守山もりお

59歳 芸術大学通信部 文芸コースの学生! だったけど卒業し、現在の肩書は「無職」or…

守山もりお

59歳 芸術大学通信部 文芸コースの学生! だったけど卒業し、現在の肩書は「無職」or「フリーター」 工学部機械工学科卒 → 機械エンジニアとして30年以上勤めた会社を56歳で早期希望退職 → 芸術大学生に転職 → 卒業 京都の嵯峨在住

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  • 50代の大学生日記

    56歳で会社を早期退職して通信制大学に入学したおっさんが、59歳で卒業するまでの3年間の日記

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京都の駅って不親切? 京都へ行く前に読んでね【嵯峨野ぐらし45】

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 「技術者としてノーベル賞は取れなかったが、ノーベル文学賞ならまだ間に合うぜ!」と、一部の親族に見得を切って京都芸術大学通信部芸術学部芸術学科文芸コースに入学し…

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【50代の大学生日記 最終話(第58話)】ああ、卒業式で泣かないと~

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【50代の大学生日記 第55話】2月も終活旅行(中編 土肥金山の巻)

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【50代の大学生日記 第54話】2月も終活旅行(前編 清水港の巻)

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【50代の大学生日記 第53話】私はマイクロ地主

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あらためて自己紹介(2024年度版)

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 京都芸術大学通信部(文芸コース)を卒業し、59歳にして職業が「学生」から「無職」あるいは「フリーター」に変更。でもできれば、確定申告できるぐらいの収入を得て「文筆家」「書家」「競艇予想屋」「プロのサンタクロース」と名乗りたい守山もりおです。
 会社員を辞めて大学に入学する前頃に書いたプロフィールが古新聞になってしまったので、久しぶりに更新します。
 トップの写真のように、「守山もりお」から「新守

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キーシマって何? それ食べられるの? 【嵯峨野ぐらし48】

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 いやぁ、祇園祭真っ只中ですなぁ。私は(というより、多くの中高年京都市民は)宵山の日に出かけても、クソ暑いだけやし、ゆっくり座るとこもないし、たいてい夕立に見舞われるし(今日も降りはじめた)、人ばっかりで頭が痛くなるし・・・・・・と、休みの日も街へ出歩かないようにして、明日の山鉾巡行もクーラーの効いた部屋でKBS京都の生中継で見て、「テレビのほうが間近で見られるしええわぁ」と言うことでしょう。
 

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創作活動の醍醐味 【めざせ確定申告!職業文筆家への道 第2話】

創作活動の醍醐味 【めざせ確定申告!職業文筆家への道 第2話】

 「職業文筆家」と名乗れる日を目指して、官能小説の執筆に励む今日この頃、ふつうにエッチなシーンを描いていても、それなりに楽しいのですが、官能小説のパターンに忠実に6部構成にして、各パートにエッチなシーンを盛り込んで描いていると、同じ相手と同じような行為をしているシーンを6回書いても全くもってつまらないわけで、そうなると必然的にパートごとに相手を変え、シチュエーションが変えなければならないわけですが

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穢れを払ったらえらいことが・・・・・・【嵯峨野ぐらし47】

穢れを払ったらえらいことが・・・・・・【嵯峨野ぐらし47】

 嵯峨野ぐらし26などで、前にも書いたことがありますが、京都では6月30日は「夏越の祓(なごしのはらえ)」と呼ばれる特別な日です。この時季になると神社に登場する「茅の輪(ちのわ)」をくぐって、今年前半の穢れを落とし、「人形(ひとがた)」と呼ばれる人の形をした紙に息を吹きかけて穢れを移し、それを川に流したり燃やしたりして穢れなき自分に戻って、新たな気持ちで今年の後半を生きようという節目の日です。

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黄昏の六条通を歩く【嵯峨野ぐらし46】

黄昏の六条通を歩く【嵯峨野ぐらし46】

 京都の通を端から端まで歩くシリーズの第5弾です。去年の7月に正面通を歩いてから早や11ヶ月・・・・・・。夏は暑いから冬に頑張って歩くんじゃなかったんかい!
 ということで、今回は六条通を端から端まで歩いてきました。ただ歩くだけでは芸がないので今回は黄昏時に歩いてきました。単にバイト終わりに、いつもはバスに乗って帰るところをちゃらちゃらと歩いただけのことですが・・・・・・。
まあ、言い替えると、ち

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京都の駅って不親切? 京都へ行く前に読んでね【嵯峨野ぐらし45】

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 バイトの通勤で地下鉄から京阪電車に乗り換えるときに見かける、写真のような注意看板が日に日に増殖しています。「これでもか!」というほど看板があっても、京都市の財政逼迫による合理化で去年から無人になっている地下鉄「三条京阪駅」の改札で、インターホンをならして助けを求める外国人観光客ばかりか日本人観光客のなんと多いこと。

 なんで地下鉄と京阪電車を間違えるんだろう? と地元民には不思議で仕方がなかっ

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5月の小ネタ集【嵯峨野ぐらし44】

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 5月も終盤ですよ。いい季節ですね。私はゴールデンウィークのバーゲン以降、バイトが多忙で肉体労働に明け暮れておりまして、毎朝あちこちの痛みで目が覚める日々です。それでも体重は右肩上がり、ジジイになるとはこういうことだったのか? 思ってたのと違う!
 そんななかなか起きられない朝にも、毎朝私を起こしに来てくれる「お友達」がいます。

 逆光なので写真では真っ黒に見えるし、肉眼でもなかなか色がわかりに

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官能小説家も大変だ! 【めざせ確定申告! 職業文筆家への道 ! 第1話】

