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エンプロイヤーブランディング / 企業文化醸成 / PeopleAnalytics /…

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エンプロイヤーブランディング / 企業文化醸成 / PeopleAnalytics / 組織開発 / デザイン思考 / 慶應SFC→ベンチャー→大手メーカー / 育児と仕事の両立模索 / 関心は社会学&生物学 / 組織のジェンダー平等を目指す / CoachEdプログラム修了生

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記事一覧

200日の男性育休で学んだ15のこと

9月から4月の約7か月、200日の男性育休を取得しました。復帰するにあたって、この200日の中での学びを残しておきたいと思います。 前提の整理 これはだれのためのnoteか …

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1年前
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ジェネレーティブAIによって人事の仕事がガラッと変わるかもしれない話

はじめに ジェネレーティブAIの進化によってAIの存在が身近になり、仕事でも頼もしい存在になってきています。非常に便利で、生産性を高めていく使い方ができそうでワクワ…

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1年前
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200日の男性育休での気づき (前編)

私はこの2022年9月下旬から育休にはいりました。予定としては半年と少し。約200日の育休となります。 世の中的に、「男性育休」の言葉をメディアでもよく見かけたりします…

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1年前
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なぜダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)に取り組むのか

多様性推進、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)などなど…。 多様な人々が生き生きと働ける環境づくりが多…

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1年前
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これからの人事

ただいま、パナソニックとnoteのコラボで「この仕事を選んだわけ」の作品を募集していますので、自分なりに考えているこれからの人事に関することをまとめてみました。 「…

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2年前
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ダイバーシティ&インクルージョンとは「空気を読まないこと」

ただいま、パナソニックとnoteのコラボで「あの失敗があったから」の作品を募集していますので、これまでを振り返ってみました。思い出していると、いま取りくんでいるダイ…

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2年前
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"大切にしたいこと"を大切にする

"大切にしたいこと"を大切にすること 人生を生きていくのって難しくないですか? 私は人事という仕事をしてるので、特にキャリアの側面からこのハードモードの状態をみた…

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3年前
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はたらくことは「願うこと」

「はたらくってなんだろう?」 これから社会にでることを考える時、あるいは仕事をしているけど、立ち行かずにもやもやしている時、「はたらくってなんだろう」って悩んで…

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3年前
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コロナ禍のチームマネジメントは「やさしさ」こそが鍵だった

2020年ももうすぐおわり。 はじまるときにはこんな世界になるなんてほとんどの人が想像していなかったコロナがあらゆることに影響を及ぼした1年。 経済活動、社会の常識…

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3年前
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ジェンダー多様性を阻む、職場のバイアス

私はHRとして、「組織をどうしたらより良くしていけるだろうか?」と日々考えながら、試行錯誤しています。 中でも大きな壁となり悩みが尽きないのが「ダイバーシティ&イ…

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3年前
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女性起業家の資金調達が少ない本当の理由

ジェンダーギャップを企業の中でどうつぶしていくのか。そういうことを考えていた時に、こちらのTED Talkをみつけて、なるほどなと思いましたので要点を書いておきます。 …

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4年前
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仕事における「女脳」「男脳」はあるのか?

僕は人事として、マネジメントとして、組織をより良くしていくことを毎日考えています。 特に関心が深い、「組織の中のジェンダーギャップに向き合っていく」上で、どうな…

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4年前
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変化に適応していくブランドがしていること

僕は人事として、マネジメントとして、組織をより良くしていくことを毎日考えています。 人事と言いながら、働く場としてのブランディングがメインです。採用ブランディン…

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4年前
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リモートワーク中のチームマネジメント のコツ 5選

僕は人事として、マネージャとして、チームをより良くしていくことをウンウンうなりながら毎日考えています。 コロナ禍の中、チームをどうより良くしていけばよいのか。 …

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4年前
9

組織に根付く「無意識バイアス」ってどう対処したらよいんだろう?

