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利便性かロマンかテスラとポルシェで考える デジタルとアナログの交差点

はじめに

2023年2月にテスラモデル3から、ポルシェ911カレラ 4S(997型後期 2012年モデル)に乗り換えた。
デジタルカーとしては最先端のテスラから、スーパーアナログな911(997)に乗り換えた理由やそれ以後の体験から、デジタルトランスフォーメーションの意義とロマンの大切さを別軸から考えてみようと思う。

テスラモデル3パフォーマンスとは

自分が利用していたモデル3はパフォーマンスというモーターが2つついているモデルであった。また、FSD(フルセルフドライブ)を最初から付けていたため、ウィンカーを出すと安全に、自動的に車線変更をしてくれるし、車線を維持する能力は本当に高い。特に高速道路では手は置きながらも、事実上車に運転を安心して任せていられた。
https://www.tesla.com/ja_jp/model3

テスラモデル3を購入した背景

デジタルトランスフォーメーションを推進する企業の社長として、最新の技術を自分で体感していないと良くないと考えたことが切欠であった。
さらに、当時は外環自動車道を使って移動をする機会が多く、オンライン会議に耳だけ参加をしながら移動をしないといけない事もあり、バッテリーが大きく、スピーカーの性能も良く、FSDが使えるテスラモデル3は魅力的であった。
当時は、ホンダレジェンドのLEVEL3の自動運転車を購入することも検討したが、納期の問題で断念した。

テスラモデル3パフォーマンスのインプレッション

充電

まず、自宅に充電設備(ウォールコネクタ)を設置したため、充電に困ったことは一度もなかった。むしろ、ガソリンスタンドへ行く必要がなくなり本当に楽になった。
遠出をした際も、行き先でチャデモで充電できる場所があり、行き先でも困ることがなかった。

走行

パフォーマンスというモデルであったため、加速・減速に不満は無かった。
また、前述の通り、FSD等により、高速での運転は本当に楽であった。
仕事の関係でゴルフに行く際も、ストレスゼロと言えるくらいの状況で移動をすることができた。
また、回生ブレーキの性能がすばらしく、走行中にフットブレーキを踏むことはほぼ無くなり、加減速をしやすくなった。
また、回生ブレーキによりアクセルオフで簡単に停止できるため、交差点での一次停止がやりやすくなり、回生ブレーキが安全に寄与していることを加えたい。

コスパ

圧倒的にコスパが良かった。
当時は細かく計算をしたが、今はそのデータが無いため正確には言えないが、燃費の良いガソリン車比較で、ザッと半分くらいの電費であった。
また、エンジンが無い為、定期点検時の交換パーツはワイパーブレードくらいであった。あとはエアコンフィルターくらいか。
ブレーキパッドはずっと新品のような状態であった。
唯一マイナスがあるとするならば、EVは車重が重いため、タイヤの減りは軽い車に比べて早いような気がする。しかし、車重が重いミニバンと比べれば大差は無いように思う。
最後に、東京都では税金の優遇制度があるため、自動車税が優遇されこれもコスパに寄与していた。

車内の設備

必要な機能はしっかりあり、使い勝手は良かった。
タブレットのようなスクリーンで全てを操作する。
スピードメーターもタブレット内にある。
車のOSやタブレットのソフトウェアのUpdateはWifiや標準装備のLTEを通じて更新される。
また、多くの機能はスマホからコントロールでき、エアコンやシートヒーターなどの事前On、車のカメラを使った警戒状態をOnにすることもインターネット経由でできる。
パフォーマンスのモデルはスピーカーが14個だっただろうか、沢山ついていたため、自分の人生で最高の音楽鑑賞をできる場であった。

故障・サポート体制

原則不満はなく、利便性は高かった。
自分の場合は、初期不良としてサイドウィンドの開け閉めで「キュー」っと音がすることと、テールランプの曇りがあった。
スマホ経由で修理を申し込み、当日は1時間程度で修理完了した。
まぁ、これくらい無いように作って欲しいと思ったが、結果オーライであった。
その後リコールもあったが、対応もスムースに終わった。

そんなに良い感じのテスラモデル3パフォーマンスを何故乗り換えたのか。。。。

乗り換えた理由

便利すぎて、車を運転する楽しみが減ったことと、思い切りアナログに振った場合どのように感じるか体感するために、最もアナログ的な感じを得ながらも、最低限の現代性を持った車としてポルシェ911 997型を選択した。
人間が、スーパーデジタルなモノから、アナログに戻った場合どのように感じるのか実験をしてみた。

乗り換えた結果

充電(給油) ↓
走行 =
コスパ ↓
車内の設備 ↓
故障・サポート体制 =

ということで、走行と故障・サポート体制はほぼ同じ。充電、コスパ、車内の設備については、低下という事となった。さて具体的には。。。

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