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総合商社、外資系アパレルマーケティングを経験し、コンサルティング会社起業|地元に貢献し…

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総合商社、外資系アパレルマーケティングを経験し、コンサルティング会社起業|地元に貢献したいという思いから東京⇆山梨の2拠点生活。デュアルライフを楽しみながら、地域を元気にする活動を行なっています。|中小企業診断士|修士(経営学)MBA|NO SURF NO LIFE!

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  • 気になる業界の最新事情

    月間企業診断に連載中のコラムをまとめていきます。一部掲載内容から最新情報の加筆修正しております。

記事一覧

外食業界の最新事情             テクノロジーで顧客体験を追求するCRISP

 皆さんはクリスプサラダワークスというサラダ専門店をご存じですか?サラダ専門店は、近年増えつつありますが、普及前から牽引しているリーディングカンパニーと言えるで…

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1年前
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介護業界の最新事情「IoTデバイスを活用した尊厳ある介護を目指すトリプル・ダブリュー・ジャパン」

※本記事は月間企業診断2021年6月号への拙稿を基に出版社に許可を得て掲載しております。 ※※つい最近がっちりマンデーにも出てましたね! 1.介護業界の市場動向 厚…

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3年前
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健康食品業界の最新事情 ――ビューティーサプリメントのECサイト「FUJIMI」

※本記事は月間企業診断2020年8月号への拙稿を基に出版社に許可を得て掲載しております。 1.拡大する健康食品市場 各種メディアで,その広告を目にしない日がないほど…

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3年前
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ITを活用したアパレル企業の最新事情

※この記事は月間企業診断2019/10月号より、著者が加筆修正し掲載している記事になります。 1.衣料品の輸入浸透率は98%に迫る勢い 日本繊維輸入組合 がまとめた「2018…

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3年前
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旅館サポーター制度でコロナ危機を乗り越える宿泊業のサポーター制度

「種プロジェクト」が生み出した未来の宿泊代 ※月刊企業診断7月号に掲載の記事となっており、出版元に許可を取って同内容を投稿しています。 1.新型コロナによる宿泊…

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3年前
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J.CREW破綻をきっかけに思うこと

1.好きだったブランドの破綻J.CREWは過去に日本から撤退しましたが、その後のクリエイティブが注目され、日本のメンズアパレル業界がこぞって参考にしたブランドでした。…

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4年前
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今後の動向が気になる「事業承継・M&A業界の最新事情」

1.事業承継を取り巻く環境 中小企業の事業承継が深刻な問題だ。経済産業省と中小企業庁の試算によると、「今後10年の間に、70歳(平均引退年齢)を超える中小企業・小規模…

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4年前
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アパレル業界の最新事情

クラウドファンディングで消費者目線の服づくりを追求 1.アパレル業界の市場動向 矢野経済研究所が公表している「アパレル産業白書2017」によると、2016年の国内アパレ…

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4年前
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消費について真剣に考えてみる

NEWSPICKSで注目のコメントとして頂きました。折角なので、コメントした背景をこちらで記したいと思います。 NEWSPICKSはこちら→ https://newspicks.com/news/4336835?re

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4年前
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しまむらの合理的判断が招いた悲劇?

東洋経済オンラインさんでこのような記事が発表されていました。 しまむら、客離れに歯止めかからない深刻事情利益は下げ止まるも、昨夏から客数減が続く…つづきは下記リン…

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4年前
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外食業界の最新事情             テクノロジーで顧客体験を追求するCRISP

外食業界の最新事情             テクノロジーで顧客体験を追求するCRISP

 皆さんはクリスプサラダワークスというサラダ専門店をご存じですか?サラダ専門店は、近年増えつつありますが、普及前から牽引しているリーディングカンパニーと言えるでしょう。
 私も何度か食べたことがありますが、そのボリュームと食感は本当に癖になり、近くにあれば毎週食べたいと思っています。※23区内の展開中心で、近くに無いのが残念です。。。
今回はそんなクリスプサラダワークスさんについての考察です。

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介護業界の最新事情「IoTデバイスを活用した尊厳ある介護を目指すトリプル・ダブリュー・ジャパン」

介護業界の最新事情「IoTデバイスを活用した尊厳ある介護を目指すトリプル・ダブリュー・ジャパン」

※本記事は月間企業診断2021年6月号への拙稿を基に出版社に許可を得て掲載しております。

※※つい最近がっちりマンデーにも出てましたね!

