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わたしたちの暮らしを豊かにする100の提案

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お米、どこで買ってますか?スーパーの次に多い意外な入手経路とは!?

お米、どこで買ってますか?スーパーの次に多い意外な入手経路とは!?

みなさんこんにちは。
写真は「茶飯釡(ちゃはんがま)」
お茶事の一種で、釜でご飯を炊いて、その後にお湯を沸かしてお茶を点てます。

このお釡は、茶飯釡専用の形で、炊いたご飯をつぎやすいように開口部が広くなっている。
「皆口」みなくち(口まわりが胴まわりと同じ寸法)という。
お茶用にお湯を沸かす時は、付け替え用の蓋があり、両方に応用できる優れもの。
お稽古に通う鈴木先生のところで4/13に開かれたお

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お米は誰のもの?(2)売買関係ではなく喜びを分け合う仲間としてつながる

お米は誰のもの?(2)売買関係ではなく喜びを分け合う仲間としてつながる

お米の品切れや品薄の報道。
連日、商品のない空っぽの棚を映し出すテレビを見ていると、メディアによる影響も、消費者の買い込み行動に拍車をかけているように思えます。

米穀安定供給確保支援機構では毎月、消費動向調査を行い、公表しています。
7月までしか出ていませんが。これによると、

スーパーでお米を買う消費者は50%を超え最も多い入手経路です。
そして、次に多いのは、「家族や知人などから無償でもらう

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生物多様性を五感で体験!!ぶどう園の生き物調査ボランティアに参加して、 小さな虫の命に感動したり考えたりした

生物多様性を五感で体験!!ぶどう園の生き物調査ボランティアに参加して、 小さな虫の命に感動したり考えたりした

世界農業遺産に認定されている山梨県、峡東地域へ行ってきました。

9/14〜15、環境NPOアースウォッチジャパンによる果樹園の生き物調査に1泊2日で参加したのです。

JR中央線、山梨の塩山駅に降り立って、車で牛奥みはらしの丘へ。
これが甲府盆地か~!
左側にこんもりと見えるのが塩ノ山、標高556m

世界農業遺産「峡東地域の扇状地に適応した果樹農業システム」、
峡東地域では、ぶどう、桃、スモモ

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お米は誰のもの?!食べる人と作る人の手に取り戻す「石高プロジェクト」

お米は誰のもの?!食べる人と作る人の手に取り戻す「石高プロジェクト」

スーパーなどでお米が品薄となり、ニュースでは米騒動として騒がれています。お米が本当に買いたいのに手に入らない人のためには、短期の解決策が必要ですが、

そうした議論とは別に、いまこの国における(主食だったはずの)米のあり方、価格、仕組みを問い直す長期的な議論も必要だと考えています。

そんな矢先、出会った新しい提案が、西会津町の石高プロジェクト。

特徴の一つは「自分が働いた分だけ、お米がもらえる

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ベランダの白ゴーヤ育ってくれてありがとう~自己肯定感と自分満足度の関係  

ベランダの白ゴーヤ育ってくれてありがとう~自己肯定感と自分満足度の関係  

6/23 日曜日きょうは雨のち曇り。

フィリピン・世界遺産イフガオの棚田ツアーから帰国。留守の間に東京は梅雨入りしたとあって、ベランダ菜園はほどよく成長。
ふとベランダを眺めると、白ゴーヤができてたーー!!
おお!おまえ、育ってくれてたんか~、と思った。
ありがとうと思った。

こっちはちびちびゴーヤ

愛おしい。

毎年、夏の日よけのグリーンカーテンと思って、ゴーヤを育てているけれど、ニガウリ

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なぜ社会は、有機給食を求めるのか

なぜ社会は、有機給食を求めるのか

有機給食、オーガニック給食が注目を集めています。

みなさんは、有機農業と言うと、どんなイメージを持っていますか?
不勉強なわたしは長いこと、有機農業でできた農産物(野菜)は手間がかかるので高くつく。なので、限られた人にしか買うことができない。(自分で作ったりしない限り)

という認識で終わっていました。(恥ずかしながら)

でも、そうじゃない方法があることが、わかったのです。

それが「有機給食

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能登で何が起きているのか。なにが問題なのか。どう進めばいいのか。みんなで考えませんか。

能登で何が起きているのか。なにが問題なのか。どう進めばいいのか。みんなで考えませんか。

5/7(火)から農政ジャーナリスト研究会4回シリーズで
能登半島地震シリーズが始まります
能登半島地震~復興への展望
第1回は「3.11の教訓から能登の復興を考える」
高橋博之さん(雨風太陽 代表)に伺います。

能登半島地震は、人口減少と高齢化が進む農山漁村の課題を改めて浮き彫りにしました。
住民避難の長期化に加え、農地や漁港など生産設備の被害も大きく、農林水産業や伝統産業の再開は厳しい状況です

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「タネの交換会」作業見学会に参加して~タネとは受け継ぎ、託す手紙~

「タネの交換会」作業見学会に参加して~タネとは受け継ぎ、託す手紙~

「誌上タネ交換会」ってなに!?