官能小説家も大変だ! 【めざせ確定申告! 職業文筆家への道 ! 第1話】

 「技術者としてノーベル賞は取れなかったが、ノーベル文学賞ならまだ間に合うぜ!」と、一部の親族に見得を切って京都芸術大学通信部芸術学部芸術学科文芸コースに入学して早3年あまり、文筆家としてやっていける自信も実力もないままに今春卒業してしまいました。 
 卒業に伴い、これまで連載していた「50代の大学生日記」シリーズも終了し、4月から新シリーズを始めようと思っていたら、もう5月半ば。今年度の目標とし

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京都お花見事情【嵯峨野ぐらし43】

京都お花見事情【嵯峨野ぐらし43】

 春爛漫ですね。
 ただいま京都は満開の桜が桜吹雪となり花筏になりと、日本人のDNAに花見に行こうぜ!と訴えかける季節です。
 とはいえ、オーバーツーリズムでどこに行っても外国人観光客ばかりで、ウチから嵐電に乗って街に出るのも常に満員でイヤになる今日この頃、それでも年に一度ぐらいはお花見を!ということで、早朝の嵐山と夜の祇園圓山公園へ出かけてきました。

 嵐山も朝七時はまだこんな感じ。

 最近

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 3年にわたってお送りしてまいりました「50代の大学生日記」シリーズですが、ついに今回が最終回となってしまいました。私が「50代」を卒業し60代になるまではあと9ヶ月ぐらい猶予があるのですが、それ以前に、私は今年度、めでたく京都芸術大学通信部 芸術学部芸術学科文芸コースを卒業したので、明日からは大学生ではなくなるからです。しかし、私から「学生」の肩書きを取ったら、「フリーター」か「無職」になってし

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ご近所を歩く(伝説の泡姫編)【嵯峨野ぐらし42】

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 相変わらず昼間は外国人観光客で満員の嵐電、春節の前にはオール中国語の広告が登場するなど、ますますの盛況ぶりです。

 でも、嵐山周辺は、実は高齢者人口比率が高かったり、渡月橋周辺は景観保護のため街灯がなく、店屋さんも日暮れと同時に一斉閉店するなど、昼間の賑わいがウソのように夜は寂しく静かなところで、JR嵯峨嵐山駅や嵐電嵐山駅も早朝夜間は無人駅になるぐらいです。夜の9時過ぎに嵐山から市内へ向かう嵐

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【50代の大学生日記 第57話】堺で火縄銃を作っていた話

【50代の大学生日記 第57話】堺で火縄銃を作っていた話

 大阪の堺に住む娘に野暮用があり、ちょこっと出掛けてきました。堺市は関空や和歌山へ行くときに何度も通っていますが、これまで駅で降りたことはほとんどありません。
 せっかくなので、娘宅の近くに観光できるところはないかと調べてみたら…

 ありました! 鉄炮鍛冶屋敷! 今月オープンしたばかり! 日本で唯一現存する鉄炮鍛冶屋さん跡のようです。
 先月、韮山反射炉で、電気がない時代に大砲の砲身をどのように

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【50代の大学生日記 第56話】2月も終活旅行(後編 韮山反射炉の巻)

【50代の大学生日記 第56話】2月も終活旅行(後編 韮山反射炉の巻)

 土肥温泉で一泊し、翌朝路線バスで修善寺へ向かいました。土肥の漁港街をひと回りしたバスは険しい山に入って行きます。伊豆の山々がこんなに険しいとは知りませんでした。山を下ると修善寺、三島からこのあたりまでは平地が広がっています。
 修善寺駅から伊豆箱根鉄道駿豆線(通称いずっぱこ)に乗り伊豆長岡駅で下車。

 今日の目的地へはこの駅から徒歩で向かいます。人も車もあまり通らない、両側に田畑が広がる道をと

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【50代の大学生日記 第55話】2月も終活旅行(中編 土肥金山の巻)

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 前編で清水港から駿河湾フェリーで伊豆半島に向かった私、わずか70分で半島西海岸の土肥港に着きました。
 前編で書き忘れてましたが、清水港は日本三大美港のひとつだそうです。「日本三大○○」は往々にして、「三大大仏」が奈良、鎌倉ともうひとつのように2つ目までは誰もが納得できるけど、3つ目を名乗る大仏が明らかに2つ目より格下だったり、われこそが3つめだと名乗る大仏が全国にいくつもあったりとしがちですが

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【50代の大学生日記 第54話】2月も終活旅行(前編 清水港の巻)

【50代の大学生日記 第54話】2月も終活旅行(前編 清水港の巻)

 卒業制作の単位が認定され、よっぽどの計算間違いか大きな勘違いがない限り、3月には大学を卒業できそうです。とはいえ、私から「大学生」という肩書を取り上げたら、職業は「フリーター」になっちゃうし、この「50代の大学生日記シリーズ」も強制終了になってしまう。4月からは、『生きているうちに行ってみたかったところへ行ってきた! 終活旅行シリーズ』にでも改めようかと思案している今日この頃です。
 学生バイト

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【50代の大学生日記 第53話】私はマイクロ地主

【50代の大学生日記 第53話】私はマイクロ地主

 バイトの昼休みにコンビニに行ってみると、こんなことになっていました。ミニのり弁が山積み! 発注数を2にしようか3にしようかと悩んだ末に、32とインプットしてしまったようです。

 いや、全然値引きしてないじゃん。関西人はよろしくお願いされても、この値段じゃあ買いませんぜ(笑)
 と人のことを笑っていますが、バイト先に戻ると倉庫に巻紙がいっぱい!
全部で560本あります!

 巻紙は腐るものではな

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