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僕の記事にしてはまぁまぁ実践的な、役に立ちそうな知識を提供しています。
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Amazonオーディブルとは?読書好きに超オススメなサービスである理由を解説

Amazonオーディブルとは?読書好きに超オススメなサービスである理由を解説

「本がない人生なんて考えられない」といった読書好きの皆さん、こんにちは。今回はそんな皆さんにもっと本に触れられる時間を増やせるサービスをご紹介します。

そのサービスとは本記事のタイトルにある通り、Amazonが提供する「Audible(オーディブル)」です。

ご存知かもしれませんが、「オーディブル」とはナレーターが読み上げたコンテンツを耳からラジオ的な感覚で楽しめるサービスです。

そんなAm

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【FAQ】哲学とは何か?その内容と有用性の整理──哲学科出身者に捧ぐトークスクリプト

【FAQ】哲学とは何か?その内容と有用性の整理──哲学科出身者に捧ぐトークスクリプト

哲学好きな人で、哲学を知らない人からよく聞かれる質問に対しての切り返しフレーズをまとめました(随時更新)。

質問:哲学って何するの?切り返しフレーズ※まじで1ミリも哲学知らない人向け

「ソクラテスとかニーチェとか聞いたことあるかもだけど、そういう哲学者って呼ばれている人たちの本を頑張って読むってことかな。オレは〇〇(例:ハイデガー)って人が専門だから△△語(例:ドイツ語)で読んだりもするよ。あ

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【21卒、22卒】就活の「本質」を語ります

【21卒、22卒】就活の「本質」を語ります

1. はじめに1.1 お金の稼ぎ方生きていくためにはお金が必要です。それでは、お金はどのように獲得することができるのでしょうか。お金は、あなたが「社会に価値を提供する」ことで獲得できます。バイトも、会社員も、アーティストも、「自分がもたらした対価」としてお金を得ているのです。したがって、「どのように社会に価値をもたらすのか」という視点から将来について考えるのが賢明だと言えるでしょう。

1.2 就

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まず「イシュー」から始めよ

まず「イシュー」から始めよ

私たちは日々暮らす中で、様々な「問題(イシュー)」に直面します。けれども、それらすべての問題が等価値ということはないでしょう。取り組むべき問題に取り組み、あまりバリュー(価値)のない問題は避けるべきなのです。

本記事では、ほんとうに取り組むべき問題をどのように見極めればいいかを安宅和人著『イシューからはじめよ』を通して考えていきます。もう既に多くの丁寧な要約がnoteやYouTubeに上がってい

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「ついで買い」の心理学 インストア・プロモーションについて

「ついで買い」の心理学 インストア・プロモーションについて

シャンプー切れたから買わなきゃ~とドラックストアには行ったものの、結局シャンプー以外にもたくさん買っちゃったという経験はありますか? 他にも、卵がなくなったのでスーパーに行くも、他の商品もたくさん買ってしまったみたいな。(多くの人があるあると思います。)

実は、そうやって目当ての商品以外にも買ってもらうために小売業やメーカーが店内で様々な刺激を行っているのです。消費者に刺激を与えて、店内で売り上

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毎日頑張ろうとするとそれはそれで緩急がなくなり間延びしてしまうから、「休日」を意図的に設けたほうがいいかもしれない

毎日頑張ろうとするとそれはそれで緩急がなくなり間延びしてしまうから、「休日」を意図的に設けたほうがいいかもしれない

何か大きな目標があるときは、単調な努力を重ねなければならないでしょう。コツコツとか、泥臭くとかそんなふうに形容される行動の積み上げです。例えば、受験勉強とか部活動の大会に向けての練習です。

でも、そうやって必要なことを淡々とこなしていくのは案外難しいものです。これには1つの大きな理由があるように思われます。それは時間(Zeit)の問題です。

目標達成のために毎日淡々と過ごすというのは、昨日と今

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ブランド・エクステンション 既存のブランドを生かして新商品を投入する

