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J.CREW破綻をきっかけに思うこと

1.好きだったブランドの破綻

J.CREWは過去に日本から撤退しましたが、その後のクリエイティブが注目され、日本のメンズアパレル業界がこぞって参考にしたブランドでした。特にNYのトライベッカにLIQUOR STORE がオープンした当時、ファッション業界の人々は、NYに行ったら必ず訪れる場所の一つになっていました。TODD SNYDERがメンズデザイナーとなり、日本のメンズ業界は誰もが影響を受けていた当時が懐かしいです。
しかし、トッドが去り、ジェナが去り、ドレクスラーが去り、もう魅力は無くなっていくばかりでした。

そして、LIQUOR STOREも昨年ひっそりと閉店していました。

一時期は大好きなブランドだっただけに残念で仕方ありません。
好きと言えば、つい最近、好きなアメリカ百貨店の一つであった、ニーマンマーカスが破産法を適用しました。

そして、今後もこのようなことは続いていくのでしょう。。。

2.提供できる価値

好きだったブランドやお店が無くなっていくことは、ファンにとって非常に残念です。しかし、コロナの影響以前から、ほころびは至る所にあったので、致し方ないのでしょう。。。

厳しい言い方ですがコロナを契機に、時代に合わない企業の撤退が早まっただけ。つまり、市場から価値を認められなくなったのです。いつの時代も新陳代謝は行われていることと、割り切るしか仕方ありません。

もちろん現在コロナの影響で、本当に必要とされ、人々に愛されているお店やビジネスが今苦境に立たされているのも事実です。そのような事業者様には、なんとしてでも生き残って頂きたいと願うしかありませんし、私としても微力ながら支援活動を行なっています。

しかし、このコロナの影響は、ビジネスモデルを改善し、世の中に提供できる価値とは一体何なのかを考える良いきっかけでもあるのです。テレワークの推進を端に発した、不必要な会議、慣習、支出の見直し、アフターコロナを見据えた新たなビジネスモデルの確立等、経営を刷新するチャンスでもあります。

明けない夜は無い!逆境をプラスに転じさせるポジティブな思考で、考えていきたいものです。

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