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#102【役員インタビュー(後編)】これからの人生は与えていける人に。

みなさんこんにちは。
今月は第3・第4金曜日に前後編でお届けしている「インタビューシリーズ」。
2022年12月からお届けしてきた「役員・本部長インタビュー特集」もいよいよラストの記事となりました! 満を持して大トリを飾るのは、タカマツハウス設立メンバーのひとり、金田常務のインタビュー。今回の後編では、滋賀県に家族を残し単身赴任で暮らすプライベートライフについてもお届けします。(前編はこちら


【プロフィール】取締役 常務執行役員 金田 健也(かねだ たつや)

1971年8月9日生まれ、獅子座、O型。京都府出身。新卒で大和ハウス工業に入社し25年間勤務。注文住宅「ジーヴォ」や「ジーヴォシグマ」などの軽量鉄骨造戸建住宅の立ち上げなどを担い、戸建て事業の営業やマーケティングに従事。その手腕を生かすべく、タカマツハウス創業と同時に執行役員に就任。滋賀県に住む奥様と4月から社会人になる長女をはじめお子様4人の5人家族。現在単身赴任中。京都仕込みのユーモアあふれる金田語録にハマる人も続出!?

【性格と好み】金田家流、子供の言葉の変換方法、教えます!
―ご自身をどんな性格だと思いますか?
会社とプライベートだと変わると思います。家のほうが静かですね。思春期の娘たちに「キモい」とディスられていますよ(笑)僕は4人兄弟の長男なのですが、兄弟達も同い年くらいの子供がいて。やっぱりみんな年頃の娘にはキモいと言われるんですよね。なので、金田家流の「キモい」の定義を「実は大好きだけど、ちょっと照れくさい」っていうことにしようと(笑)。だから「パパ、キモい」って言われたら「パパ、大好きだけどちょっと照れくさいって言ってはるで。」って。「何でキモいの?」って聞いたら「存在がキモい」って言われたのですが、これも「存在が、大好きだけどちょっと照れくさいって言うてはるで」って(笑)。最近は、高校3年生の次女に言われるがままに「BeReal」というのを始めてみました。Z世代で流行っているスマホのアプリなんですけど、通知が来たら2分以内に現状の写真を送らないといけないんです。それも送ったら送ったで大概キモいって言われるんですがね。繋がっているのは娘だけです。完全にいじられていますね、娘に(笑)。

―好きな食べ物、苦手な食べ物を教えてください。
苦手なものはないです。アレルギーで「日本そば」が食べられないくらい。好きなのはお寿司ですね。【子持ち昆布】が特に好きです。あったら必ず頼みます。名前が好きなんですよ。子持ち昆布にくっついている卵はニシンの卵らしいのですが、自分の子じゃないのに、自分の子供を産んだみたいな感じの昆布が不憫で。歯ごたえが好きなのですが、かわいそうなのを噛み締めながら食べています(笑)。

お酒は毎日飲みます。家でも大体毎日ちょっと缶ビール1本とか。自分で選べるならビールやハイボールを飲みますが、会食などでは日本酒やワインなどお相手に合わせて何でも飲みます。飲んでもあまり表情にも出ないほうなので、勧められやすいというのもありますが、飲む時はけっこう飲みますね。相手に合わせる主義で、若手社員とテキーラを飲んだこともあります。でもあれはさすがにちょっとしんどかったかな(笑)。

―落ち込んだ時、どうやって立ち直りますか?
落ち込むこと自体があまりないですね。仕事で失敗した時など、その瞬間は落ち込みはしますけど、引きずったりしないタイプです。自分はビジネスサイコパスだと思っています(笑)でも転職を決める前の前職の最後の方は、仕事がうまくいかない最悪な状況だったので、こんな僕でも寝付けない時もありました。それも含め、今は大変なこともありますが毎日が楽しいので、転職してよかったと思っています。だからもうこれは運命だったと思っています。

【休日の過ごし方】今までの感謝を込めて家族孝行

―休日はどのように過ごしていますか?
東京での週末は、1日はゴルフに行ったり、人と会ったり、イベント行ったり外出することが多いですね。もう1日は家のことをしたり、本を読んだり、iPadで楽天マガジンの週刊誌やビジネス誌なども見たりして、ゆっくり過ごします。

本は常に何冊か同時進行で読むスタイルなんです。だから常に何冊か気になった本を積んでいて。最近買ったのは、子育て研究家のボーク重子さんの「非認知能力の育て方」。日経新聞のセミナーでお話されていた子育て論が、社員教育にも役立つかなと思って。学校の成績は認知能力で、決めたことをやりきるとか、仲間をいっぱいつくるとか。そういうのが非認知能力。後者の非認知能力の育て方について書いてある本です。その他にも、マーケティングや広報の本も積んでいます。ジャンル問わず気になった本は何でも読みます。

