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ゆるく・きがる・みがる・きろく

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アドレスホッピングの様子や、ふだんの暮らしの様子を発信しています。
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飛行機は怖いから好きなものの力を借りる

飛行機は怖いから好きなものの力を借りる

先日、飛行機に乗りました。人生3回目の空の旅です。

1回目は幼少期。ディズニー仕様にラッピングされたJALドリームエクスプレスに乗せてもらいました。すごく酔ってトイレで泣いていた記憶があります。

2回目は大学生1年生の春休み、友達とタイ旅行に行くために。このときも行きの飛行機で酔い、日記に「もう途中で降ろしてほしかった」と書くほど苦しみました。

たった2回のフライトでどちらもとても酔った思い

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湯治は自尊心を育てる

湯治は自尊心を育てる

年明けから1月中旬までの約3週間、旅をしながら毎日温泉に浸かる生活をしていました。温泉地を移動したので、「湯治旅」といえるかもしれません。

湯治旅ができたのは、住居サブスクのADDressを久しぶりに再開し、温泉地の家を予約できたから。「ホッピング」といっても、今回滞在したのはたった2か所の温泉地だけれど。

とにかく、湯治旅、よかったです。肌はつやつやになったし、なんか、自尊心みたいなものが芽

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「会心の一日」の内訳って、わりとたいしたことない。

「会心の一日」の内訳って、わりとたいしたことない。

今週の月曜日は、とてもよい一日だった。ずっと気分がよくて、仕事もすいすいと進んだ気がするし、なんとなく軽やかだった。

たまにある、「会心の出来な一日」だったと思う。

こんなふうに一日を思えるのって、正直にいうと「運がよかったんだなあ」と思っている。会心の一日を再現するのは難しいだろうなあと、諦めてはいる。

同じことをしたとしても、そもそもわたしという人間のコンディションが、昨日と今日では違う

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起きた瞬間から「もうダメだ」なメンタルの日をどう生きるか

起きた瞬間から「もうダメだ」なメンタルの日をどう生きるか

「生きるのがつらい気がする」「なにしても気分が乗らなくてもうダメだ」「起きても何したらいいかわからない」みたいな、漠然とした絶望感に起きた瞬間襲われるときがある。

そのときの自分がこのnoteを思い出してくれるかは正直わからないし自信はないが、もうだめだ〜!閉店したい!!!と思う日を、どう生きればいいか考えてみる。

だめになってるときに、正解を考えてはいけないこんなときに「ちゃんとやらなきゃ」

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富士山のふもと富士宮。ふるさと滞在中の休日の過ごし方

富士山のふもと富士宮。ふるさと滞在中の休日の過ごし方

いまは地元の静岡に滞在している。静岡は横に長く、私の故郷への思い入れはまあまあ強いので、場所を細かくお伝えしたい。富士宮市というところ。富士山の大宮、富士宮。

今日は、そんな富士宮市でのんびり過ごす様子をたくさんの写真とともにお伝えしたいと思う。

10:40 富士山本宮浅間大社へ地元に帰ってまず訪れるのは、この浅間大社。帰るたびに必ずおみくじを引く。20年以上お参りをしているので神様も覚えてく

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「なんで旅をしたいと思ったの?」

「なんで旅をしたいと思ったの?」

旅をしている、というと、こう聞かれることが多い。「なんで旅をしたいと思ったの」という問いに、実はぱっと答えられない。

恋は実って欲しいものだし、試合は勝ちたいもの。みたいなのと一緒で、わたしにとって当たり前だったから。旅には出るもの、みたいな。

もっと平たくいうと、おいしいものを食べたいと思うように、眠い時に寝たいように。そんなふうに、旅ってしたいものだと思っていた。

だから、旅を始めたきっ

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誰でもかんたん「しらんけど占い」のすヽめ

誰でもかんたん「しらんけど占い」のすヽめ

あたるも八卦、あたらぬも八卦。ともだちとの遊びでしかない、と言われるとそれまで。「しらんけど占い」を始めてみてはどうでしょう。家族や友達など、10年来のお付き合いのような、よく知っている人となら誰とでもできる占いです。

しらんけど占いのやりかた🔮やりかたは、かんたん。テキトーに相手の未来を想像するという、それだけです。2人でやるのがおすすめで、できれば相手の好きそうな映画や本がわかるくらいの間

