各務茂雄

日本でDXに挑戦している人へリアルDXの経験を公開 VMware立上げ、マイクロソフト…

各務茂雄

日本でDXに挑戦している人へリアルDXの経験を公開 VMware立上げ、マイクロソフト変革、AWSコンサル立上げ、ドワンゴインフラ改革、KADOKAWAのDX(CIO)、MUFG DXとデータドリブン経営(CDTO補佐)、GovTech東京(CTO)、JTB(CDXO)

記事一覧

利便性かロマンかテスラとポルシェで考える デジタルとアナログの交差点

はじめに2023年2月にテスラモデル3から、ポルシェ911カレラ 4S(997型後期 2012年モデル)に乗り換えた。 デジタルカーとしては最先端のテスラから、スーパーアナログな911(9…

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各務茂雄
1か月前
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何故アジャイルな文化が必要なのか、それはデータドリブン○○をするためである

先日、ガートナーのD&Iサミットにて、プレゼンをさせて頂いた。 https://www.gartner.com/jp/conferences/apac/data-analytics-japan/speakers/featured-speakers/kagami-

各務茂雄
1か月前
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DXの基本ステップ JTCを再考して Update

この記事をUpした背景最近、表題のJTC(Japanese Traditional Company)について何度も考える事があり、これはメモをしておかないと!と考え、本記事としてまとめる。 それ…

各務茂雄
2か月前
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社外コミュニティへの参加はOJT Again

先日、あるデータ系のコミュニティにて、トークセッションを行った。そこで再認識したことはコミュニティの重要性である。 社外でも社内でも、どちらでも良いが、いずれに…

各務茂雄
4か月前
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ランプアッププランは誰のモノ?

最近のいくつかの体験から、ランプアッププラン(中途社員、社内異動者、新卒の配属の際の立上げ支援)は誰のモノ?と強く感じることがあった。 語られているランプアップ…

各務茂雄
4か月前
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働き手予備軍不足。それを解消する可処分時間が生まれにくい理由

4月7日の日経新聞で、働き手予備軍不足が記事になっている。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO79852220W4A400C2EA2000/ いままで、女性の社会進出、定年延長によるベ…

各務茂雄
4か月前
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年齢を重ねても一歩前進できる人になるために

12月2日土曜日にMBAのゴルフコンペに参加し、グロービス、慶應、中央、早稲田のMBA生の多様性の中で、何歳になっても一歩前進できる人であり続けるためにはどうしたよいの…

各務茂雄
8か月前
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iU(情報経営イノベーション専門職大学)准教授としての活動とアウトカム

iU准教授の活動とアウトカムについて一度まとめないといかんと思っており、ようやく色々見えてきたことと、時間ができたためnoteにUpする。 担当領域私が担当するクラスは…

各務茂雄
11か月前
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営業DX!?

なぜ営業について書こうと思ったのか最近、仕事上営業について深く考えるコトが多くなり、それを言語化し今後に活かそうと考えている。 できれば、そのエッセンスを読者に…

各務茂雄
11か月前
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GovTech東京始動

おはようございます。 4月から準備を進めてきたGovTech東京、7月24日にいよいよ始動しました。 ※写真は全体の集合写真から理事陣のスナップを抜粋しました 1位にならない…

各務茂雄
1年前
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生成AI時代の生き方

仕事上生成AIに関わる事が増え、重要な論点を整理していくと、世界はスパイラルで変わっていくのだと痛感する。歴史は繰り返し、ナレッジをどうやって活かすのか、今、また…

各務茂雄
1年前
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普通の経営改革とDXという経営改革の違いを四則演算で説明する

私が起業した、KADOKAWA Connectedの哲学である、「最大公約数」を発明するというキーワードから、DXの本質を紐解くために、DX(D: Digital思考とDigital技術で、X: 現場か…

各務茂雄
1年前
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日系大企業のDXの課題と解決策2023

日系大企業の特徴(全ての企業がそうではない)・良い感じでまとめてくれている人を重宝する。 ・人事制度が原則年功序列。先輩後輩が微妙にあり、個人として客観的に相手…

各務茂雄
1年前
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全社横串DXチームとは、そしてその存在意義とは

全社横串DXチームとは全社横串が重要と良く言われるが、真の全社横串をできる組織は、一般的に経営企画チームとITチームである。 何故そうか、彼らは全社横串で仕組みを作…

各務茂雄
1年前
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論理設計と物理設計の交差点の重要性

私は今、メガバンクで経営改革というDXを推進している。 なかなかnoteをUpする時間を取れないが、日々感じていることをUpしたいと思っていた。 そして先日凄腕経営者がFace…

