なつめ

エッセイを書いています。 よろしくお願いします。

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記事一覧

やりたいことの賞味期限と消費期限のその先に

 先日、久しぶりにゼリーを作りました。普段、家でお菓子などめったに作らない、ずぼらな私にもできた簡単なレモンゼリーです。レモンを半分に切り、中身の果肉を取り出し…

なつめ
5日前
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願い事が叶うカミワザのタイミング

 昨日7月7日は、七夕でした。小さな頃から、学校や地域で、紙の短冊に願い事を書き、笹の葉に飾るという機会が度々ありました。大人になってからは、街のショッピングセ…

なつめ
2週間前
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天才のバリアフリー

 私には10才の甥っ子が一人います。彼はサッカーやバスケットボール、ドッヂボールなど、運動が大好きで、いつも身軽に動いています。以前、一緒にアスレチックに行った…

なつめ
2週間前
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小さな小さな旅の非日常

 日常の中には、やらなければならない身の回りの日課や、仕事においてもできればやりたくない苦手な業務のようなものがあったりします。生きていくために「どうして私がこ…

なつめ
2週間前
4

やりたいこと>できること

 文章を書くことを1週間続けてみて、わかったことがあります。なんとなく、ふと思い立って文章を書いてきました。毎朝、「ハ!今日も目覚めた。今日も何か書きたい」と、…

なつめ
3週間前
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選びたい>選ばれたい

 昔から選ばれたいものや選ばれたい人に選ばれなかった記憶があります。 あまり興味がなかったものには、なぜか選ばれる、ということはありましたが、私が選ばれたいもの…

なつめ
3週間前
4

そんなにがんばらなくてもいいのだ

 軽い気持ちで始めたもののほうが長続きしていると、最近わかってきました。「これからこれをやろう、よし!」と思って始めたものは、(私の場合)そう長くは続きませんで…

なつめ
3週間前
6

困ったときはいつでも言ください、の裏側

 その方は「困ったときはいつでも言ってくださいね」と最初の頃に私に言いました。それなのに、その2年後、突然その方は突然去って行きました。まだ私は困っていた状態だ…

なつめ
3週間前
2

受けて立ちます、はい。

「え!どういうことですか。急に……」 というような、こんなはずではなかったと思うことばかりの私の人生。変化のタイミングは突然やって来ます。 ある日の「ジャジャジャ…

なつめ
3週間前
1

ときには気合が入った変人に出会いたい

「どうも似たようなことを言う人ばかりでおもしろくないな」 と、そんな思いを常に抱いてしまうような人間でした。 私は昔から人と違うことをする人、いわゆる「変人」と言…

なつめ
4週間前
4

アクティブに小さな挑戦を始める大人の赤ちゃん

今、赤ちゃんのように興味を持ったものを実験的に試しています。 それに対して完璧な準備など、今はできないものであり、 完璧なタイミングなんていうものもよくわかりませ…

なつめ
4週間前
2

的外れな私の日常に

どうも世間とズレていると感じる日々だ 昔からズレズレの私がいる ズレているくせに世間に合わせようとするからつらくなる そんな私はどういうわけか いつもそのときその…

なつめ
1か月前
2

やりたいことのタイミング

やりたいことは試しにやってみることにしている。 私にとってのやりたいことは、川面に浮かぶ泡のように、 ポワポワと消えては生まれ、生まれては消え、とどまることがない…

なつめ
1か月前
6
やりたいことの賞味期限と消費期限のその先に

やりたいことの賞味期限と消費期限のその先に

 先日、久しぶりにゼリーを作りました。普段、家でお菓子などめったに作らない、ずぼらな私にもできた簡単なレモンゼリーです。レモンを半分に切り、中身の果肉を取り出し、果汁を材料に使い、レモンの皮を器にしてゼリーにするという、見た目もレモンのレモンゼリーができました。インスタでたまたま見かけたレモンゼリー。レモンの色と香りのさわやかさに惹かれ、早速作ってみようとレシピを保存しました。材料を確認すると、あ

