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「いかなる花の咲くやらん」後書きに代えて3
どうでしょう?私の物語の虎女様、十郎様、五郎様は、皆さんに愛して頂けましたか?
手前味噌ですが、私はこの三人が大好きです。
この三人を好きと言って下さる方がいらっしゃるなら、それは執筆と投稿を支えて下さった皆さんのお陰だと思います。
箱根、伊豆等の取材に付き合ってくれた家族や友だち。
城前寺様、孫佛山 観音院様、箱根神社様、高来神社様、延台寺様にはお忙しい中にもかかわらず、色々教えて頂きました。
「いかなる花の咲くやらん」お陰様で最終話まで載せることが出来ました。
毎火曜金曜に投稿しておりましたが、今日は水曜日。今、後書きを書いております。金曜日には間に合うと思います。
宜しくお願いします。
「いかなる花の咲くやらん」第14章第2話 「縁(えにし)」
令和四年(2022年) 平塚
三年の月日がたった。永遠と和香菜は、平塚の白藤稲荷に来ていた。
「今年も、藤の花が咲いたね。すごい良い匂い」
白藤稲荷は今は小さな祠と、畳二畳ほどの藤棚のこじんまりとした社になっている。通りに「虎女の文塚」の看板はあるが、気付く人も少ない。看板にはそれでも、毎年5月になると白い藤が咲く。大ぶりな花びらで、香り高い。
「永遠ちゃん、藤の花って色々花言葉があって、白藤