膿と毒薬
「願い事を何でも叶えてくれる魔法の杖も、そこに行けばどんな願いも叶うガンダーラもない」
当たり前といえば当たり前だけど、なかなかどうしてそう思えないのが世の常。
こうすれば絶対に勝てる。この銘柄は上がる。未来はこうなる。どうもインフルエンサに粘着しては養分にされていってる亡者を見ていると、絶対的な正解を求めているように見える。
答えなんてものはないし、そもそも問題からして自分で探して設定する。自分で設定した問題に、これが答えだと言い切る為にあーだこーだとウダウダするのが楽しい。
価値観を自分の外に持つから色々とメンドくさくなる。逆に言えば「誰が何て言おうと、自分はこう思う」それさえ持っていれば、だいたいの事は何とかなる。
7つの習慣に「自分ごととして考える」というのがある。
つい混同しがちなのが「自分を責める」と間違ってしまう事でもある。これは自己嫌悪の素になる。混ぜるな危険、マジ危険。
自己嫌悪とは最も醜悪なナルシズムでもある。
大丈夫、思っている以上に普通に生きるのは大変だ。
生物の教科書ではグルコースが二分子のピルビン酸に、、、とか一行で書かれているが、実際は相当に複雑な事をしている。何を言っているかわからねーかもしれねーが、コイツのせいで生化学の試験を落として留年しそうになったんだ。間違いない。
え、わかりにくいって。
結構大変な事を普通にしているんですって事を言いたかったんだよ(おっと興奮のあまり口語体に)。
閑話休題。
自分ごととして考えるから次にどの手を打つか思考できる。
いつまでたってもビリヤードでショットを決められないのは、店が傾いているからだとか、玉に磁石が入って中で人が動かしているとか陰謀論を言いたいところでもある。多分これが上達しない一番の原因だと思うから、真面目に考えるようにした。
壁にぶち当たるというのは、後から思い出すと次に進む為の扉だったというオチが多い。
しかもなかなか頑固で押してダメならヒートアップすると玉砕する。
引いたり叩いたりガチャガチャやっていると、アレっていうところで開く。まあ、案外カギをポケットに入れていたのを忘れていただけだった、ということが多い。
魔法の杖あってもろくなものに使わない。
どうせ2015年に戻って草コインだった頃のビットコイン買うとか、そんなんにしか使わない自信がある。
しゃあない、コツコツやるか。
堪忍して習慣という化け物を味方につけることにしている。
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