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社外コミュニティへの参加はOJT Again

先日、あるデータ系のコミュニティにて、トークセッションを行った。そこで再認識したことはコミュニティの重要性である。
社外でも社内でも、どちらでも良いが、いずれにしてもそのような場に参加をすることは本当に重要である。
今日はその重要性と、価値観をまとめてみようと思う。

コミュニティへ参加する効果

コミュニティへ参加するプラスの効果は以下のものが考えられる。
・知見を得られる
・人的ネットワークができる
・自分らしくいることができる
等々あり、DXを進めるような人にとって、学んだり刺激をしあったり、価値観を共有したり、複眼的に効果がある。
しかし、それ以上にありそうかプラスの効果として
・リスクを最小限にして、Tryをしやすい
ということがありそうである。
特に社外コミュニティに参加をする場合はこの点が際立つ。何故ならば、社内と異なり、立場をあまり意識するしないで済むこと、そして多少の失敗はある程度許容されることである。

社外コミュニティに参加はOJT?

人生で最も大きな転機となった社会人1年目の時に、OJTという枠組で色々チャレンジをできたことを思い出し、何故、DXのように大きな変化がある時に、ミドルの人材にとってのOJTの場所がないのだろうか?と感じた。
社内公募での異動や、兼務などにより、多くの企業において学びを得る機会を得る事はそれなりにできるようになっているが、それはリスクフリーではない。つまり、変化のTry&Errorをできる場が今必要とされているわけである。それは、OJTであり、その場がビジネス系の社外コミュニティである。それが先に進むと、副業になっていったりするのだろう。

コミュニティの経験で社長になった

自分にとってのコミュニティの体験は沢山あるが、Globis経営大学院というコミュニティについて少しふれたい。
2010年、MBAコースに入学し、そのコミュニティを通じて、エンジニアやアーキテクトであった自分は、経営者になることができた。
知識や人的ネットワークができたことは一定の効果があったが、それ以上に重要な事は、コミュニティを通じて、今まで自分がやったことがなかった事にOJT的に沢山チャレンジをできたことである。
具体的には、飲み会の幹事や、勉強会の開催、人と人を繋ぐ活動などである。当時所属をしていたVMwareでは、社歴も長い事などから、チャレンジをしにくい状況であり、Globisのコミュニティは良い場であった。
その結果、自分は本部長、執行役員、自から会社を立ち上げ社長になることができた。今でも、経営者を行いながら、日々、コミュニティを通じてスキルをUpdateしている。

会社とコミュニティの関係の未来

2019年、KADOKAWA Connectedの立上げ時に会社はコミュニティであるため、出入り自由と伝えていた。今でも、自分の組織やチームとはそのような関係性であると考えている。
変化がさらに進んでいる昨今、コミュニティと会社の境界線が徐々に無くなり、企業にとってコミュニティという貴重なクラスターとの付き合い方が重要になってくる。セキュリティガバナンス、ITツール、時間の使い方の考え方、上司の部下への接し方など、沢山考えることがありそう。
今後は、コミュニケーション&コラボレーションをコミュニティと一緒に行いながら、メンバー、いや管理職も報酬面やキャリア面でマイナスを横目でみながらプラスの価値を加えていくのだろうと思う。
いずれにせよ、社内のコミュニティからはみ出る活動へのTryが未来を創ることは間違いなさそうである。

アルムナイコミュニティ

わたしにとってアルムナイコミュニティは以下のようなものがある
用語がわからないものがある点はご容赦願います
・Globis経営大学院 自分にとって最大のアルムナイコミュニティ
・INS-E 同期会とDPT
・Compaq M原組含む
・EMC 外資系IT企業の基盤エンジニアのコア
・VMware 同上+営業人材(今は各社のカンマネ)との関係も
・Rakuten 時々
・Microsoft あちこちで連携
・AWS あちこちで連携 デジ庁とかとも
・Dwango・KADOKAWA 現在所属している人と定期的に会合
・MUFG 現在所属している人と定期的に会合
・GovTech東京 現在所属している人と引き続きAdvisorとして支援
・いくつかのTech Community
・個人で支援をしている A社、B社、C社、D社 など
めちゃくちゃ多い。これらのアルムナイコミュニティが私の今の仕事を支えてくれているのだと痛感する。
困った時には相談に乗ってくれるし。相談に乗られたら原則お応えする。時にキャリアの広がりにつながったりしている。
つまり、自分にとってOJT的にチャレンジをできる場を自分は沢山持っているから強いんだと思う。まぁ、ビジネスの現役の一線から外れたらアルムナイコミュニティの質も少しかわってくるかもしれないけれど、テニス仲間とか、ゴルフ仲間とか、いるからいいか。。とか思う。

コミュニティで活躍できる条件

・コミュニティ内での信頼貯金がある
・自分ブランドがある
この2つが大きい。
もちろん、運営資金の面でお金があると尚良いが、この2つを蓄積できることである。
まずは、コミュニティ内での信頼貯金を貯める付加価値を作り、その付加価値をつかって自分ブランドを作って勝負し、そこで負けた感があっても、さらに付加価値を作ることにTryし、Try&Errorを継続することだろうと思う。これを続けられる能力が、本当に重要である。
さて、みなさんが作り出せる付加価値によって信頼貯金は生まれていますか?それをベースに自分ブランドの旗を立てることができていますか?少しの差であっても、貴方らしさは表現できると自分は思っている。

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