。参加者は前傾姿勢で耳を傾け、目を凝らしながら、記憶に残そうと思い思いの行動を起こす。「最高峰の学びを、すべての人に」というコンセプトのもと2日間にわたって開催されたホワイトボードカンファレンスの最後に、相応しい時間が流れた。

講義のテーマは、「筑波大・堀越高校で実践するN14中西メ

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アフリカ系特有の“伸びる足”も習得可能!?川勝良一が提唱する足指トレーニング|サッカーパパ・ママが知るべき最先端理論

アフリカ系特有の“伸びる足”も習得可能!?川勝良一が提唱する足指トレーニング|サッカーパパ・ママが知るべき最先端理論

いいことしかない足指トレーニング筋肉と体幹を鍛えるだけで満足していないだろうか。ピッチに立ってプレーするサッカーにおいて、「足の裏」は言わずもがなすべての動作に関係する。「立つ」という動作が当たり前すぎるがゆえに目を向けにくく、無意識の領域になっているのも仕方ないのかもしれない。しかし、拓殖大学テクニカルアドバイザーの川勝良一は、足裏、特に育成年代における「足指トレーニング」の重要性を説く。

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人気解説者・林陵平が伝授する、保護者のための“本質”を見抜くサッカー観戦力|サッカーパパ・ママが知るべき最先端理論

人気解説者・林陵平が伝授する、保護者のための“本質”を見抜くサッカー観戦力|サッカーパパ・ママが知るべき最先端理論

4-4-2、3-4-2-1…システムはなぜ大事?今、日本で最も忙しいサッカー解説者が壇上に立つと、大きな拍手が起こる。中継でお馴染みのその声に会場が盛り上がる。

2020年に現役引退後、プレミアリーグからJリーグまで、幅広い試合を解説する林陵平が、保護者に向けたサッカー観戦力について話した。前日にJリーグの試合を解説し、当日夜にEURO2024を担当するという“過密日程”の合間を縫って、月間10

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中村憲剛が語る、本当にサッカーがうまい選手とは?|サッカーパパ・ママが知るべき最先端理論

中村憲剛が語る、本当にサッカーがうまい選手とは?|サッカーパパ・ママが知るべき最先端理論

うまい選手=性格の悪い選手?「僕は、性格が悪かったと思います」

川崎Fのバンディエラは穏やかな口調で告げた。無論、ピッチ内での話だ。

中村憲剛が“川崎Fの先輩”中西哲生と「ピッチの問題を解決する“サッカー”がうまい選手とは?」のテーマで対談した。

「うまさの定義が人によって違うので難しいですけど、僕が考えるうまい選手をお話します」と前置きを入れると、川崎Fと日本代表でプレーした18年の現役生

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三笘薫を輩出した理由…現場で指示を出さない!?小井土正亮が明かす筑波大のリアル|サッカーパパ・ママが知るべき最先端理論

三笘薫を輩出した理由…現場で指示を出さない!?小井土正亮が明かす筑波大のリアル|サッカーパパ・ママが知るべき最先端理論

2015年の主将・早川史哉の言葉パワーポイントでつくったプレゼン資料をスクリーンに投影し、ポインターとマイクを使って語りかける。その姿は、まさに先生そのもの。参加者との掛け合いを織り交ぜて笑いを誘いつつも、たしかな学びを提供していく。オフィスビルが立ち並ぶ六本木の会場が、一気に大学の教室へと変化した。

「三笘を育てたつもりはありません。それに今日の試合も会場で一言も指示を出していないんですよ」

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「ネガティブなことは一度も言わなかった」。16歳Jリーガーを育てた幸野健一のアプローチ|サッカーパパ・ママが知るべき最先端理論

「ネガティブなことは一度も言わなかった」。16歳Jリーガーを育てた幸野健一のアプローチ|サッカーパパ・ママが知るべき最先端理論

息子をサッカー選手にしたいとは思っていなかった幸野健一と主催者・北健一郎が壇上に登場すると、参加者の眼前にあるスクリーンには20個のキーワードが映し出される。幸野自身が17歳でヨーロッパに渡って感じたインパクトと、息子・志有人が16歳でプロサッカー選手になった親としての経験から形成したトークテーマを軸に、自立を導く子育ての話題が展開された。

最初のキーワードは「幸野健一」。サッカー選手として渡欧

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息子2人を“プロ選手に育てていない” 風間八宏が説く、親の夢を子供に託してはいけない理由|サッカーパパ・ママが知るべき最先端理論

息子2人を“プロ選手に育てていない” 風間八宏が説く、親の夢を子供に託してはいけない理由|サッカーパパ・ママが知るべき最先端理論

子供に「あれしろ」と言ったことがない会場が薄暗くなり、プロジェクターの光が壁一面を照らす。そこに映るのは、風間八宏だ。2013年7月に川崎フロンターレの監督に就任すると、5シーズンにわたって指揮を執り、選手の技術を飛躍的に高めると、その後の5年間で4度のJ1優勝を成し遂げるチームの礎を築いた。名古屋グランパスを率いた後、現在はセレッソ大阪の技術委員長、関東1部に所属する南葛SCの監督とテクニカルダ

