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アキの詩集

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#日記

言葉の花束ーアキの詩集No.155

言葉の花束ーアキの詩集No.155


1.「近頃汗ばむ陽気になって」
近頃
汗ばむ陽気になって

半袖が
丁度よいと感じる

夜になると
幾分か熱さが和らぎ

夜風に当たって
ぼんやりと過ごすのが
とても心地よい

夜闇の中から
虫や蛙の声が聞こえてくる

その音を
子守唄にして

今夜は
眠りたい

2.「賢い人である前に」
気の利く
賢い人でありたい

でも
その前に

人の痛みや
弱みを理解出来る

温かで
柔らかな心を持った

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言葉の花束ーアキの詩集No.152

言葉の花束ーアキの詩集No.152


1.「花見通勤」
通勤中に
電車の窓から
垣間見えるの

川辺の
桜並木

少しずつ
咲いてきたね

満開になるのは
いつかな?

なんて
ぼんやり考えながら
花見をする

通勤中の
ちょっとした贅沢

お花見通勤
なかなか良いね

早朝の眠気は
辛いけど

窓からの景色を
楽しめるのは

電車通勤の
醍醐味だね

2.「チャレンジすることを諦めないで」
失敗は
怖い

予想外の
トラブルなんて

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言葉の花束ーアキの詩集No.150

言葉の花束ーアキの詩集No.150


1.「お彼岸」
お彼岸は
亡くなった方々に
会いに行く日でもあり

亡くなった方々を
思い出し

日頃
見守って下さることを
感謝する日でもある

そちらでは
どうですか?

私は
元気でやっています

だから
心配要りませんよ

ご先祖様
おじいちゃん
おばあちゃんは

きっと
私たち家族が
元気で和やかに過ごしてくれることを
望んでいるだろうね

ならば
なおのこと

一日一日を
大切に生き

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言葉の花束ーアキの詩集No.101

言葉の花束ーアキの詩集No.101

1.「若葉色は元気カラー」春は
桜と言うけれど

桜が散った後の
初々しい
薄緑の

若葉色もまた
春の見所だと思うよ

夏に向かって
徐々に
深みを増していく
若い葉っぱ達は

これから
世の中に羽ばたき

色んな経験や出逢いを通し
自分を磨いて
力を付けて行くであろう
若者達を象徴しているかのようで

その
若々しく
エネルギッシュな
元気パワーを
感じさせてくれる

若葉色は
元気カラーだと

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言葉の花束ーアキの詩集No.93

言葉の花束ーアキの詩集No.93

1.「私のチャームポイント」ふと
膝をみれば
青アザが

こっちにも
あっちにも
アザや傷

いつ作ったか
分からない

気が付けば
できている

そんな
おっちょこちょいの
勲章たち

それだけ私は
間が抜けているのか?

