Yuki.H/outocafe

嘔吐バックス珈琲と呼ばれています。消滅可能性都市での暮らしと、言いたい事も言えないこんな世の中はなんてどうだっていいじゃんそんな事を書き綴っています。普段は映像作家でCGクリエイタでVJです。

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最近の記事

都市の輪廻

元気が出そうだけどちょっと歯がゆい盛岡、宮沢賢治を推しすぎて食傷気味の花巻、そういえば津波があって大変だったけどもう復興したんでしょ?の陸前高田。 他県からすれば岩手県に対するイメージはそんなものなんじゃないだろうか。 4月某日、そんな奥地オブ奥地、遠野市への潜伏と視察の記録。 ▼偉人からの解縛 昔々から宮沢賢治と石川啄木におんぶに抱っこしているという悲しき現状がある。 偉人を消費するのではなく、この地からそれを超える人材をどう生み出すかの方が重要じゃなのか。とブツ

    • 膿と毒薬

      「願い事を何でも叶えてくれる魔法の杖も、そこに行けばどんな願いも叶うガンダーラもない」 当たり前といえば当たり前だけど、なかなかどうしてそう思えないのが世の常。 こうすれば絶対に勝てる。この銘柄は上がる。未来はこうなる。どうもインフルエンサに粘着しては養分にされていってる亡者を見ていると、絶対的な正解を求めているように見える。 答えなんてものはないし、そもそも問題からして自分で探して設定する。自分で設定した問題に、これが答えだと言い切る為にあーだこーだとウダウダするのが

      • コンプレックスと国士無双

        コンプレックスは武器になる。それも物凄い破壊力で。 でも鋭利な刃物系なので刃の方を持たないように、ちゃんと柄の方を持つように注意。だいたいの人は刃の方を持って手が血だらけになっている。 小学生でモテるのは足が速くて勉強ができて生まれ持った人相が時代に合致しているフルスタック人材にだけ許された特権になる。 どれか一つでも欠けた者には生きる資格すら与えられず、脱出不可能なスクールカーストの下位に甘んじるしかなくなる。 かなり初期パラメータ依存のゲーム。ちゃんと出荷前にテス

        • 悔しい読書

          本の世界(沼とも言う)に片足を踏み入れた思い出を語る。きっかけは退屈に殺されそうだった頭の悪い高校生の頃だった。 実家にある蔵書は「特攻の拓」「カメレオン」「湘南純愛組」、唯一活字らしい活字だったのは「週刊現代」くらいだったと記憶している。活字なんてものはゲームの説明書と漫画の後書きでしか読んだ覚えがない。 そんな環境で知識を得る事は魔界村をノーダメージでクリアするくらいには難しく、もちろん絶望的に活字は理解できなかった。 古典の授業は、じっと椅子に座りただひたすら時計

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        • ググッときた記事メモ
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        • ヤベー記事メモ。
          1本
        • ちゃんと正座して読む。
          4本

        記事

          歩幅と太陽

          ローカルファイナンスラボ、3月の月間MVPに選出頂きました。ありがとうございます。 「絶対にみんなの役に立つんだ!」と気合いを入れていたわけでもなく、むしろ「やべぇ、すげー人いっぱいいる、その中にいれば背伸びしてガッツ出るか、ぐへへ」と思っていたので若干驚きつつも、これが「自分を仕事にする生き方」かと腑に落ちました。 価値を生み出すものは、別に血の滲むような努力に裏付けられた才能に限らない。誰だってひとつくらい才能だと気がつかないレベルで呼吸するようにしている事がある。

          歩幅と太陽

          PDCAクルクル教へようこそ

          「あーもう、なんでいつもこうなんだよ!Fxxk!!」 とイライラしているくらいならまだ救いがある。 「やっぱりついてない、、、この星巡り、不幸の星の元に生まれてきてしまったんだ、、、、あ、さっきもいた人、、、またいる、、どうせ私を醜いと思っているのだろう、そうなんだ、昔からそうなんだ、なんとも恥の多い人生だった」 と明治時代の小説みたくグルグルしはじめたら少しアブナイ。 努力の割には成果が上がらない人もいる。 たいした事をしていないようでもものすごい成果を上げているよ

          PDCAクルクル教へようこそ

          半島を渡れよ 三浦から房総へ

          東京湾の向こう側、夜明けは朝日、暗くなれば夜景にと毎日遠くから眺めてる房総半島、金谷まるもに行く。 フリーランスの聖地としても名高く、移住するときの候補地でもあったりと前から気にはなっていた。 金谷BASEが終わった後なんて大した事ないだろ、と仮想敵国に油断していた事を猛烈に後悔してしまうほどにそこは希望の国のようだった。 百聞は一見にしかずとはまさにこれ。 ▼荒野にぶち込んだ熱量 興味の無い人からすれば、地方なんて中身の無いなんとなく作ったゆるキャラで、なんとなくの

          半島を渡れよ 三浦から房総へ

          あの頃僕らはアホでした

          アホな子供に教える話がちらほら見える。 かくいう自分も中学1年でいきなり勉強ができなくなったアホなタイプでもある。 国語がダメだった。 いきなり文章が難しくなった、何を書いているのかさっぱりわからなかった。 数学がダメだった。xとかyとかマジで意味がわからなかった。 理科がダメだった。 星の名前も地層の名前も電池の中身も覚えられなかった。 社会がダメだった。 みんな漢字ばかりで頭に入ってこなかった。モノクロの地図を見てもどこが海だかわからなかった。 英語がダメだっ

          あの頃僕らはアホでした

          24hr>365days?

