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文学フリマ大阪11。
今年の春の文学フリマ東京36には、用意周到に準備したにも拘わらず、直前のコロナ罹患で行けなくなったため、代わりにと言っては何だが、秋の大阪に出ることにした。
出発まで、また何らかのトラブルに巻き込まれるのではないかと、嫌な雰囲気を振り払えなかったのだが、その悪縁のためか、北陸道は工事だらけで遅遅たる速度で車を駆った。しかしながら、なんとか大阪に着き、吹田で降りるといつも通り太陽の塔に御挨拶に行
山山の架け橋展を開いてみて。
個展を開こうと思ったのは、知人の小説家・上田聡子さんの朋友、ロクエヒロアキさんが、福井の書店で開いたという情報を小耳に挟んだからである。去年の夏頃だったか。僕らも、なかなか正当に認められずに口惜しい思いをしているので、少しでも知名度が上がるならと、試みてみた。県内各施設に訊いたところ、一番リーズナブルなのはガラス美術館だと判り、丁度市立図書館と同居しているので、読書好きの人が流れてくる可能性もあ
もっとみる「神懸かった痙攣:大坪命樹の文学論」
たぶん、妻が僕に小説「記号のカクテル」を捧げてくれたから、こんなものを書く羽目になったんだろう。拓磨がほかの文化人と討論して「思索美」という考え方を振り回すのだが、それは僕の考えた言葉なので、一度文学論を書いたらどうか、という話になったのだろう。
僕のような無名のアマチュアが何を言おうが、ほとんどの人は信用しないし軽視するだろうけど、中には先入観を持たずに読んでくれる人もいるかもしれぬと思って