各務茂雄
1年前
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DXでのインフラ(基盤)的な土台の重要性

昨日、52歳の誕生日を迎え、52歳 Day2にて、改めてインフラや土台の重要性を感じたのでまとめてみようと思う。 ゴルフで77(パープレイで70のコースにて)今日、MBA仲間が…

各務茂雄
1年前
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利便性かロマンかテスラとポルシェで考える デジタルとアナログの交差点

利便性かロマンかテスラとポルシェで考える デジタルとアナログの交差点

はじめに2023年2月にテスラモデル3から、ポルシェ911カレラ 4S(997型後期 2012年モデル)に乗り換えた。
デジタルカーとしては最先端のテスラから、スーパーアナログな911(997)に乗り換えた理由やそれ以後の体験から、デジタルトランスフォーメーションの意義とロマンの大切さを別軸から考えてみようと思う。

テスラモデル3パフォーマンスとは自分が利用していたモデル3はパフォーマンスという

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何故アジャイルな文化が必要なのか、それはデータドリブン○○をするためである

何故アジャイルな文化が必要なのか、それはデータドリブン○○をするためである

先日、ガートナーのD&Iサミットにて、プレゼンをさせて頂いた。

https://www.gartner.com/jp/conferences/apac/data-analytics-japan/speakers/featured-speakers/kagami-shigeo

そして、所属企業にて、DX戦略を立案し、ガチハンズオンで改革を進めている。テーマは、スマートワーク、データドリブンマネジ

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DXの基本ステップ JTCを再考して Update

DXの基本ステップ JTCを再考して Update

この記事をUpした背景最近、表題のJTC(Japanese Traditional Company)について何度も考える事があり、これはメモをしておかないと!と考え、本記事としてまとめる。
それにしても、最も厄介なのは「情報システム部」である

変革をメモレベルで構造化すると、下のピラミッドの図ような感じになるわけだが、法律レベルといえる会社のアーキテクチャを抜本的に変えないといけない中、JTCは

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社外コミュニティへの参加はOJT Again

社外コミュニティへの参加はOJT Again

先日、あるデータ系のコミュニティにて、トークセッションを行った。そこで再認識したことはコミュニティの重要性である。
社外でも社内でも、どちらでも良いが、いずれにしてもそのような場に参加をすることは本当に重要である。
今日はその重要性と、価値観をまとめてみようと思う。

コミュニティへ参加する効果コミュニティへ参加するプラスの効果は以下のものが考えられる。
・知見を得られる
・人的ネットワークができ

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ランプアッププランは誰のモノ?

ランプアッププランは誰のモノ?

最近のいくつかの体験から、ランプアッププラン(中途社員、社内異動者、新卒の配属の際の立上げ支援)は誰のモノ?と強く感じることがあった。
語られているランプアッププランの型は古く、伝統は重視ししつつもプロ人財として登用された場合のランプアップは、当たり前のように当たり前のことを行うべきと再認識をした。

ランプアップは誰のモノ?結論、ランプアップは自分自身のモノである。しかし、それは自分でつくるもの

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働き手予備軍不足。それを解消する可処分時間が生まれにくい理由

働き手予備軍不足。それを解消する可処分時間が生まれにくい理由

4月7日の日経新聞で、働き手予備軍不足が記事になっている。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO79852220W4A400C2EA2000/

いままで、女性の社会進出、定年延長によるベテランの活躍などにより、働き手枯渇の課題に対応をしてきた。
しかし、それもいよいよ限界に近づき、スマートワーク、その本質は可処分時間の創出について本格的に取り組む必要が出て来た

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年齢を重ねても一歩前進できる人になるために

年齢を重ねても一歩前進できる人になるために

12月2日土曜日にMBAのゴルフコンペに参加し、グロービス、慶應、中央、早稲田のMBA生の多様性の中で、何歳になっても一歩前進できる人であり続けるためにはどうしたよいのか、改めて考えた。

そもそも一歩前進できるとは一歩前進するということは、自分が今までやったことがない事に挑戦をすることと定義する。
人は気付かないうちに自分の安全地帯にいつづけ、若いときはリスクを自ら取り一歩前進することをしていた

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iU(情報経営イノベーション専門職大学)准教授としての活動とアウトカム

iU(情報経営イノベーション専門職大学)准教授としての活動とアウトカム

iU准教授の活動とアウトカムについて一度まとめないといかんと思っており、ようやく色々見えてきたことと、時間ができたためnoteにUpする。

担当領域私が担当するクラスはビジネスフィールドリサーチというクラスで、ケーススタディを通じて論理×クリティカル思考を徹底的に鍛える事がポイントである。私の母校であるグロービス経営大学院で行ったケーススタディのクラスの形を大学生にアレンジをした内容である。半期

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営業DX!?