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#シルバニアのいる暮らし

#シルバニアのいる暮らし

うちには、シルバニアファミリーの「リスの赤ちゃん」がいる。彼女はあんまり普通ではないような経緯でうちにやってきた。

今年度が始まった頃、仕事の忙しさからか、会社の同僚が、チームメンバーをシルバニアのキャラクターに当てはめはじめた。「チセさんはこれ」と言われたのが、このリスの赤ちゃんだ。

シルバニアファミリーは会社でプチブームとなり、わたしを含め数人がシルバニアのキャラクターを社内SNSのアイコ

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チーズケーキは欲張りな人ほど美味しく食べられる

チーズケーキは欲張りな人ほど美味しく食べられる

食べることが大好きだ。食べて美味しかった物のことはよく覚えている方だと思う。「美味しかったなあ」という記憶からは味こそ再現されないけれど、当時の感動や心満たされる感覚はいつでも思い起こすことができる。

そういう食の思い出のひとつに、チーズケーキがある。タイトルのとおり、チーズケーキは欲張りな人ほど美味しい思いができるのではないかと思っている。

今日は、そんな思想を抱くきっかけを話したい。

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暮らしの実感はどうやって得るか 「生活」の手触りについて考える

暮らしの実感はどうやって得るか 「生活」の手触りについて考える

12月だ。この時期特有の、年末に向かった加速感。クリスマスとお正月というゴールに向けて、ラストスパートを始めるような気持ちの高まり。それが反映されているような街の雰囲気が好きだ。

気分が浮かれつつある中で、「この数ヶ月、頭に膜が張ったような日が多かったな」とふと思った。クリスマスやお正月といえば家での思い出が多く、そういった暮らしの匂いを感じるのが、えらく久しぶりな気がしたのだ。

思い出すのは

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幕末のラップバトル「富士宮囃子」を浴びる3日間

幕末のラップバトル「富士宮囃子」を浴びる3日間

浅間大社の例大祭でもある秋祭りの3日間、富士宮市には静岡県指定無形民俗文化財に指定されている「富士宮囃子」が鳴り響く。

ふだんは静かな街なので、祭りを知らせる空砲や、太鼓と笛の音が遠くまで聞こえる。

地元、富士宮市のお祭りを久々に見た。浅間大社のまわりの地域は、地区ごとに山車(だし)を持っている。全部で20台以上あるらしい。その山車が浅間大社に参り、街を練り歩き、お囃子を演奏したり、その周りを

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旅する世界を2つ持つ

旅する世界を2つ持つ

こんにちは、こさです。フルリモートの会社でライターとして働きながら、noteではちまちまエッセイを書いています。

わたしは今年の上半期に「アドレスホッパー」をやっていました。家を持たずに旅暮らしをする人のことで、東日本〜九州まで、気ままに移動していました。

反対に下半期は旅暮らしをやめて、実家に居候させてもらいつつ、おとなしく過ごしています。

まがりなりにも旅人として行きた期間があるわたしが

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鎌倉殿の13人のおかげで上総広常の墓までタクシーで行った

鎌倉殿の13人のおかげで上総広常の墓までタクシーで行った

こんにちは、こさです。ADDressという住居サブスクを利用していて、旅する暮らしをしています。いやあ、次の滞在先である一宮B邸の最寄駅が「上総一ノ宮駅」だったのが運の尽きでした。

待って、上総広常ゆかりの地じゃない? 関東圏に長くいるのは久しぶりだったので、数年ぶりに友人と会うことになった。その時は「もう30になるし、アフタンヌーンティーでも決め込んで2/3成人式しちゃう?!」「せっかくだし、

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一面の水田を見ると、なぜかほっとする/旅の風景

一面の水田を見ると、なぜかほっとする/旅の風景

千葉県の海辺にいる。海岸まで自転車を走らせていると、突然一面の田んぼに出会った。海まではあと10分も漕げばつくだろう、ラストスパート。一直線の道路の両側は、水を張った水田だった。こんな海辺でも稲が育つことをはじめて知った。

田んぼをみると、なんだかほっとする。視界いっぱいの田んぼなんて見たら、それは透き通った海や絨毯のような花畑を見つけたのと同じくらいの、感動に近い感情になる。

この自分の習性

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