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#コラム

1000万円より20万円をきちっと働かせる金の地頭力

自分でビジネスをやってほんとによかったのは、お金を使う機会をたくさん得た事だと思う。

お金を得る事より、お金を払う事の方がビジネスでは重要だ。

もちろん入ってくるお金を増やすことがビジネスの目的なのだけど、その前にどうしてもお金を支払う必要が出てくるし、そこでどういうふうにお金を動かすのかが何より重要なポイントになってくる。

起業するのに貯金は必要ないというのが私の持論。
貯金するよりクレジ

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センスの正体=成功体験×〇〇の方程式。

センスの正体=成功体験×〇〇の方程式。

先日こんなツイートをしたら、思った以上に反響があったのが嬉しかった。

普段写真を撮る時に、意識しているのはこの3つ。中でも一番大事だと思うのは、自分の中の成功パターンを作ること。写真を撮れば撮るほど、加工すればするほど、撮り方や加工の仕方のベストが見えてきて、理想の仕上がりに近づく気がしてる。

センスがすべてと思われがちな写真ですが、センスで成功するのはほんの一握り。「センスがある」とか「才能

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誰だって、みんな「未経験者」だった。

誰だって、みんな「未経験者」だった。

 ツイッターでお互いにフォローしあっていた放送作家のアサダアツシさんから昨年末に「お会いしましょう」と仰っていただき、今日、渋谷の喫茶店でお話させていただいた。

 アサダさんは「ウゴウゴルーガ」や「エンタの神様」「笑点」など、数々の人気番組の放送作家を務め、「中学生日記」「世にも奇妙な物語」などドラマの脚本やマンガの原作や編集、演劇のプロデュースなどマルチに活躍されている方だ。

 アサダさんが

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ビジネスとデザインの間にある"分断"へ挑むこと

ビジネスとデザインの間にある"分断"へ挑むこと

「デザイナーは稼げない」

業界の第一線で活躍するデザインファームの代表も皆口をそろえる。

僕自身、取材を重ねる中で同じ話を幾多も聞いてきたし、さまざまな媒体でも度々語られている。(稼げないというと語弊があるかもしれないが、少なくとも業界全体で給与レンジが低く、市場規模が小さい)

これにはさまざまな理由が考えられるし、解決しなければいけない課題は数多存在する。

そのなかで、僕は「

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トウキョウ・コンプレックス

トウキョウ・コンプレックス

東京に馴染めなかった。正直、今もあんまり好きじゃない。大学入学を機に上京した(とはいっても湘南だけど)私は、結局就職とともに地元の京都に戻ってきてしまったくらい東京に馴染めなかった。ずっと憧れてたのに。

満員電車、人混み、高層ビル。圧倒的スーツ率。

就職活動中、ゴキブリみたいなスーツを着て毎日のように東京に通いながら、不合格通知とか、ちょっとした圧迫面接とか、電車を間違えるとか、新橋駅近くで3

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きみも【卒業】してしまうのか

きみも【卒業】してしまうのか

通り沿いの雑多な居酒屋で、夜風に吹かれながら飲むハイボールは最高だ。

「きみがいつまでも若くて安心した」

ジョッキに入った氷を鳴らしながら、友人は言う。同い年の彼とは23歳の時に森美術館で出逢った。意気投合して小松(およそ六本木にあるとは思えない大衆的な居酒屋)で飲んだのを覚えている。

当時、彼はM1、私は社会人1年生だった。理系と文系、業界も立場も違う。それでも、お互いに好きなものは

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限界の足音

「Twitterのフォロワーがひとり減って、あれ、と思ったらインスタもひとり減ってて、2日前のLINEも既読にならなくて、あ、切られたって思ったの」
アイスココアをストローでぐるぐるとかき混ぜながら彼女は言う。「切られた」と私がつぶやくと、「うん。音信不通」と射抜くような目でこちらを見た。

よく陽の当たるテラス席だった。友人は彼氏が1年間の交際のなかで一度も怒ったことのない温厚な人だったこと、学

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お洒落な女性には「自分をしっかりと持った強さ」を感じる、と、野宮真貴さんの『赤い口紅があればいい』

とあるよく行くお店のレジをやっている女性で、すごく整った綺麗な顔をしている人がいるんです。でも、その女性、例えば眉毛もそろえてない感じで、全然ノーメイクで、とにかく「自分を魅力的に見せよう」って思ってなさそうなんです。

まあもちろん彼女には彼女の生き方があるわけで、通りすがりの僕がとやかく言うことでもないのですが、「もったいないなあ」っていつもいつも思うわけです。

女性って本当に「見せ方」なん

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泣けるほど幸せな3ヶ月間。私この為に生きてきたって胸張って言える。

泣けるほど幸せな3ヶ月間。私この為に生きてきたって胸張って言える。

楽しかった。幸せだった。毎日泣きそうに美しかった。頭の中で30年間、いやそれは言いすぎかもしれない、けれどずっとずっと描いていた世界の夢に、私は一歩も二歩も近付いて、毎日まいにち、今日もありがとうって思いながら過ごしてた。

海の向こうにどんな景色があるか知りたかった。夏のクロアチアの海は、夏の北欧は、曇った日のロンドンは、原チャリで駆け抜けるミャンマーの遺跡と土の色は。

旅をするために生きてき

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「きみはそのままでいいんだよ」の真意

「きみはそのままでいいんだよ」の真意

「きみはそのままでいいんだよ」

言われたことがある人は結構いる気がする。この言葉は自己肯定感が低い人、もっと言うと、こじらせている人に向けられることが多い。言われた本人は「このままじゃダメなのに、変わりたいのに」と思う。

私自身、20歳を過ぎたころからよく言われてきた。そのたびに「どうしてそんなこと言うの?」と苦虫を噛み潰したような顔をした。

そのままでいい――当時の私には、成長しようと

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「現実を見ろ」という言葉の意味が変わる時。

「現実を見ろ」という言葉の意味が変わる時。

ねぇお父さん、留学に行きたいの。
ねぇ旦那さん、海外旅行に行きたいの。

あぁもう働きたくない。
もう辞めたい。

負の感情であれプラスの感情であれ、何か新しいことを望むときに、いつもどこかしらで出会ってきた「現実を見なさい」という言葉。

仕事はどうするの。お金はどうするの。家族との暮らしは、ほかの「現実的な」諸々のことは。

たしかにそうね……私はとても夢見がちなのかもしれない、と諦めてきたい

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「これだからゆとりは」で死ぬ場合もある

「これだからゆとりは」で死ぬ場合もある

毎日テレビで見ていたアナウンサーが突然姿を消した。原因は「適応障害」。そんなニュースが頭にべっとりと張りついた。

私も「適応障害」だったからだ。

ときに、「新型うつ」と間違われるこの病気は、単なる「甘え」と批判されたり、私の世代だと「これだからゆとりは」で片付けられること多い。もちろん、そう見えるのも理解できる。しかし、このような揶揄が当事者を追いつめていくこともあるのだ。もしかしたら、あなた

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