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言葉の花束ーアキの詩集No.93


1.「私のチャームポイント」

ふと
膝をみれば
青アザが

こっちにも
あっちにも
アザや傷

いつ作ったか
分からない

気が付けば
できている

そんな
おっちょこちょいの
勲章たち

それだけ私は
間が抜けているのか?

いやいや

それだけ私は
おっとりしているんだ

隙があった方が
絡みやすいし

自分もみんなも
和やかでいられる

いつ作ったか分からない
おっちょこちょいの勲章は

ただの傷じゃないよ

私の
チャームポイントだ


2.「夢の魔法」

寝ている間に
見る夢は

目覚めた途端に
忘れてしまう

起きてしまえば
すっと
消えてしまう記憶

まるで
魔法のようだね
夢と言うのは

私は
どんな世界の中で
どんな人達と出会い
どんな役を演じていたのか

気になって
頑張って思い出そうにも
思い出せない

忘れる前に
記録をと思っても

そう思う前に
すっと
魔法が溶けてしまう

夢は潜在意識が
作り出すと言う

私の織り成す
ストーリーは
どんな名作なんだろう?

私だけの
名作

役者は私

作者も私

面白いに
違いない

だから
思い出せないのが
悔しい

夢の魔法は
寝ている時だけの
楽しみにするしかないんだね

残念だけど

だからこそ
現実をしっかりと生きるよ

現実から
色々なことを見て感じたことを

夢の名作の
糧にしたいよ


3.「春を見つけて」

2月の
寒空の下

咲く
紅梅

一足早い
春の訪れを
発見した
通勤時

春を
見つけたいと
思っていた
今日この頃

ようやく
見つけた
嬉しさよ

今日は
良いことがありそうだ

いや
既に良いことが
あったから

心は
喜びで
いっぱいだ


4.「スマホやPCに使われてはいけない」


家に帰れば
すぐに
スマホか
PC画面に目が行く

外に出ても
スマホは常に携帯し

暇があれば
画面を眺めている

そういう光景が
普通になっている現代

かく言う私も
その一人

画面ばかり眺めて
家族の顔を
よく見ていないのではないか?

話かけけられても
画面から目をそらさずに
返事だけよこすこともしばしば

私は
誰と交流を取っているの?

スマホやPCは
ツールであって
家族じゃない

そんな
中途半端で
希薄なやり取りを繰り返していて

それで
相手の気持ちや考えを
深く知って理解することとか
出来ていると思っているの?

顔を見て
きちんと面と向かって
対話する

生きた人間だからこそ
思うことや考えることがあって

それを読み解くには
きちんと面と向かう必要があるよ

家族の絆とか信頼は
そういう
面と向かったやり取りがなければ
育まれないよ

スマホやPCに
コントロールされないで
使われないで

自分を使って良いのは
自分だけだ

スマホやPCに使われる
道具になってはいけない

あなたに関わろうとする人々も
物ではない

心のある人間だから
心のこもったやり取りをしようよ


5.「ピアノを売ろう!」

7才くらいに
買ってもらったピアノは

今では
全然弾いていなくて

回りに
物を積み上げている状態だから

弾こうにも
弾ける状態じゃない

そんなジャングルを
掻き分けてでも
弾きたいという
モチベーションがないし

弾ける環境であっても
弾きたいとは思わないだろう

うん
いらないね

思い切って
手放したいな

今日は
調律師さんが来てくれたので

売ったら
いくらになるか聞いた

そうしたら
20万円くらいだそうで

うん
売ろう!

持っていても
仕方ない

売って
独り暮らしの資金に
充てよう

今年は
家を建て替える予定だ

それに合わせて
ピアノを売ろう!

将来
弾きたくなるかもよ?

将来の
自分の子供のために
残したら?

いやいや
そんな
曖昧な将来ためを考えるより

現在に
投資したい

自分のことは
自分で決める

自分のことは
自分が許可する

親に相談して
決めるのではなくて

親の意見は
参考で良い

さぁ!
ピアノを売ろう!

自分の叶えたい
未来のために

自分に
投資しよう!


6.「白い踊り子」

天空から
舞い降りた

白い
踊り子達

彼女らは
風に乗って

ひらひら
ふわりと
舞い踊る

その様が
まるで
花びらのようで
愛らしく

また
一斉に
地面に向かって降り立ち
消えていく様が
流れ星のように
儚げで

彼女らの踊りに
つい
見とれてしまうよ

踊りましょう
私達と一緒に

そう
誘われているような
気がして
手を伸ばせば

手に触れた途端に
冷たさを残して
すっと
消えてしまう

あぁ
脆いな

だからこそ
美しい

脆く
儚げで

だからこそ
魅力的な
彼女らの舞いを

見つめながら
通る雪道は

寒いけれど
嫌じゃないよ


7.「上手くやるより楽しみたい」

上手くいかなかった
失敗した過去
挫折した過去

それを振り返り
失敗しないように
今度は頑張ろうと
意気込むのは
何か違う

失敗するか
上手くいくかは

方法論も
あるかもしれないけれど

何だかんだ
ケースバイケースだったりして

上手くやれないときは
結局
上手くやれない

ならば
上手くやれるときは
上手くやれるはず

何が違うのか?

一番は
自分をいかに信頼し

起きたことを
いかに
否定に走らずに
肯定的に受け止められるか

何があっても
自分は大丈夫

必ず
上手く対処出来るし
なるようになる

そういう
前向きな姿勢が
軸にあれば
何事もその方向に
向かうはず

何事も
苦労も
楽しむ

それをモットーに
上手くやろうとするよりは
純粋に
楽しんでミッションをこなしたい


8.「雪解け」

屋根から滴る
水の音

昨日
降り積もった雪が
解けて流れる音だ

ちょろちょろと
軽やかな水音が
心地よい

まだ
ひんやりと冷たい
空気の中

お日さまを浴びて
解けていく雪が

春は
すぐそこだよと
告げてくれている


9.「朝の目覚まし」

休日の朝は
とにかく眠い

すっきり
目を覚ましたくて

外に出た

冷たい風に
包まれたくて

温かな陽射しを
浴びたくて

澄み渡る空を
見渡したくて

小川の流れを見て
心のざわめきを
鎮めたくて

外に
飛び出したんだ

そうしたら
気分爽快

昨日の疲れも
何処かへと行き

自然の恵みが
私を優しく抱きかかえてくれて

新鮮な朝を
心地よく迎えることが出来た

そのおかげで
眠気が吹き飛ぶどころか
気が緩んで

再び
眠気が誘われてしまい

また
一寝入りしようかと
思案してしまったよ









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