1.介護業界の市場動向 厚生労働省が公表している介護保険事業状況報告では、65歳以上の第一号被保険者数が2000年4月末2,165万人から2020年4月末3,557万人と1.6倍に増加している。また、要介護(要支援)認定者は、2000年4月末218万人から2

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健康食品業界の最新事情
――ビューティーサプリメントのECサイト「FUJIMI」

健康食品業界の最新事情 ――ビューティーサプリメントのECサイト「FUJIMI」

※本記事は月間企業診断2020年8月号への拙稿を基に出版社に許可を得て掲載しております。

1.拡大する健康食品市場 各種メディアで,その広告を目にしない日がないほど巷間に溢れている健康食品。コラーゲンやポリフェノール,ローヤルゼリー,グルコサミン,乳酸菌など,その機能成分を認知している読者も多いであろう。健康食品市場は,健康寿命の延伸や健康意識の高まりを背景に近年,緩やかに拡大を続けている。
 

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ITを活用したアパレル企業の最新事情

ITを活用したアパレル企業の最新事情

※この記事は月間企業診断2019/10月号より、著者が加筆修正し掲載している記事になります。

1.衣料品の輸入浸透率は98%に迫る勢い 日本繊維輸入組合 がまとめた「2018年の衣類の生産と輸出入の推移」によると、国内に出回る衣料品の輸入割合を表す輸入浸透率 は、1990年代初めには50%ほどであったが2018年には45ポイント以上も上昇し、97.7%と6年連続で過去最高を更新した。
 背景には

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旅館サポーター制度でコロナ危機を乗り越える宿泊業のサポーター制度

旅館サポーター制度でコロナ危機を乗り越える宿泊業のサポーター制度

「種プロジェクト」が生み出した未来の宿泊代

※月刊企業診断7月号に掲載の記事となっており、出版元に許可を取って同内容を投稿しています。

1.新型コロナによる宿泊関連事業者への影響  新型コロナウイルスによる宿泊関連事業者への影響は深刻だ。東京商工リサーチ(TSR) によると、2020年4月の「宿泊業」倒産は25件だった。前年同月2件から23件増(前年同月比1150.0%増)と急増した。宿泊業の

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J.CREW破綻をきっかけに思うこと

J.CREW破綻をきっかけに思うこと

1.好きだったブランドの破綻J.CREWは過去に日本から撤退しましたが、その後のクリエイティブが注目され、日本のメンズアパレル業界がこぞって参考にしたブランドでした。特にNYのトライベッカにLIQUOR STORE がオープンした当時、ファッション業界の人々は、NYに行ったら必ず訪れる場所の一つになっていました。TODD SNYDERがメンズデザイナーとなり、日本のメンズ業界は誰もが影響を受けてい

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今後の動向が気になる「事業承継・M&A業界の最新事情」

今後の動向が気になる「事業承継・M&A業界の最新事情」

1.事業承継を取り巻く環境 中小企業の事業承継が深刻な問題だ。経済産業省と中小企業庁の試算によると、「今後10年の間に、70歳(平均引退年齢)を超える中小企業・小規模事業者の経営者は約245万人となり、うち約半数の127万人(日本企業全体の1/3)が後継者未定」といわれている。「このまま現状を放置すると、中小企業廃業の急増により、2025年頃までの10年間累計で約650万人の雇用、約22兆円のGD

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アパレル業界の最新事情

アパレル業界の最新事情

クラウドファンディングで消費者目線の服づくりを追求

1.アパレル業界の市場動向 矢野経済研究所が公表している「アパレル産業白書2017」によると、2016年の国内アパレル総小売市場規模は前年比98.5%の9兆2,202億円です。品目別では、婦人服・洋品市場が前年比97.8%の5兆7,563億円、紳士服・洋品市場が同99.6%の2兆5,478億円、ベビー・子供服・洋品市場が同99.8%の9,161

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消費について真剣に考えてみる

消費について真剣に考えてみる

NEWSPICKSで注目のコメントとして頂きました。折角なので、コメントした背景をこちらで記したいと思います。
NEWSPICKSはこちら→ https://newspicks.com/news/4336835?ref=search&ref_q=H%26M&ref_t=top

H&MのCEOが、
"「消費をやめよう」と呼びかける気候変動の活動はファッション業界にとって「恐ろしい」脅威"と語ったそ

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しまむらの合理的判断が招いた悲劇?

しまむらの合理的判断が招いた悲劇?

東洋経済オンラインさんでこのような記事が発表されていました。

しまむら、客離れに歯止めかからない深刻事情利益は下げ止まるも、昨夏から客数減が続く…つづきは下記リンクで読んでくださいね。
https://toyokeizai.net/articles/-/306640?page=2

粗利率の改善に着手したところで、顧客減少の真の理由に気づき、抜本的な解決を行なわない限り、すぐに復活は難しそうです

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