ダイバーシティ&インクルージョンという言葉は聞いて久しいのですが、なかなか現実世界は、進んでいる実感を持ちにくいなーと感じています。 いったいなんでなんでしょ?…

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4年前
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ダイバーシティが防ぐ危うい意思決定

「短期的な緊急措置のための意思決定」が、その後に長い期間にわたって影響し続けるケースがあることを指摘された篠田さんのnote。 読んでハッとしました。 特殊なケース…

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4年前
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200日の男性育休で学んだ15のこと

200日の男性育休で学んだ15のこと

9月から4月の約7か月、200日の男性育休を取得しました。復帰するにあたって、この200日の中での学びを残しておきたいと思います。

前提の整理

これはだれのためのnoteか
自分自身の備忘ではあるのですが、これから男性育休を考えられている方、そういう方がまわりにいらっしゃる方への助けになればと思ってまとめています。

私の状況
都内に住んでいて夫婦共働き家庭です。両親は住んでいるエリアが離れて

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ジェネレーティブAIによって人事の仕事がガラッと変わるかもしれない話

ジェネレーティブAIによって人事の仕事がガラッと変わるかもしれない話

はじめに

ジェネレーティブAIの進化によってAIの存在が身近になり、仕事でも頼もしい存在になってきています。非常に便利で、生産性を高めていく使い方ができそうでワクワクします。

その一方で、従来の「人事の仕事」をガラッと変えてしまう存在になるようにも感じます。

人事といっても多様な前提がありますので、ここでは特に日系の大企業を主に想定しています。概観の整理と、そのあとでざっくりカテゴリーごとに

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200日の男性育休での気づき (前編)

200日の男性育休での気づき (前編)

私はこの2022年9月下旬から育休にはいりました。予定としては半年と少し。約200日の育休となります。

世の中的に、「男性育休」の言葉をメディアでもよく見かけたりしますが、男性の育休取得率はわずか14%。まだまだ少ないのが実情です。

取得期間も男性は1ヵ月未満が全体の約2/3。
3ヵ月未満が9割です。

そんな中での200日の男性育休なので自分自身の備忘として、またこれから取られる方へのヘルプ

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なぜダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)に取り組むのか

なぜダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)に取り組むのか

多様性推進、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)などなど…。

多様な人々が生き生きと働ける環境づくりが多くの場で進められています。

私自身が多様性の重要性を痛感したのは、環境が変わったタイミングです。ベンチャーから大企業へ。

組織規模は200倍以上、平均年齢も20歳近く異なります。

自分の存在がマジョリティからマイノリティになっ

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これからの人事

これからの人事

ただいま、パナソニックとnoteのコラボで「この仕事を選んだわけ」の作品を募集していますので、自分なりに考えているこれからの人事に関することをまとめてみました。

「会社」とはその会社が目指す世界(ミッションやパーパス、ビジョンで示されるもの)を実現するための装置だと捉えています。

どうやったらその実現可能性を最も高められるのだろうかと考えた末、今の枠組みの中で言えば、それが「人事」の仕事なのだ

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ダイバーシティ&インクルージョンとは「空気を読まないこと」

ダイバーシティ&インクルージョンとは「空気を読まないこと」

ただいま、パナソニックとnoteのコラボで「あの失敗があったから」の作品を募集していますので、これまでを振り返ってみました。思い出していると、いま取りくんでいるダイバーシティ&インクルージョンの活動につながるひとつの原体験でした。

「KYなやつ」
空気を読めない、KYなやつだと、友達から嫌われる。小さいころからそんな風に思っていました。

私は小学生の時はいわゆる優等生的なポジションでした。先生

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"大切にしたいこと"を大切にする

"大切にしたいこと"を大切にする

"大切にしたいこと"を大切にすること

人生を生きていくのって難しくないですか?

私は人事という仕事をしてるので、特にキャリアの側面からこのハードモードの状態をみたり、考えたりしてます。

誰もが1回目の人生で、上手くクリアしていく攻略法なんて分かりませんし、振られてるパラメータ(環境や強みなど)も人によってバラけ過ぎてて、どれが自分にとって参考になるのかも分かりません。

キャリア軸だけでみて

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はたらくことは「願うこと」

「はたらくってなんだろう?」

これから社会にでることを考える時、あるいは仕事をしているけど、立ち行かずにもやもやしている時、「はたらくってなんだろう」って悩んでモンモンとしてしまいませんか?