営業DX!?

なぜ営業について書こうと思ったのか最近、仕事上営業について深く考えるコトが多くなり、それを言語化し今後に活かそうと考えている。
できれば、そのエッセンスを読者に共有することにより、営業を生業としている人はさらにGreatな営業に、営業が苦手としている人は営業を理解し、その軸を加えたGreatな人になって欲しいと考えている。

営業について考え学んだ経験私は生粋の営業ではない、エンジニアである。しか

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GovTech東京始動

GovTech東京始動

おはようございます。
4月から準備を進めてきたGovTech東京、7月24日にいよいよ始動しました。
※写真は全体の集合写真から理事陣のスナップを抜粋しました

1位にならないと見えないものがある─日本ならではのDXで世界一を狙う日本ならではのDXを考え、実行をしてきた直近の10年。
楽天で優勝セールのバックエンドを支え、Microsoftで外資系IT企業のTransformationをリード×体

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生成AI時代の生き方

生成AI時代の生き方

仕事上生成AIに関わる事が増え、重要な論点を整理していくと、世界はスパイラルで変わっていくのだと痛感する。歴史は繰り返し、ナレッジをどうやって活かすのか、今、また、問われている。

DXとは、デジタル技術よりも思考が先であると言い続けて来たが、やはり生成AIでも同じ事が言え、何を可視化し、どのように整理するかが肝となる。

ほとんどの領域でコモディティ生成AIがインプリされる汎用的な概念や言葉につ

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普通の経営改革とDXという経営改革の違いを四則演算で説明する

普通の経営改革とDXという経営改革の違いを四則演算で説明する

私が起業した、KADOKAWA Connectedの哲学である、「最大公約数」を発明するというキーワードから、DXの本質を紐解くために、DX(D: Digital思考とDigital技術で、X: 現場からTOPまでEnd To Endの視野で経営改革をする)という難しそうな仕事を、小学生でもわかる四則演算で考えてみる。
KADOKAWA Connectedの哲学
これを読むと、多くの人は、
「自分

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日系大企業のDXの課題と解決策2023

日系大企業のDXの課題と解決策2023

日系大企業の特徴(全ての企業がそうではない)・良い感じでまとめてくれている人を重宝する。
・人事制度が原則年功序列。先輩後輩が微妙にあり、個人として客観的に相手を見ることができない。
・短期的なリスクを取る人はいるが、長期的な地味ながら大きな挑戦に対してリスクを取らない。
・意思決定が遅い。権限委譲ができていない。
・定期的に異動があるため、真のプロが育たないと同時に、組織負債を解決するモチベーシ

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全社横串DXチームとは、そしてその存在意義とは

全社横串DXチームとは全社横串が重要と良く言われるが、真の全社横串をできる組織は、一般的に経営企画チームとITチームである。
何故そうか、彼らは全社横串で仕組みを作り、従業員の仕事の質や量に他の横串チームと比べて、大きな影響を与えるからである。

似たように、横串チームとして、総務、法務、経営管理、リスク管理部門など、他にも存在するが、上記の2部門と比べると、影響範囲が大きく異なる。

そのような

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論理設計と物理設計の交差点の重要性

論理設計と物理設計の交差点の重要性

私は今、メガバンクで経営改革というDXを推進している。
なかなかnoteをUpする時間を取れないが、日々感じていることをUpしたいと思っていた。
そして先日凄腕経営者がFacebookでUpしていた記事などを見て、これだけは書いておこうと思った件をUpしたいと思う。

論理設計ITで仕事をしていると、論理設計と物理設計という事を必ず行う。
データマネジメントでいうと、DFDを作ったりするような作業

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DXでのインフラ(基盤)的な土台の重要性

DXでのインフラ(基盤)的な土台の重要性

昨日、52歳の誕生日を迎え、52歳 Day2にて、改めてインフラや土台の重要性を感じたのでまとめてみようと思う。

ゴルフで77(パープレイで70のコースにて)今日、MBA仲間が参加するコンペにてベスグロを出す事ができた。
48名参加なので、まぁまぁの成果だろうと思う。
そこで重要だとかんじたのは、「ゴルフシューズ」である。
1年間使ってきたシューズが、どうにもへたっているように感じたので、予備に

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