1940年に創立の老舗出版社「農文協」で、昨日3 月 26 日(水)取材と見学会が開かれ、埼玉の戸田市にある農文協(一般社団法人 農山漁村文化協会)へ行ってきました。

農家を伝えるドキュメンタリー映画「百姓の百の声」(柴田昌平監督)を見て、おもしろそうだなー、「現代農業」の編集部すごいなーと思って、行って見たかったからだ。

農家のための月刊誌『現代農業』では、

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農民詩人,星寛治さんの教え。歩み続けることが大事、たとえ足跡が消えても…

農民詩人,星寛治さんの教え。歩み続けることが大事、たとえ足跡が消えても…

「有機農業」を社会に、地域ぐるみで広める、活動の農家リーダーの草分け的存在であり、農民詩人でもあった星寛治さんが、去年12月、88歳でなくなった。
東京でも偲ぶ会をやろうと有志が集まり、昨日、東京農大で開かれました。

山形県高畠町有機農業提携センターの作付会議に合わせて開かれたらしい。
有機農業研究家の吉田太郎さんに教えて頂き、出席させて頂きました。

星さんといえば、高畠の有機農業のリーダーで

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NHKのアナウンサーはなぜ叫んだのか。そのとき、ことばで命は守れるか。

NHKのアナウンサーはなぜ叫んだのか。そのとき、ことばで命は守れるか。

NHKの女性アナウンサーの声が変わった

元日の夕方、16時10分、突如起こった能登半島の大地震。

NHKのアナウンサーの呼びかけがXで波紋を呼んでいる。

東京の拙宅でも普通じゃない長い揺れが続き、思わずテレビを付けたら、
地震ニュース速報から、津波警報に切り替わり、
たちまちアナウンスが尋常じゃないテンションになった。
逃げてください、いますぐ高いところに逃げてください。
とりわけ、
「東日

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雪の鳴子温泉の上流、お店では販売しないお米!鳴子の米プロジェクトの旅

雪の鳴子温泉の上流、お店では販売しないお米!鳴子の米プロジェクトの旅

雪の鳴子温泉を訪ねてきました。
NPOで運営する「むすびや」

「ゆきむすび」という品種で、もっちもち。
うるち米ともち米の中間の性質をもつ「低アミロース米」。モチモチ感と粘りがあり、冷めても硬くなりにくい特徴があり、おむすびやお弁当に〇適!

お店の中に積み上げられた新米の袋。鳴子の米プロジェクト「ゆきむすび」
こちらのお米は販売していません
なぜならCSAだから。

CSA=コミュニティがサポ

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やる気スイッチドーパミンと「運動脳」と神様のこと。

やる気スイッチドーパミンと「運動脳」と神様のこと。

こんにちは。
ここ数日、なぜかブログの閲覧数が伸びている。

取り立てて情報性のある記事を書いたわけでもないのに、なぜだか理由はわからない。
もともと大きな分母ではないので、たまたま何かが重なって、そういうこともあるのだろう。
それより、閲覧数が伸びたことで、もっとも影響を受けたのは、わたしの内面である。
読んでくれている人がいるんだなと思うと、書く気になるというのが人間というものだ。

「スマホ

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徳島にし阿波の傾斜地農業と、   「そば米雑炊」を今に伝えるご夫婦

徳島にし阿波の傾斜地農業と、   「そば米雑炊」を今に伝えるご夫婦

徳島県つるぎ町。
「にし阿波」と呼ばれる地域は四国の中でもとりわけ急傾斜が多い。

一般には、石積みをしたり、土を積み上げて階段状の「段々畑」にするが、あまりに急傾斜ゆえに、この地域では「土をナナメのまま」作付けする方法が選択されてきた。

「傾斜地農耕システム」と呼ばれ、国連FAOの世界農業遺産に認定された。

日本じゅうの農村を旅して感じるのは、日本人の半分は山岳民族なんじゃないかということだ

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丹波篠山の黒枝豆の収穫に行ってきた!みんなで集まって喜びを分け合おう~  お手伝いボランティア@全農

丹波篠山の黒枝豆の収穫に行ってきた!みんなで集まって喜びを分け合おう~  お手伝いボランティア@全農



丹波篠山の黒枝豆は10月が最盛期ー!毎年、10月5日頃が解禁と決まっていて、今年は10月7日に解禁!
農家にとって、もっとも大忙しの週間の真っ只中。

収穫作業の援農ボランティアの取材に行ってきました!
人手が足りない時だけ労働力となって支援する、手伝いたい人と農家のマッチング事業

「労働力支援」を始めたのは、JA全農兵庫。

一般のバイトだと、面接があったり、スケジュール調整、シフト決めな

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