Netflixも見ますよ。きっかけは、藤原社長に『梨泰院クラス』を観ないと人生の損失! と勧めていただいて(笑)。家族全員が見たので、韓国に家族旅行に行って撮影場所の居酒屋を聖地巡礼しました。最近は、パク・ソジュンが出演している制作費が70億円(税込)かかったと言われている「京城クリーチャー」を観ました。僕的には内容は残念ながらハマらなかったのですが、ハマったと言えば、恋愛リアリティーショーの「あいの里」(笑)!歳を重ねてきた男女の恋愛を超える生き様に号泣しちゃいました。

自宅にはだいたい隔週で帰っているのですが、その時は掃除や洗濯など家のことを手伝っています。前職では仕事ばかりでずっと妻に任せっきりだったので、転職してからはやるように心掛けています。奥さんの指示をもらいながらサポートで料理もするようになりました。COOKPADとか見ながらね。けっこうできるようになりましたよ。
外出は、子供たちが大きくなったので、だいたい奥さんとふたりで行きますね。普段はだいたい奥さんがSNSなどで見つけた場所に行くことが多いです。

―最近のマイブームはありますか?
最近はサウナですね。年末に帰った時に息子に勧められて、一緒に行ったのがきっかけで。リフレッシュできます。でもまだ「整う」という境地まではよくわからなくて。整ってるのかな?くらいです。サウナ仲間募集中です!(笑)

【好きな言葉】プライスレスな経験を与えてあげられる存在に

―好きな言葉や座右の銘はありますか?
好きな言葉は、自分が作った「ビジネスにスピード違反はない」ですね(前編参照)。あとは、リクルート創業者の江副さんの「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ。」という言葉が若い頃からずっと好きで座右の銘です。江副さんが現役時代のリクルートの社是みたいな言葉。自分で行動して、自分でチャンスを作り出して、成長しなさい。という意味ですが、僕は前職で、店長、課長、事業部長、本社でマーケティングなど、割とポジションを与えてもらいました。今思えば、自分で作ればもっと勉強できたかもと思う部分はあります。なので、若いときから好きな言葉ではありましたが、なかなか実践までには至らなくて。社会人になって25年目にして初めて自分で機会を創り、大好きだった会社を離れ転職して。やっぱり自分でアクションを起こすというのは大切なことですね。まだまだこれからですが、成長できたと自分でも思います。

座右の銘とは違うのですが、言葉に想いを乗せるという意味では、大切な人には手紙を書いて伝えるようになりました。前職で僕を大和ハウスの本社に呼んでくれて、マーケティングを教えてくださった渦居さんがグループを退任されたんです。その時に藤原社長と3人で食事させてもらって。大変お世話になった方だったので手紙をお渡ししたら、とても喜んでくださって。やっぱり言葉に想いを乗せるって大事だなと切に思った瞬間でした。タカマツハウスでの事業活動も、誰かに対して伝えたい想いをちゃんと伝えられるようなマーケティングにしたいと改めて思っています。

人生もそう。これまではお金や地位や実績などを獲得する人生でしたが、手に入れたものは、いずれ死んだら全部なくなってしまう。でも経験したことや気持ちを伝えていくことは違います。ずっと残るじゃないですか。だからこれから先は、“獲得よりも与えていく人生”にしていきたいんです。これまで培ってきたノウハウなど僕の持ち得るものを伝えていって、いつか世話になったと思ってくれる人がいてくれたら嬉しいですね。いかに会社に残す、社員に残す、生き方、生き様を残すか。なくならず、受け取る側にずっと残ることを伝えていく。ここから先はそういう人生にしていきたいです。タカマツハウスに来て、僕にとって貴重な実りのある経験させていただいたから、やっとそう思えるようになりました。

そんな中でも、やっぱり仕事。僕はいつまでも勝ち負けにはこだわっていきたいです。でもそれは結果だけでなくて。仲間の大切さや感謝、本気で頑張るからこそ感じ得る喜びや悲しみ、悔しさ。そういうのを感じてほしいから。それはきっと人生で何者にも代えがたいものになるプライスレスです。そういう経験は、人生を豊かにするんですよ。それが僕も最近になってようやく分かってきた。ついこの間までの鬼軍曹だった時は、まだまだ勝ち負けが大事だと思っていたんです。

勝ち負けにこだわるのは、あくまで手段であって目的ではない。という気持ちを持って社員のみんなが頑張ってくれたら、タカマツハウスはもっといい会社に成長できると思う。だから時に厳しく。なぜなら勝負の世界は厳しいから。みんなで最高の“勝ち”と“価値”を取りに行きます!

【まとめ】

何でも笑いに変えて楽しむことができる金田節満載のプライベートにほっこりでしたね。御縁やふれあい、日々の読書などからも多くを学びインプットし、それをしっかりご自身の言葉と行動でアウトプット。仕事や家庭に還元している能力の高さは見習わせていただきたい素晴らしさでした。これまでも金田常務にプライスレスな経験をタカマツハウスでさせてもらった人はたくさんいると思いますが、これからも社員一同で背中を追いかけていきたいです。4月は営業所紹介。どの営業所へ行くか、お楽しみに!

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