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久保建英を導いた、中西哲生の独自理論“N14中西メソッド”の正体|サッカーパパ・ママが知るべき最先端理論

久保建英を導いた、中西哲生の独自理論“N14中西メソッド”の正体|サッカーパパ・ママが知るべき最先端理論

ペットボトル乗せトレーニングMC松村澪の紹介で登壇すると、まずは中西哲生がなぜパーソナルコーチになったのか、どのようにしてN14中西メソッドをつくり上げたのかを北健一郎が引き出していく。

名古屋グランパス加入や現役引退のタイミング、引退後にジャーナリストやコメンテーターとして活動していたことなどの巡り合わせがあり、中西は「(サッカー界の)すごい人に会って触れ、自らに落とし込んだ最先端理論を日本の

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正しいと信じられてきた“基本”は1/8しか該当しない。辣腕トレーナーが語る野球界の“真セオリー”

正しいと信じられてきた“基本”は1/8しか該当しない。辣腕トレーナーが語る野球界の“真セオリー”

スポーツには「基本」「セオリー」と呼ばれる動作がある。

ほぼすべてのプレーヤーはこの「基本」「セオリー」を身につけ、そこに自らの感覚や技術を上乗せしてオリジナリティーを追求していく。特に野球は、この「基本」を重んじるスポーツのひとつだ。

しかし、もしもこれまで「野球の基本」と信じられていたものが間違いだったとしたらどうだろう。

パーソナルトレーナーとして山岡泰輔、杉本裕太郎(ともにオリックス

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【究極野球技術:川相昌弘・打撃編】守備側が”守りにくい”と感じる超一流打者の共通項は”かかとの使い方”

【究極野球技術:川相昌弘・打撃編】守備側が”守りにくい”と感じる超一流打者の共通項は”かかとの使い方”

 球界を代表する名手として、定位置のショートから数多くの強打者と対峙してきた川相昌弘さん。打球方向の傾向を頭に入れながら、バッターの調子やピッチャーとの兼ね合いを考慮し、ポジショニングを微調整していた。そのなかで、どうしても守りにくいタイプのバッターがいたという。引っ張りもセンター返しも流し打ちもある。「守りにくい=打率が高い証」と表現することができる。

取材・文=大利実

落合博満の打撃技術「

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【究極野球技術:川相昌弘・守備編】守備は一日にしてならず。カギは「ヒザの角度」と「打球への入り方」

【究極野球技術:川相昌弘・守備編】守備は一日にしてならず。カギは「ヒザの角度」と「打球への入り方」

 堅実な守備を武器に、名手が集まるショートで実に6度のゴールデングラブ賞を獲得した川相昌弘さん。引退後は、中日の一軍内野守備・走塁コーチ、巨人の二軍監督、一軍ヘッドコーチなど、さまざまな立場で育成と強化に関わってきた。今年は阪神タイガースの一軍春季キャンプで臨時コーチを務め、失策数の多さが目立つ若手内野陣の指導にあたった。

 守備上達の極意はどこにあるのか。自身の経験談を交えながら、そのポイント

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【究極野球技術:川相昌弘・バント編】優先順位は「コース>打球の勢い」。今こそ示したい、バントの“価値”

【究極野球技術:川相昌弘・バント編】優先順位は「コース>打球の勢い」。今こそ示したい、バントの“価値”

 犠打の世界記録を持つバントの神様・川相昌弘さん。巨人、中日で1909試合に出場し、通算533個の犠打でチームの勝利に貢献してきた。

 無死一塁や一、二塁などの場面で打席に入れば、100パーセント近い確率で送りバントのサインが出る。年齢を重ねてからは、「代打バント」で起用されるケースも増えた。「川相なら、決めて当たり前」の空気の中で、淡々と仕事をまっとうした。

 現在は評論家を務めながら、母校

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【完全解析・久保建英/第3回】メッシ、ベッカム、そして久保。共通するのは「型・フォーム」の重要性

【完全解析・久保建英/第3回】メッシ、ベッカム、そして久保。共通するのは「型・フォーム」の重要性

 不思議に感じることがある。

 例えば野球には、投手にしろ打者にしろ、技術と思考が凝縮されたスキルを自身の「フォーム」という型にして、競技の中で体現する常識がある。

 静止状態から動作へと移り、勝負の局面に転じていく野球とは違い、サッカーは常に動作をともなうスポーツだ。止める・蹴る、といった基本的な技術練習はサッカーを習得する上では誰もが通る道だが、では「一定のフォームを意識しよう」や「自分の

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大学日本一を支えた「アナリスト」の存在。慶応大が切り開く大学球界の新たなフェーズ【文・菊地高弘】

大学日本一を支えた「アナリスト」の存在。慶応大が切り開く大学球界の新たなフェーズ【文・菊地高弘】

野球を支える人=アナリストの存在「私は野球には『プレーする人』と『支える人』の2種類の人間が必要だと考えています。選手の能力ももちろん大事ですが、学生コーチ、アナリスト、トレーナー、マネージャーなどの裏方が力を合わせて、1つの目標に進んでいく。それが学生野球の理想だと考えています」

 そんな持論を語る堀井哲也監督が率いる慶應義塾大は6月13日、2年ぶりに開催された大学野球選手権で優勝を飾り、大学

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