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創作活動の醍醐味 【めざせ確定申告!職業文筆家への道 第2話】

 「職業文筆家」と名乗れる日を目指して、官能小説の執筆に励む今日この頃、ふつうにエッチなシーンを描いていても、それなりに楽しいのですが、官能小説のパターンに忠実に6部構成にして、各パートにエッチなシーンを盛り込んで描いていると、同じ相手と同じような行為をしているシーンを6回書いても全くもってつまらないわけで、そうなると必然的にパートごとに相手を変え、シチュエーションが変えなければならないわけですが、浮気相手(久しぶりに再会した同級生)を相手にエッチするシーンを、いろいろとひねりを加えながら描いているつもりでも、後から読み返してみると同じようなプレイが繰り返されているわけで、まあ、これも主人公の性癖だから、リアリティーのある小説にはなるのですが、一歩下がって冷静に読んでみると、自分が思っている以上に、自分の性癖が色濃く表現された作品になっているわけで、あまりいい気持ちがしません。
 自分でも乗り気になれないようではエンタメ小説としてはつまらないので、ちょっとは目先を変えようと、脇役だったはずの会社の部下に不倫の現場を目撃され、黙っていて欲しかったら私を抱いてくださいと迫られるという、自分が体験したこともなければ、今後体験することもまずないシチュエーションで部下の独特の世界観に浸ってエッチするシーンを妄想しながら、次はこんなことをしてほし~いと創作の世界に没入し、現実の私(枯れたオヤヂ)では体力的にも物理的(ひとりではできないけど相手もいないということ)にもムリな体位でコトを致すようなシーンを描いているわけですが・・・・・・。

これがめちゃくちゃ楽し~い!
 
 浮気相手とのエッチシーンは、5,500字と7,000字だったのに、部下とのエッチシーンはなんと14,000字も書いてしまいましたwww。これでもまだ1回めですよ、このままエロエロな部下に迫られて2回戦に突入したら、彼女が脇役から主役にランクアップしそう。
 いや~。これぞ創作活動の醍醐味ですよね。自分が体験したこともないようなことでも、妄想して、その世界に入り込んで描く。大学を卒業し、今になってようやく、その醍醐味がわかったように思います。でも、この作品を世に出すためには、浮気相手や妻にも妄想の世界で目いっぱいエロいことをしてもらわなければ。
 こんなおじさんでも「職業文筆家」デビューできるのでしょうか? 次回をお楽しみに。

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