          人類にとってまたひとつ追加された忘れてはいけない日の3月11日。 7年目の昼下がり、ツイッタのタイムラインは「黙祷」で埋まった。 こんなときに何て言えばいいんだろう。何を思えばいいんだろう。 記念日に一切興味が無い。 祈るだけなら誰でもできるしいつでもできる。別にその日だけじゃなくてもいいし気がついたときでいい。もちろん毎日でもいい。 ただそうやって日程を決めて足並みを揃えておかないと忘れてしまう人がいるというだけでもある。 薄情なのだろうか。 思いがあるならば

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          地方創生ごゆるりと

          「備中備後ジャパンデニムプロジェクト」ワークショップとトークイベントへ。 「地方に必要なのはほころびと破綻」 「野菜が美味しい、空気が良い、人が暖かい、そんな言葉の安売りはいらない」 序盤からパワーワードが炸裂する中、様々な熱き思いや地方創生への思いに触れ、自分なりの地方創生感をまとめた。 躁病の東京とうつ状態の地方、そんな単純な二分論で片すにはちと惜しい。 ▼元気な地方とは何か。 別に無理して名産で盛り上げなくてもいい。 例えば盛岡。 じゃじゃ麺、冷麺の名店に

          地方創生ごゆるりと

          ブロックチェーンネイティブに抹殺されるのは誰か

          「やがてくるデジタルネイチャー、あらゆる情報はコードとして記述され、あらゆる富は再分配される、デジタルなものももアナログものも区別がつかない世界でどう生きるか。」というのは人間性捧げ系の第一人者の言葉。 この話を最初に聞いたのは2015年の事だった。まだ世界にはポケモンGOによる拡張現実も実装されておらず、マッドマックス怒りのデスロードで熱狂し、iPhoneは6Sで随分薄くて大きいと文句を言い、iPad proって何だよとか文句を言っていた頃の話になる。 完全に目がイって

          ブロックチェーンネイティブに抹殺されるのは誰か

          ただの歌詞じゃねえか、そんなもん

          「うわ、気持ち悪っ、、、」 最近よく燃えた童謡の歌詞を読んで、猛烈な不快感を覚えた。 好きか嫌いかで言ったら間違いなく嫌いだ。 と、同時にここまで人の感情を揺さぶるこういう音楽を待ってた、と嬉しさもあった。 これだよ、これ。 聴いてて猛烈にテンション上がったり、ムカついたり、こういうのがいいんだよ。 そもそも同じ歌詞を聞いて、みんながそれに共感している世の中の方が怖い。星新一のショートストーリじゃないんだから。 みんな日本再興戦略、発売日に買って読んだんだろ。これ

          ただの歌詞じゃねえか、そんなもん

          君は変わっちまった

          臨機応変は初志貫徹の対極ではなくその一部として存在している。 なんだかノルウェイの森の科白みたいだけどもそんな気がしている。 「すごいね、前からずっと言っているよね」 となるか「え、まだやってるの、いいかげん現実みたら」の違いは何かと考える。 これは似ているようで全然違う。 聖飢魔IIのファンと聖飢魔IIの信者くらい全然違う。 初志貫徹というのは志を最後まで貫く事とある。 貫くと言っも玉砕覚悟で特攻する事ではない。 もちろん10回でできなかったら100回、

          君は変わっちまった

          破滅に向かわせる純愛ファシズム

          さすがに加熱しすぎる不倫報道にちょっとドン引きしてしている。 サルモネラ菌じゃないんだから、気に食わないからと言って加熱したところでどうにもならんだろう。 ここに感じる違和感、なんだろうと思ったら大きくふたつ。 そもそも誰と誰が一緒に過ごそうと一夜を過ごそうとちょめちょめしようとどうでも良い話じゃないか。議論が白熱した挙句に夜を徹して日付変更線とか円周率とか独占禁止法とかにジュラ紀とかセネガル国歌とか1987年の11月8日について熱く語りあっているかもしれないじゃないか

          破滅に向かわせる純愛ファシズム

          小旅行で脳みそをシェイクする

          硬直していた思考をほぐすのに旅行がよく効いた。 旅行は選択の連続になる。 いきあたりばったりになると、だいたい上手くいかない。とりあえず行ってみれば何とかなるんじゃね、でだいたい何とかならない。 計画を立てるのが苦手だった。現場力という魔法の言葉で誤魔化していた。 何時の電車に乗って、ここからはどう乗り換えて、どこに行って、どこで食事して、どこに泊まるか。当たり前といえば当たり前だけど、ちゃんと考えないとせっかく休日が全財産ぶち込んだFXのロスカットみたいに溶けてしま

          小旅行で脳みそをシェイクする

          (x,y,z)=(0,0,0) 一年を計する

          大晦日と元旦。たった1日の日付で街の景色が全然違う。 例え世界が滅びようとも今日のうちに大掃除を終わらそうとする住宅街に充満する殺気とか、残り数時間しかない寿命の2017年を意地でも楽しもうとするハイテンションなから騒ぎも何もかも綺麗さっぱり忘れて、これから自分に起こりうる全てを悟った捕虜みたく穏やかな空気になっている。 一年で数日だけ東京の空が澄みきる日が訪れた。 これもあと何日かすれば、また何事もなかったかのようにゾンビが街を占拠し、デフレ居酒屋で日々の疲れをアルコ

          (x,y,z)=(0,0,0) 一年を計する