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詩 コラム 徒然

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2022年10月の記事一覧

日常? 鮎漁師の呟き

日常? 鮎漁師の呟き

1日って….

日付が変わり 起き出す
丑三つ時のドライブ

戻って 猫師匠を宥めながら
眠りに着く

布団の中 あさぼらけの徒然を 描く
卵を2つ茹で よもぎを煎じる

手の平いっぱいの薬達….

天気予報を眺め
川への支度をする。

気温18℃ 水は冷たい
先に居る川漁師の漁法を確認し
いつもの漁場へ

水は やはり冷たい
水位は低い

打てども 打てども
落鮎は 2匹
そんな時は 瀬に居るの

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森へ 落鮎を手土産に 鮎漁師の徒然

森へ 落鮎を手土産に 鮎漁師の徒然

“森へ 来られませんか?”

一通のメールが入っていた。

秋深まる日 
朝 獲った落鮎達を 手に出かけた。

“お久しぶりです 先生”
“先生はやめてください”
“なら 先生さん”
(笑)
そんな会話から始まる

母娘二人 キャンプ場を 自分達の手で
作りたいそんな 御縁が
繋がっていた

”先生 覚えてます僕?“
さらに 御縁が繋がっていた

森に湧く 岩清水で 落鮎達に串を打つ
火を起こして

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“持ってるねー” が合言葉 コルナゴ部長の裏日記 序章

“持ってるねー” が合言葉 コルナゴ部長の裏日記 序章

ギランバレーになってから
とても良く言われる。
きっと 動物として 生きてるから
だと 思う。

友と 旅をしている。

合言葉は “持ってるね〜”

目の前の景色が 美しい

流れに 逆らわず
その場に 呼ばれ
その場の 景色を愉しむ

秒刻みで飛び回っていた頃
“貴方と同じ動き方したら 普通の人は
死んじゃいますって”って 良く言われた。

いま 体力気力は 以前の千分の一にも
満たない

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秋の日の花火 あさぼらけの徒然

秋の日の花火 あさぼらけの徒然

“花火観に 来ませんか?”
“え? こんな 秋に”

夏の花火が 流れて
秋の空に 舞うとの事
出かけた

庭では 火を起こしている
“バーベキュー?”

いえいえ 後のお愉しみらしい
久々に 集う面々
部屋には 懐かしい写真がならぶ

食べて 呑み
色々な 質問をされる。
“ギランバレーは 今目の前でやってる
事 全て 出来なかった”

当たり前が ある日 突然
当たり前で 無くなったと....

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友がやって来る朝に 徒然

友がやって来る朝に 徒然

着ていく服はまだ 決まらない

遥々 友がやって来る

いつもなら 空港で 待っててくれる
今日は 空港で待っている

旅先の宿
大きな大きな楠の木の下
黙々と 庭の手入れをしていた
そんな 姿を眺めながら 珈琲を
飲んでいた

“きっと 合うと思いますよ”

カウンターのお姉さんは お代わりの
珈琲を 淹れながら呟く

もう 何年になるのだろう

海外を一緒に 走ったり
ワイワイ 美味しいお酒を

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旅のエンドロールは 大切に あさぼらけの徒然

旅のエンドロールは 大切に あさぼらけの徒然

“目が覚めて 良かった”

その感覚は 一度死んだ朝から
変わらない。
携帯のアルバムの写真を見返しながら
noteを描く
そんな ここちよいあさぼらけの時を迎える。

旅が重なり 動きが出ると 写真が増える。
そこに 人々との心地よい時が 重なると なお増えていく。

映画館で観た映画 
最初から エンドロールまで泣いていた。
重なり過ぎで 泣き腫らした目で
席を立てなかった。

ヒグマ師匠に 

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川の神さまから…. 鮎漁師の呟き

川の神さまから…. 鮎漁師の呟き

久々に川へ….
そうあれやこれやで久々

いきなり 大鮎…..なんだかとても心地よい
漁場を変えて 打ってみる
バシャン バシャンと….
鱒だー 

大きなヒレピンの鱒

大鮎が 小さく見える

漁師である 

秋鮭は ヒグマ師匠にお任せして….

川の神さまからの……

今宵 美味しくいただこう

平安な暮らしをする縄文人
浦島太郎な浮世雲
鮎漁師

薔薇の咲いた日 徒然に

薔薇の咲いた日 徒然に

映画の開演前 携帯が震える

“11:00前には 電話入れます“
映画が終わったのは 11:00を
遥かに過ぎていた

電話口 大きな大きな声が聞こえる
”昼から 遊びに 寄ろうと思うけど 居る?“

“居ますよ どうぞ”

と言っても 指定の時間までには
一時間ほどしかない.....

座敷を片付け 茶器を見繕い
茶葉を 選ぶ....
煎茶 抹茶 珈琲....

しばらくしたら 白のオープンカー

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山登りに 行きませんか? 信長の居た山へ

山登りに 行きませんか? 信長の居た山へ

ある晴れた日
誘われた…
“信長に逢いに 山登りませんか?”

履き慣れた登山靴に リュックに水
それだけ持って 出かけた

チャート(海洋生物が堆積したガラス質の化石)は とても 硬く揺るがない
きっと 信長は 石の質をみてこの山を
選んだのだろう

選んだルートは リハビリ兼ねて初心者コースだと 思っていたが
ガラガラの チャート山だった
(初心者にしては キツイなって)

ガリレオ先生は お

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あさぼらけの徒然

あさぼらけの徒然

お茶の神さまに 招かれて
いつものように ここに居る
前の日は 徹夜で 窯焚き
昨夜 寝ようとして 床に入るも
寝付けなかった。

何故?

部屋の中は 茶盌で いっぱい
200盌 近くあるのだろう

一盌一盌
一昼夜かけて焼く 
炎のエネルギーが
詰まっている

その中で 爆睡出来るほど
出来上がっては 居ないなって

平安な暮らしをする縄文人
浦島太郎な浮世雲

北の大地を掴む 我が足で…. カムイワッカの滝登り

北の大地を掴む 我が足で…. カムイワッカの滝登り

カムイワッカに向かう
駐車場を出て直ぐ
バスの運転手は 思わず言った。

“右手にヒグマが居ます”

一同 右を観る
車内は騒然となる 

“ヒグマ師匠は 美しい”

ヒグマの居住地に 人が入り込んでいる
のである。

そう カムイワッカの滝も 知床五湖から 送迎バスが出ていた。

バスを待つ間 
エゾジカを 眺めながら エゾジカバーガーを 食べている。
我ながら シュールだなって…

知床五湖か

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あさぼらけの徒然

あさぼらけの徒然

秋になり あさぼらけが 愉しみに
アルバムの写真を観ながらnoteを描く

暑いくらいの昨日
相変わらず川に居る

遅い鮎三昧の昼飯

気がつくと なんやら陽射しが
オレンジ色

車庫の2階に上がり
空を眺める

“美しい”

川の中から 観る景色と
また 違う表情

ほんの少しの時間だけど
焼ける空を眺める 

平安な暮らしをする縄文人
浦島太郎な浮世雲