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歩幅と太陽

ローカルファイナンスラボ、3月の月間MVPに選出頂きました。ありがとうございます。

「絶対にみんなの役に立つんだ!」と気合いを入れていたわけでもなく、むしろ「やべぇ、すげー人いっぱいいる、その中にいれば背伸びしてガッツ出るか、ぐへへ」と思っていたので若干驚きつつも、これが「自分を仕事にする生き方」かと腑に落ちました。

価値を生み出すものは、別に血の滲むような努力に裏付けられた才能に限らない。誰だってひとつくらい才能だと気がつかないレベルで呼吸するようにしている事がある。

それを欲している人はいくらでもいて、けれどなかなか気づけない人が多いだけでもある。

就職活動でよくある自己理解の必要なんて別に必要なくて、その人の特性は周りが見つけてる。

確かにその通りなのを実感した。

飼われ方改革をオブラートに包んだだけの働き方改革よりも、消耗しないでナチュラルにできることで稼ぐ方が人生建てのコスパが良い。

自分を仕事にする方法は見つけようと思うとなかなか見つからないけど、発信し続ける事で誰かが見つけてくれる。

なかなか良いイメージで使われない他力という言葉だけど、きっと「他力」の本質はここにある。

村上春樹のねじまき鳥クロニクル、第三部ででこんな科白が出てくる。

「どんな憎しみが一番強いとあなたは思いますか?それはね、自分が激しく渇望しながら手に入れられないでいるものを、苦もなくひょいと手に入れている人間を目にするときですよ。」

ここ10数年で世界が大きく変わった。

人の間で「人間」と書く。人の間、つまり人間はインターネットに置き換わり世界を繋ぎ、それまで断絶されていた価値の交換が容易になった。

憎しみにしか昇華されなかった渇望が、ぐるっと回って優しさになった。

誰かの優しさは高度に発達した無線網を通して世界を周り、摩擦から生まれた価値が富を増やす事もできるようになった。

インターネットとSNSは二分間憎悪にもなるけれど、夢を叶える事もできる。

優しいインターネットはこんなところにもあった。

変に意識してバイアスかかるとずっこけるんで、忘却の為ここに記しておく。

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#エッセイ #コラム #価値観 #生き方

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