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Yukitaka Sawamatsu
2023年7月10日 22:29
INDONESIA 昨年の暮れから今年にかけて、わたしはここインドネシア、首都ジャカルタの高層ホテルの一室で、ただ茫然と日を送り続けていたその小さな旅はもちろん、誰に命じられたわけでもなく、自分の意志で年末年始の休暇を過ごすために、航空券と中央ジャカルタのデザイナーズホテルを押さえておいたのだ だが、結局、いったい何をしに、あるいは何を観に来たのかが自分でもわからないままだった
ゆき
2023年7月20日 00:19
ぶらぶら歩きます。空の写真を撮りました。燕のねぐら入り美しく燃える夕陽雲がその朱を一面に写すどこまでも遠い どこまでも深い空に落ちていく黒い点々をばら蒔いたような何万匹もの燕が空を覆う洗濯機の中にいるみたいと滝さんが言ったもう空に落ちていた私は千切れて舞っている点々のひとつやふたつになったって誰も構いやしない自由に羽ばたく力強く舞う空のひとつとなる美しいものの
久住ハル
2023年6月23日 23:03
思い出したすっかり忘れていたのにあなたはこんな風だったきれいごとの言葉の中に釘やらガラスの破片やら折れたナイフを入れ込んで知らんぷりをする自分の否を指を折って数えてもそこに答えはなくて気まぐれに振り回されて落ち込むのはこっちの方あなたの優しさは自分に帰属してるものすっかりあなたは優しいと思い込んでた思い出せばあなたは元々そんな風あなたの傷を私が必死で癒して
2023年6月11日 23:05
結んだ手と手どうして今になってこんな小さなことが大事だなんて懐かしい夏の香り遠い面影の湿り気のある空気木陰のタオル汗を拭く母さんに渡されるペットボトル母さんのしてくれていたこと出来ないながらに台所での母さんウロウロと落ち着かないのは何かを作りたいから砂の山が崩れていくように普通の生活が崩れていく大事な思い出と消えていく思い出二人で歌う好きだった
2023年4月7日 23:06
どうにかがんばって突っ走ってきた得たいものは得られるがむしゃらの先にあるそれ相応の報酬それ相応の暮らし脈絡のない意識の高さでなんとか這い上がった戻ることを許さないそこまできたそれでもカップに入った虹色の液体は一向に一杯にならない入れても入れてもこぼれることもなくただ溜まらない幸福は報酬に比例するはずだった欲しいものは一通りあるそれなのに幸福だけが
ショウ
2023年3月25日 23:03
桜が咲きはじめたかと思ったら、その後は一気に咲き進みました。僕の生活範囲では、ここのところ曇りや雨の日が多くて、桜はもう散りはじめています。この春の記録を残しておきたいと思います。ユキヤナギもミモザも難しい。じつはミモザの木を見たのは初めてでした。近場にはないと思っていたら、よくいく公園に植えられていました。来年また見たい。桜はやっぱり青空との相性がとてもいいのでそれを見たい気持ちもあ
2023年3月28日 23:09
痛いのは誰かの手首の傷日ごと出るあの日の憂い話舐めあう傷の生暖かさではない漆黒の闇からの手の多さ逃げるために後ずさりする笑いながら地上から去れと手首をつかむように毎日頭の中で聞きたくない言葉が響き渡る否定的な言葉に剣を持って泣きながら戦う誰にも言わず毎日毎日ここにいるここにいると繰り返す隣で微笑んでいる人に漆黒の話をするのは辛すぎるどうぞど
2023年3月10日 23:11
僕の歩いてきた道自分の自信のなさがいつも隣にいて褒められれば褒められるほど委縮してしまう何もかもうまくいっているように見え壊れているとこなんてどこにもなく顔も悪くない 頭も悪くない性格も悪くない 全てにどこも責められることはない皆は知らない僕がこんなに自信がないこと人ごみに行くと倒れそうになる顔色を自然と見て雑然とした出来事は僕を追い詰めるそれでも平静を保っ