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2022年4月の記事一覧
実践するドラッカー【行動編】 (佐藤 等)
「思考編」に続いて読んでみました。
こちらは「成果をあげるための具体的な方法」について記されています。
もちろんドラッカーが語る示唆に富むアドバイスが列挙されているのですが、「行動」に焦点を当てている分、「思考編」に比べて解説が若干表層的なような印象を持ちました。
とはいえ、引用されているドラッカー自身の言葉は、それぞれ、読者に対して改めて考え直すことを求めるものでした。
その中から
実践するドラッカー【思考編】 (佐藤 等)
実践 知識労働者 ドラッカー氏のマネジメントの主体は「知識労働者」です。
このドラッカー氏がいう「知識」とはどういうコンセプトなのか、本書からその点に触れられている箇所を1・2書き出してみます。いずれも氏の著作からの引用部分です。
「知識」は「成果」をあげるために必要不可欠なものです。ドラッカー氏は「知識」を「成果」に結びつけるための具体的方法も示しています。
知識労働者の行動の質は外
100年前の世界一周 ある青年の撮った日本と世界 (ボリス・マルタン/ワルデマール・アベグ)
ちょっと前に、司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」を読んだところですが、本書は、まさに1905年から06年の世界、日本でいえば日露戦争当時の世界の風景を映し出したものです。
世界一周の旅をしたのは、ドイツ人ワルデマール・アベグ。
船でヨーロッパを発ち、アメリカ東海岸に上陸。その後、アメリカ大陸を横断し、西海岸から太平洋を渡って、日本・朝鮮・中国・インドネシア・インド・スリランカなどを巡りました。
ソーシャルブレインズ入門―<社会脳>って何だろう (藤井 直敬)
「ソーシャルブレインズ」は「社会脳」と訳されるのですが、そう訳されたとしても何のことかよく分からないですね。
藤井直敬氏による最もシンプルな定義はこうです。
著者は、「ソーシャルブレインズ」の説明にあたって、「脳単独」「1対1の関係」「多数(社会)との関係性」といったフェーズに分けて論じています。
脳の機能を解き明かそうとする従来の神経科学においては、ブロードマンの脳地図に代表されるよ
いまは見えないものを見つけ出す 発想の視点力 (三谷 宏治)
比べる 三谷宏治氏の著作としては、以前「観想力 空気はなぜ透明か」という本を読んだことがありますが、今回のテーマは「発想力」です。
ボストン・コンサルティンググループやアクセンチュアで戦略コンサルタントとして活動した経歴の持主である著者が、本書で「発想力」を高めるための方法として示したのは、「比べる」「ハカる」「空間で観る」という3つの視点です。
まずは、「比べる」。
三谷氏が薦める「比