紫キャベツさん

1990年代に米国で異文化コミュニケーションを学び、米国に本部を置くグローバル展開をす…

紫キャベツさん

1990年代に米国で異文化コミュニケーションを学び、米国に本部を置くグローバル展開をするキリスト教団体の日本事務所代表として25年間働きました。世界で1千万人以上が利用しているデボーションガイドの日本語版の監訳者をしています。

記事一覧

301回目の入稿

今月も無事に入稿ができました。キリスト教界には「デボーション」または「沈思の時」などと呼ばれる習慣があります。毎日、数分でも聖書の言葉を読んで、自分の立ち位置に…

知りたい!

「わたしにはもう10数年、考え続けてきたことがあります。 日本の〇〇には問題があることはきっと多くの人が認めることだと思います。けれど、それを言語化できるかといえ…

告白

どんな分野にいても、責任の伴う仕事をしていると、自分の手に余るという状況に陥ることがあだろう。一時の難局という場合もあるし、自分の力の及ばない根本的な問題のため…

恋愛観の変遷

早稲田大学教授の岡室美奈子さんという方が、昨日のNHK番組「あさイチ」で、テレビドラマに見る日本の恋愛観の変遷について解説なさっていて、興味を引かれました。大まか…

笑顔の思い出

夕方、近所の青年とエレベーターで鉢合わせになりました。彼はダウン症で会う人すべてに挨拶を欠かさない好青年です。その時、昔の記憶がよみがえりました。 私はとあるホ…

メルカリに出品する人

メルカリに出品する50代や60代の人の割合が増えているというバラエティー番組を見ました。私(60代)もいつか不用品の整理にメルカリを使ってみようかなあと思っているので…

仕事がくれるインスピレーション

聖書を読む会に参加しました。今日、取り上げた箇所は、ルカによる福音書7章1節から17節。物語を要約すると次のようになります。エルサレムを統治していたローマ帝国の百人…

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私の物語(留学編)

フラー神学大学院に行った一番の収穫は、自分の鎧を脱げたことです。 世界観と価値観が大きく変わりました。文化人類学、異文化コミュニケーション、カウンセリング、宣教…

私の物語(自分探し編)

私の人生のテーマをひと言でいうなら「独立独歩、自分を信じる」ということです。 私は父方の家族の影響と小中高と転校を繰り返し、常に環境に順応することを求められた反…

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アイデンティティ

LinkedInで「Atsuko Tai さん、ご意見ございますでしょうか?」と、名指しで質問してくださった方がありました。とても光栄です。英国のビジネススクールで学んでおられる…

水原一平氏の報道を見て思うこと

水原一平氏の詐欺事件は、その莫大な金額や違法賭博とか、一般人の生活からはかけ離れていて、私にとっては世間を騒がすスキャンダルに過ぎないけれども、ソロモン王の「箴…

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教会には居場所がないというあなたに

教会に居場所がないと感じるあなたに 私は伝えたい 自分を責めなくてもいいと 教会には必ず平安があると教えられていても、 他の人が「私は辛い時に教会に支えられた」…

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Noteを始める

いつか書こうと思っていた。頭の中に浮かんでは消えていくこと、自分に向けて語るひとりごと、「ああ、そうだったんだ」と納得したこと、祈りのことばなどを、書いておかな…

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301回目の入稿

301回目の入稿

今月も無事に入稿ができました。キリスト教界には「デボーション」または「沈思の時」などと呼ばれる習慣があります。毎日、数分でも聖書の言葉を読んで、自分の立ち位置に照らして何かを感じ、神と共に歩みましょう、みたいなことです。そして、そのための手伝いをする月刊誌や本など(「デボーション・ガイド」といいます)が発行されています。私が今日、納品したのは、2024年12月分のデボーション・ガイドの翻訳原稿です

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知りたい!

知りたい!

「わたしにはもう10数年、考え続けてきたことがあります。

日本の〇〇には問題があることはきっと多くの人が認めることだと思います。けれど、それを言語化できるかといえば、なかなか難しいはずです。

そんなことを考えた上で、わたしは一当事者として、〇〇について研究し、考え続けてきたことを、できればその情報を欲している方に直接お渡ししたいと考え動き出しました。」

先日、お会いした、ある社会起業家の方が

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告白

告白

どんな分野にいても、責任の伴う仕事をしていると、自分の手に余るという状況に陥ることがあだろう。一時の難局という場合もあるし、自分の力の及ばない根本的な問題のために、困りごとが繰り返すという場合もある。キリスト教関係の仕事でも同じこと。クリスチャンは、敬虔で親切で利他的、言葉も行動も模範的、なんてことは、まったくない。悲しいほどにない。

仕事で困難に直面すると、当然、脱出の道を祈ってきた。ドラマチ

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恋愛観の変遷

恋愛観の変遷

早稲田大学教授の岡室美奈子さんという方が、昨日のNHK番組「あさイチ」で、テレビドラマに見る日本の恋愛観の変遷について解説なさっていて、興味を引かれました。大まかにいうと、1980年代は、憧れのキラキラした恋愛、1990年代は、自分にも手の届きそうな恋愛、そして、恋愛ドラマの冬の時代2000年代を経て、2010年以降は、多様な恋愛を題材としてテレビの恋愛ドラマはできているそうです。2016年放送の