ブランド・エクステンション 既存のブランドを生かして新商品を投入する

「あれっ?また新商品出てる!」。コンビニやスーパーでは、頻繁に新商品が投入されていることを僕たちは日々実感します。

このような現状ですから、そのつど新しいブランドを1から立ち上げて市場に投入することは手間がかかることだと了解するのはたやすいでしょう。したがって、既に確立されたブランド名をそのまま使用して、新しい製品やサービスを市場に導入するブランド・エクステンション(brand extensio

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「ブランド」の力 ブランド構築と消費者心理

「ブランド」の力 ブランド構築と消費者心理

どーも、うぇいです。みなさんは、好きなブランドはありますか? 僕はアディダスが好きです。

自分が購入したい商品の中に好きなブランドがあると、優先的にそのブランドの商品を手に取ってしまう、そんなことがあると思います。

本記事は、僕たちの購買行動に密接に結びついているブランドについて、考えていきたいと思います。青木幸弘「ブランド構築と消費者心理」、杉本徹雄編『マーケティングと広告の心理学』、朝倉書

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「心」の時代におけるビジネス マーケティング戦略と消費者心理

「心」の時代におけるビジネス マーケティング戦略と消費者心理

どーも、うぇいです。専門の哲学しか勉強しないとご飯が食べられなくなっちゃうので(あと僕を採用してくれた会社に申し訳ないので)、実はちょっとだけビジネス関連のことを独学しています。

本記事では、杉本徹雄編『マーケティングと広告の心理学』の「はじめに」と第一章「マーケティング戦略と消費者心理」の内容を紹介することで、心理学×ビジネスの視点の重要性を明らかにしたいと思っています。

内容は、以下の通り

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しなやかな心を目指そう:レジリエンス

しなやかな心を目指そう:レジリエンス

1. ストレスに晒されて生きる僕たち私たちストレス社会と言われて久しいですが、現代社会は本当に疲れますよね。ストレスの原因は人それぞれだと思いますが、各人ストレスに晒されながら生活していることは確かでしょう。

本記事では、ストレスと、そこから回復する力であるレジリエンスについて解説していきます。目指すは、困難な状況で折れずに、柔軟に対応できる心なのです!

2. そもそもストレスとは?そもそもス

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論理の飛躍に気をつけろ! 「である」と「べき」のギャップ

論理の飛躍に気をつけろ! 「である」と「べき」のギャップ

1. うぇいのプチ倫理学講座どーも、うぇいです。これから〈シリーズ 欲求の哲学〉というものを書いていこうと思っています。性欲、睡眠欲、食欲、金銭欲、名誉欲について、今のところ扱うつもりです。

そのシリーズを始める前に、今回はその予備知識として、メタ倫理学で有名な問題を紹介しようと思います。メタ倫理学っていうのは、そもそも道徳ってなんなの~?みたいな話を議論する倫理学です。本記事では、メタ倫理学で

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心の「おじさん化」を食い止めるための3つの方法

心の「おじさん化」を食い止めるための3つの方法

1. エラソーなおじさんにならないために現実を見ろという言葉は、面と向かってあまり言われることはありません。けれど、そういう現実に即した生き方が推奨されていることは、みんな子どものときから薄々気付くものですよね。

「現実を見て、コツコツお勉強をして公務員になるか大企業に勤めることが、あなたのためだし、みんなの為になるよ」。こんな言葉が明言されているわけではないけれど、「解答」として暗示されてい

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「もう誰も信じられない!」「どんな言葉も信じられない!」と病まないための技術

「もう誰も信じられない!」「どんな言葉も信じられない!」と病まないための技術

「あんないい人がこんなひどいことするなんて、もう誰も信じられない😭」、こんな思いを抱く人が少なからずいるように思われます。他者を信じては裏切られ、信じては裏切られということが繰り返されると、他人を信用できなくなってしまう。このように他者に裏切られ続けた人々は、人間嫌い(ミサントローポス)になってしまっているのです。

それでは、この人間嫌いの原因とは何なのでしょうか。

このことについて、古代ギ

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