私は悩みました。

最初に就職をして半年後の23歳。それから転職して1年たった24歳。しばらく順調だったけど、キャリアのトランジションに差し掛かった32歳。そして34歳。

社会にでてから10年とちょっと

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コロナ禍のチームマネジメントは「やさしさ」こそが鍵だった

コロナ禍のチームマネジメントは「やさしさ」こそが鍵だった

2020年ももうすぐおわり。

はじまるときにはこんな世界になるなんてほとんどの人が想像していなかったコロナがあらゆることに影響を及ぼした1年。

経済活動、社会の常識がひっくり返る中で、会社員の自分として、マネージャの役割をもつ人間として、チームのあり方と向き合った1年でもありました。

リモート環境での生産性の議論、リモートでのチームコミュニケーションの議論、リアル/リモートどちらがいいんだと

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ジェンダー多様性を阻む、職場のバイアス

ジェンダー多様性を阻む、職場のバイアス

私はHRとして、「組織をどうしたらより良くしていけるだろうか?」と日々考えながら、試行錯誤しています。

中でも大きな壁となり悩みが尽きないのが「ダイバーシティ&インクルージョン」。

もっとも身近な多様性のひとつである「ジェンダー」。

日本のジェンダーギャップ指数が121位という位置が示す通り、世の中的にも満足いく状態にはまだありません。

日本社会の中において何度も必要性が説かれ、取り組んで

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女性起業家の資金調達が少ない本当の理由

女性起業家の資金調達が少ない本当の理由

ジェンダーギャップを企業の中でどうつぶしていくのか。そういうことを考えていた時に、こちらのTED Talkをみつけて、なるほどなと思いましたので要点を書いておきます。

ジェンダーにより「無意識に変化する質問」で、後の結果が大きく変わる

先に結論を書いておきます。相手のジェンダーによって無意識に質問の仕方が変わり、その質問の仕方が後の意思決定に大きな影響を及ぼすということです。

ジェンダー観点

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仕事における「女脳」「男脳」はあるのか?

仕事における「女脳」「男脳」はあるのか?

僕は人事として、マネジメントとして、組織をより良くしていくことを毎日考えています。

特に関心が深い、「組織の中のジェンダーギャップに向き合っていく」上で、どうなんだろうかと思っていることがあります。それは、仕事をしていく上での考え方や処理能力、仕事の種類での得手不得手に「性差」があるのだろうか?ということです。

「どちらかが優れている」「どちらかがこの仕事には向いている」というような決めつけを

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変化に適応していくブランドがしていること

変化に適応していくブランドがしていること

僕は人事として、マネジメントとして、組織をより良くしていくことを毎日考えています。

人事と言いながら、働く場としてのブランディングがメインです。採用ブランディングや、エンプロイヤーブランディングと呼ばれている領域です。

そんなわけで色々な会社のブランド活動をいつもウォッチしているのですが、このコロナ禍の中でブランディングとして秀逸だなというケースを何社も見てきました。

例えばこんな会社です。

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リモートワーク中のチームマネジメント のコツ 5選

リモートワーク中のチームマネジメント のコツ 5選

僕は人事として、マネージャとして、チームをより良くしていくことをウンウンうなりながら毎日考えています。

コロナ禍の中、チームをどうより良くしていけばよいのか。

リモートワークする時間がそろそろ長くなってきました。僕のチームは3月後半から徐々にシフトしていったので3〜4週間。早い会社であればすでに6〜7週間経ってきているかもしれません。

チームを抱えるマネージャにとって、チームマネジメントがこ

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組織に根付く「無意識バイアス」ってどう対処したらよいんだろう?

組織に根付く「無意識バイアス」ってどう対処したらよいんだろう?

ダイバーシティ&インクルージョンという言葉は聞いて久しいのですが、なかなか現実世界は、進んでいる実感を持ちにくいなーと感じています。

いったいなんでなんでしょ?

なかなか進まない原因として、大きく道をふさいでいるのが「無意識バイアス」です。偏見やイメージで勝手に相手のことを捉えてしまう。こういう背景の人はこういう人のはず、のような決めつけは日常の中でも結構されているものです。

無意識バイアス

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ダイバーシティが防ぐ危うい意思決定

ダイバーシティが防ぐ危うい意思決定

「短期的な緊急措置のための意思決定」が、その後に長い期間にわたって影響し続けるケースがあることを指摘された篠田さんのnote。

読んでハッとしました。

特殊なケースだからと、見逃されがちな瞬間的な意志決定。実はこれから先の未来をつくる不可逆的な変化になるかもしれない。そのリスクを端的に指摘されていたからです。

ビジネスにおける2種類の意思決定

「意思決定」と言われて思い出すのは、意思決定に

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