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笑顔の思い出

笑顔の思い出

夕方、近所の青年とエレベーターで鉢合わせになりました。彼はダウン症で会う人すべてに挨拶を欠かさない好青年です。その時、昔の記憶がよみがえりました。
私はとあるホテルで会議に参加していました。休憩時間を部屋で過ごし会議室に戻ろうとエレベーターに乗ると、スポーツウエアを着た背の高いふたりの青年が乗っていました。他には誰もいません。奥の壁を背に立っている人が、私に笑いかけてました。その笑顔があまりに人懐

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メルカリに出品する人

メルカリに出品する人

メルカリに出品する50代や60代の人の割合が増えているというバラエティー番組を見ました。私(60代)もいつか不用品の整理にメルカリを使ってみようかなあと思っているので以外だとは思わない。だって、年齢が上がれば、知らず知らずのうちにため込んでしまった不用品の数は多いでしょうから。また手芸とかをする人は、作品を売って少額でも手にできれば、楽しいかもしれない。でも、この番組で驚いたのは、ある高齢の方に対

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仕事がくれるインスピレーション

仕事がくれるインスピレーション

聖書を読む会に参加しました。今日、取り上げた箇所は、ルカによる福音書7章1節から17節。物語を要約すると次のようになります。エルサレムを統治していたローマ帝国の百人隊長の部下が重病になった(恐らく二人ともユダヤ人ではない)。百人隊長は部下の命を救おうとしたが万策尽き、イエスが病人を癒すという話を伝え聞いて、ユダヤ人の長老をイエスのもとに送って助けて欲しいと願った。ユダヤ人の長老は、ローマ人は通常、

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私の物語(留学編)

私の物語(留学編)

フラー神学大学院に行った一番の収穫は、自分の鎧を脱げたことです。
世界観と価値観が大きく変わりました。文化人類学、異文化コミュニケーション、カウンセリング、宣教界の女性史、宣教史、宣教神学、実践神学などから大切なことを学びました。教授やクラスメイトの発言は、経験に裏打ちされ、真実味がありました。私が魅力を感じた教授や友人たちは、損得を選別する生き方ではなく、俗と徳を選別する生き方をしてきた人でした

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私の物語(自分探し編)

私の物語(自分探し編)

私の人生のテーマをひと言でいうなら「独立独歩、自分を信じる」ということです。

私は父方の家族の影響と小中高と転校を繰り返し、常に環境に順応することを求められた反動もあって、自己に対する強い執着がありました。戦前に外地で暮らした父方の祖父母や父の影響もあったのかもしれません。何かを成し遂げたいという気持ちが大学生の頃に生まれ、職業を持って自立することが目標でした。私たちの時代、自立を目指す女性が選

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アイデンティティ

アイデンティティ

LinkedInで「Atsuko Tai さん、ご意見ございますでしょうか?」と、名指しで質問してくださった方がありました。とても光栄です。英国のビジネススクールで学んでおられる方で、アイデンティティに関する授業があったそうです。以下は、質問そのままです。

「他民族国家かどうかは、アイデンティティという概念に影響するのか、という論点が出ました。アジアにも昔からの他民族国家がたくさんありますが、ア

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水原一平氏の報道を見て思うこと

水原一平氏の報道を見て思うこと

水原一平氏の詐欺事件は、その莫大な金額や違法賭博とか、一般人の生活からはかけ離れていて、私にとっては世間を騒がすスキャンダルに過ぎないけれども、ソロモン王の「箴言」(旧約聖書の20番目の書)の訓戒が思い浮かぶ出来事でもあります。箴言は、賢者といわれたソロモン王が、息子のために書いたもので、人のあるべき姿は、善良、正義、高潔を目指しすことだと述べています。「思慮はあなたを守り、英知はあなたを保つ。そ

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教会には居場所がないというあなたに

教会には居場所がないというあなたに

教会に居場所がないと感じるあなたに

私は伝えたい

自分を責めなくてもいいと

教会には必ず平安があると教えられていても、

他の人が「私は辛い時に教会に支えられた」と言っても、

自分を他人と比べないで

人は人、自分は自分

今のあなたの気持ちを認めてあげよう

そこにあなたの居場所がないのなら

そう感じるのなら

それはそれと認めればいい

他の誰が認めなくても、

あなたはどうか自分を

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Noteを始める

Noteを始める

いつか書こうと思っていた。頭の中に浮かんでは消えていくこと、自分に向けて語るひとりごと、「ああ、そうだったんだ」と納得したこと、祈りのことばなどを、書いておかなくては、とずっと思っていたのです。思索や感情を表現することが、私がそこにいたということだから。人生の残り時間も多くはないかもしれない。新しい春が来たのだから、さあ、始めよう!

最初に何を書こうかなあ。まずは無難に読書感想文かしら。
絵本「

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