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取材者の心絵(ココロエ)

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東洋経済オンラインやOCEANS、AlpenGroupMagazine、キングギア などの媒体に寄稿しているスポーツライター、瀬川泰祐が取材・執筆活動の中で、日々感じている取材か…
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2018年10月の記事一覧

秋冬物の商品を店に並べることの重要性

秋冬物の商品を店に並べることの重要性

ファッションショップでは、いま、秋冬物が店頭に並んでいる。

「瀬川さんの記事は、いまの時期に春夏物の商品を店に出そうとしているようなものだ」

これは、少し前に、ある編集者に言われた言葉だ。

たしかに僕の記事は、特定の人たちにしか届かない記事だという自覚はあった。フットサルをはじめとするマイナースポーツを題材にすることが多いのに、それが一部の人にしか届かないのだとすれば、僕は、専門メディアで書

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フェンシング界賞賛記事のウラ側

フェンシング界賞賛記事のウラ側

本日、東洋経済オンラインで、フェンシング協会会長の太田雄貴さんの改革への挑戦を書いた記事が公開された。

これは結果論でしかないのだが、多くの人に記事が届けることができた。社会に一石を投じるという、マスメディアに記事を書くことの役割を果たすことができたのは、僕にとって大きな成果だった。

では、なぜ僕の書いた記事は、ヤフートップに掲載されたのだろうか?

また、なぜ僕の書いた記事は、SNSでバズ

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人を動かすもの

人を動かすもの

「人を動かすのは、モノやおカネではなく、心」

サニーサイドアップの創業者である高橋恵さんの言葉だ。

サニーサイドアップといえば、あの中田英寿や前園真聖、北島康介らのアスリートマネージメントを手掛けていた時期もあり、スポーツビジネス界でその名を知らない人はいない。つい先日には、東証二部上場を果たし、さらに次なる目標へ向かって進んでいる日本No.1のPR会社だ。

高橋さんが42歳の時に創業したこ

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マスメディアで書くということ

マスメディアで書くということ

「あぁ。瀬川さんも、その課題にぶつかりましたか」

僕が、このところずっと感じていたライターとしての課題を話したところ、編集者のAさんはこう言った。

なるほど、いま僕が持っている課題はマスメディアで書く多くの書き手がぶつかる課題なのかと、すぐに悟った。

僕は、せっかく書いた記事は、多くの方々に読んでもらいたいし、次にまた読んでもらうためにも、一人でも多くの人に認められたいと願う。

だけど、い

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ドリブルの入り口とフウガドールすみだの入り口

ドリブルの入り口とフウガドールすみだの入り口

フウガドールすみだというチームの育成コンセプトの一つに「EMOTION」というキーワードがある。

僕はこのコンセプトに惹かれて、息子をフウガドールすみだのスクールに通わせた。

小学校5年生の時に、埼玉のド田舎から、電車を乗り継ぎながら、1時間半近くかけて、週2回もフットサルスクールに通うのを横目で見て、我が子ながら、息子もよく通っているなと思っていた。

当時の息子の課題と、スクールの育成方針

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