言葉の花束ーアキの詩集No.37


1.「落ちるところまで落ちて」


昔は
失敗することが怖かった

だから
妥当な選択をしていって
普通の幸せを享受したいなんて
考えていた

普通に
就職して
結婚して
子育てをして

とんとん拍子に
人生が進んでいくことを
望んでいたけれど

大学時代の
実習でのいじめや不合格
留年

就職して
職場や仕事になじめず
退職

障害者として
生きることを選択し

就労移行支援事業所に通所し
障害者雇用で転職

しばらく経って
再度
作業療法士に復帰することを決意し

色々と準備して
作業療法士に復帰するも
2か月で退職し
元の障害者雇用の職場に出戻り

しかし
支援職を諦めきれず

精神保健福祉士を目指し
世の精神障害
発達障害の方々の
生活や就労支援をしていくことを
決意し

通信受講を申し込み
今年4月から受講開始

とんとん拍子にはいかなかった
私の人生

とことん
落ちるところまで落ちて
いまだに未婚

しかし
振り返ってみると

落ちるところまで落ちて
また昇っては
落ちて
また昇って

その過程で得られた
学びや感動は
計り知れないほど多い

とんとん拍子に生きていたら
得られることはなかっただろう

失敗と思えるような出来事も
それを糧とし
新たな道をどんどん
開拓していっている

いつの間にか
昔よりも
失敗が怖くなくなっていて

むしろ
挑戦する喜びの方が
大きくなっている

そう思えるほど
人として成長し
強くなった自分が

本当に
誇らしく感じる



2.「笑って」


笑っている方がいい

怒るより
険しい顔をするより

和やかな顔の方がいい

誰だってそうだよ

笑っていれば
その人の心に
幸せが宿るはずだから

笑いは
どんな人にも平等に
幸せをもたらす力がある

だから
そんな怖い顔をしないで
笑って欲しい

あなたにも
幸せな心でいいてほしいから



3.「みんなの幸せ」


みんなが
幸せになるためには

みんなが
協力しなければ
いけないよ

さぁ
勇気を出して
手を取り合って

みんなが幸せになるために
何が出来るかを
考えよう

そして
動き出そう

あなたの勇気が
良い意味で
周りを巻き込んでいくよ

そして
幸せの輪が
広がっていくよ



4.「関心を向けなければ愛は生まれない」


誰だって
自分とは違う存在

相手が
自分と違うことを
認識して

排斥しようとすれば
差別や迫害となるけれど

関心を向けなければ
そもそも
愛が生まれることはない

交わることを
怖れて
避けてしまい

お互いを
知る機会を逃すのは
もったいないこと

それが元で
偏見が生まれるのは
非常に残念なこと

だからね

どんなことにも
目を向けて
耳を傾けて

相手と
触れ合ってみること

相手を
知ろうとすることで

余計な偏見は
なくなるし

受け入れ合えれば
平和や信頼が生まれる

だから

知ろうとすることを
怖れないで



5.「試験に臨んだ受験生へ」


今日という日に
全力を尽くす

叶えたい夢のため
思い描く未来を築くため

その一歩を踏み出す

今まで積み重ねてきた努力を
発揮するときが来た

さぁ
受験生たち
全力を尽くして

自分の力を信じて

大丈夫
君たちの努力は
君たちを裏切ったりしない

自分ならできる
そう
信じて
臨んで欲しい

緊張をしながら
試験に臨んだ
受験生たち

お疲れ様

あとは信じて
結果を待ってね

君たちの未来は
どうなっていくんだろうね

未来がどうなるか
わくわく胸をときめかせながら

未来という
未知のフィールドを
開拓していってね

今日は未来を開拓する
その第一歩を踏み出したんだよ



6.「猫のアロマ」


猫の匂いは
何て香しいのだろうか

ほんのり甘い匂いと
お日様の匂いがする

脱走した日は
砂の匂いも混ざっていたりする

ふわふわの体に
顔を埋めると
香ってくるんだ

猫の香りが

まさにこれは
アロマセラピーだ

猫の香りという
アロマがあって良いと思う

毎日
猫のアロマに癒されて

私は至極幸せだ



7.「生き急ぐな、私」


生き急ぐな

根詰めすぎるな

一息つく間もなく
常に頑張っていて
どうするの?

今朝
出勤するときに見た
近所の畑に
霜が降りた様や

帰宅するときに見た
夕焼けに映える
白雲の様など

そういった
日常の中で垣間見える
美しさに

ほっと和むことも
気付くことも
出来なくなってしまうよ?

美しいと感じる余裕は
残しておかないと

ただ
仕事をたんたんとこなすだけの
機械人形になってしまう

心を持った
人間なのだから

感じることを
忘れてまで
頑張らなくて良い

感じる余裕を
持つことを
忘れないでいて欲しい



8.最後に(詩の解説)


1.の詩

今までの人生を振り返って書いた詩です。

2.の詩

笑っている方が幸せだよな~と感じたことを書いた詩です。

3.の詩

周りを良い意味で巻き込みながら

みんなが協力して幸せに向かって取り組んだ方が

より、幸せが広がっていくよな~と感じたことを書いた詩です。

4.の詩

関心を向けないと愛は生まれないし

だからこそ

相手を知ること、関わることを

恐れてはいけないな~と感じたことを書いた詩です。

5.の詩

全国共通テストの日に

受験に臨んだ学生さん達に向け

書いた詩です。

頑張った受験生たちに敬意を表します。

6.の詩

愛猫に対するラブポエムです。

7.の詩

根詰めて頑張りすぎる自分に向けて書いた詩です。

職場でコロナ感染者が出ました。
職員で一人、今のところ判明しています。
今日はコロナ対応でドタバタしていて
清掃員も、気を張り詰めて動いていました。

一日動いて疲れて
詩が書きたいと思っても書けなくて

一日、仕事とコロナのことで頭がいっぱいで
心身の緊張が抜けきれず
詩を書くどころではありませんでした。

お風呂から出て
やっと書けて、ほっとしています。

そんな自分に向けた詩です。


最後までお読み下さり
お読み下さりありがとうございます。


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