いやいや

それだけ私は
おっとりしているんだ

隙があった方が
絡みやすいし

自分もみんなも
和やかでいられる

いつ作ったか分からない
おっちょこちょいの勲章は

ただ

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言葉の花束ーアキの詩集No.72

言葉の花束ーアキの詩集No.72

1.「曼珠沙華は悪い花」曼珠沙華は
赤くて
妖艶な花

彼岸に咲くから
彼岸花とも言う

まるで
花魁の簪のような
花弁

その魅力に
惹きつけられて

花を摘んで
髪に挿したくなる

手を伸ばせば
「いらっしゃい」と
手招きしているかのようだ

摘もうとすると
「あなたは
毒がお好き?」と言ってくる

「なんで?」と
聞くと

「私には毒があるの。
根っこのほうにあるのだけど
そんな毒々しい女を

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言葉の花束ーアキの詩集No.70

言葉の花束ーアキの詩集No.70

1.「私のお気に入りをあげるわ」傘を
バスの中に
忘れてきてしまった

緑と青の花柄が
とてもおしゃれで
気に入っていたのに

ショックだけど
いいよ

私のお気に入りを
見ず知らずの誰かに
差し上げてもいいわ

見つけてくれた人に
ささやかな
プレゼント

雨の中
その傘をさして歩くと

花がぱぁっと開いたように
とても華やかになるの

私だけの
大切なお花だったけれど

見つけてくれた人に

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言葉の花束ーアキの詩集No.64

言葉の花束ーアキの詩集No.64

1.「アゲハとヒグラシ」午後の
曇り空

家の中から
窓を覗けば

黄色の
アゲハチョウが

ひらひら
羽ばたき
どこかへと向かう

待って
私もそこへ連れて行ってと

家の外へと
飛び出す私

さっきの
アゲハは
どこかへと消えた

独りぼっちの


そんな私を
蝉時雨がやんわりと
包み込んでくれる

ミンミン
ジージー

その中で
カナカナと
遠くの方から聞こえてくる

ヒグラシの鳴く声は

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言葉の花束ーアキの詩集No.40

1.「鳥のさえずり」

鳥の
さえずりは
美しい

その歌声は
なぜ美しいの?

それは
心向くまま
自然体で歌っているから

歌いたいから
歌う

ありのままの美しさが
声に出ている

無理矢理
歌わせようとしたら

歌声に
その美しさは
出ないだろう

鳴かぬなら
鳴かせてみせよう

それでは
さえずりは
美しくない

鳴けば良い
わけではないのだ

歌いたいという
心の軸が伴って
初めて

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言葉の花束ーアキの詩集No.37

1.「落ちるところまで落ちて」

昔は
失敗することが怖かった

だから
妥当な選択をしていって
普通の幸せを享受したいなんて
考えていた

普通に
就職して
結婚して
子育てをして

とんとん拍子に
人生が進んでいくことを
望んでいたけれど

大学時代の
実習でのいじめや不合格
留年

就職して
職場や仕事になじめず
退職

障害者として
生きることを選択し

就労移行支援事業所に通所し
障害者

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ポエム外伝7ー不器用な優しさ

ポエム外伝7ー不器用な優しさ

1.「不器用な優しさ」

午後3時半に
迎えに来てよね

ちゃんと
言ったはずなのに

いくら待てども
迎えは来ず

15分ほど経過し
兄に電話

「もう少し待て。
少し時間がかかる」

さらに
30分経過
合計45分待ち

兄に電話すると
ラインにて返信が来る

「あと20分ほどかかる」
この言葉で
私の中の何かが切れた

ラインにて
「いい、一人で歩いて帰る」と
返信

夕方の寒空の下
リュッ

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ポエム外伝5ー「嫌われる勇気を持った結果」

ポエム外伝5ー「嫌われる勇気を持った結果」

1.「嫌われる勇気を持った結果」

嫌われる勇気を持って
ルール違反をしているであろう相手に
物を申した

規定を守って
それをやっていますか?と
言葉を投げかけたら

相手は逆上し
罵詈雑言を言って

挙げ句の果てには
「今回は見逃して欲しい」と
情けないことを言ってくる

これ以上言っても
相手は話を聞かないだろうと思い
今回は見逃し
次回からは気をつけるよう言ったが

それにしても
何と

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言葉の花束ーアキの詩集No.31

言葉の花束ーアキの詩集No.31

1.「辛くても幸せ」

今日も
誰かと
語らい
笑い合った

人との関わりは
相手がいて
出来ること

人との縁に
感謝

家族の笑顔
笑い声
あふれていることに
感謝

みんな
何かを抱えていて
辛いこともある
苦しいこともあるけれど

それでも
笑うことが出来るのは
どうしてだろう?

辛いこと苦しいことがあるからこそ
笑って吹き飛ばしたくなるのかな?

辛くても
幸せな心は持てる

辛いから

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言葉の花束ーアキの詩集No.27

言葉の花束ーアキの詩集No.27

1.「どんな仕事も人々の生活を支えている」

私は現在
老健の清掃のパートをしている

毎日
モップや雑巾を持って
施設を掃除する

腕に力を入れて
床を磨き

腰を屈めて
トイレを磨く

トイレ掃除では
付着した糞尿を綺麗に拭き取る

こびりついた汚れは
ブラシで磨く

常に
汚れと向き合い

「暑い、疲れた」と言いながらも
施設内をピカピカにしていく

この仕事は
疲れるし
汚れや臭いと
向き

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