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「いかなる花の咲くやらん」

いよいよ最終回も間近になりました。が、しかし話しを1つ挿入させて頂きたい。
と、申しますのも「虎御石」が曽我十郎が賊に襲われた時に、身代わりとなったという言い伝えがあります。しかし、自分で曽我物語を読んだ時には見つからず、詳しい事が分からないので話しの中に盛り込むのを断念いたしました。
ところが過日、延台寺様に伺い「虎御石」を拝見いたしましたら、ハッキリと矢と刀の傷が残っておりました。ご住職様の仰るには、穴の大きさと矢の寸法がピッタリだとか。言い伝えの信憑性と、直に見る石のオーラに圧倒され「これは是非、書き足さなくては」と思いました。
今迄、見せて頂けると思わなかったので、いつもガラス越しに布に覆われた「虎御石」をそっと眺めるだけでしたが、思いきって声をおかけして本当に良かったです。石を見るだけではなく、小1時間ほどいろいろお話をして下さいました。ありがとうございました。
というわけで、「虎御石」が十郎様の盾になった話しを追加いたしました。
第7章第3話の「幸せ」の次に第7章第3.1章「十郎襲われる」と第7章第3.2話「身代わり石」です。
次回、次々回で投稿いたしますので、よろしくお願いします。

延台寺様で購入した絵葉書の1枚
歌川豊國作 東海道之内 大磯

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