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願い事が叶うカミワザのタイミング

願い事が叶うカミワザのタイミング

 昨日7月7日は、七夕でした。小さな頃から、学校や地域で、紙の短冊に願い事を書き、笹の葉に飾るという機会が度々ありました。大人になってからは、街のショッピングセンター内や、息子が通う学校の玄関に、笹の葉がさりげなく飾ってあり、見かけると私もなんとなく書くようにしていました。すでに誰かの願い事が書かれたたくさんの短冊が、そこに結ばれていました。同じように、私も願い事を短冊に書き、その笹の葉の中に結ん

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天才のバリアフリー

天才のバリアフリー

 私には10才の甥っ子が一人います。彼はサッカーやバスケットボール、ドッヂボールなど、運動が大好きで、いつも身軽に動いています。以前、一緒にアスレチックに行ったときも、進むスピードが速く、どんどんと先へと挑んで行き、しまいには見失うほど先に行ってしまいました。彼のお母さんからは「身も心も身軽」と言われています。

 そんな甥っ子に誘われ、ある日、一緒に区民プールに行くことになりました。兄が運転する

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小さな小さな旅の非日常

小さな小さな旅の非日常

 日常の中には、やらなければならない身の回りの日課や、仕事においてもできればやりたくない苦手な業務のようなものがあったりします。生きていくために「どうして私がこんなことをやることに…」というような嘆きや疲れのようなものが積み重なってくることがあります。 
 
 そんなとき、普段の自分だったら行かない場所に、ときどき行ってみたくなります。普段の自分がいる場所ではない違う空気感やスピード感がある場所が

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やりたいこと>できること

やりたいこと>できること

 文章を書くことを1週間続けてみて、わかったことがあります。なんとなく、ふと思い立って文章を書いてきました。毎朝、「ハ!今日も目覚めた。今日も何か書きたい」と、いつもより早く起きることができるようになりました。そしてなんとなく、今、書きたいことを書き続けることができるようになってきました。なぜなら、その朝の時間が、私にとって心地よかったからです。上手い下手を気にせずに毎朝、ただ「何か書きたい」と思

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選びたい>選ばれたい

選びたい>選ばれたい

 昔から選ばれたいものや選ばれたい人に選ばれなかった記憶があります。
あまり興味がなかったものには、なぜか選ばれる、ということはありましたが、私が選ばれたいものには、残念ながら、選ばれなかったことのほうが多かったです。

 選ばれないということは、そこにまだ自分は到達していないという側面がある、とあるとき気が付きました。それにはまだ及ばないということです。それを真正面から受け取ると、大変落ち込むこ

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そんなにがんばらなくてもいいのだ

そんなにがんばらなくてもいいのだ

 軽い気持ちで始めたもののほうが長続きしていると、最近わかってきました。「これからこれをやろう、よし!」と思って始めたものは、(私の場合)そう長くは続きませんでした。目指しているものに向かってがんばっている途中、やむを得ない事態が起き中断させられるようなことが度々ありました。それに巻き込まれた私は、やろうと思っていたことが、ことごとく続けられなくなってしまったのです。目的を持つと、何か私の周りで行

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困ったときはいつでも言ください、の裏側

困ったときはいつでも言ください、の裏側

 その方は「困ったときはいつでも言ってくださいね」と最初の頃に私に言いました。それなのに、その2年後、突然その方は突然去って行きました。まだ私は困っていた状態だったので、そのとき取り残された気分になりました。その方のことを信頼し、毎回会う時間を楽しみにしていました。その方がそのとき言ったおもしろいセリフや名言をノートに書いておき、会わないときも、ときどきそれを見返すことで、励まされていたことを覚え

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受けて立ちます、はい。

受けて立ちます、はい。

「え!どういうことですか。急に……」
というような、こんなはずではなかったと思うことばかりの私の人生。変化のタイミングは突然やって来ます。
ある日の「ジャジャジャジャーン」と人生を変えてしまうような思いがけない大きなショックから、日々の小さな「ガーン」というショックまで、いちいち「うわぁ」と敏感に真正面から受け取ってしまう私がいます。

その後、慌ててジタバタとし、なんとかこの事態をよいほうへよい

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ときには気合が入った変人に出会いたい

ときには気合が入った変人に出会いたい

「どうも似たようなことを言う人ばかりでおもしろくないな」
と、そんな思いを常に抱いてしまうような人間でした。
私は昔から人と違うことをする人、いわゆる「変人」と言われてしまうようなおかしな人が好きだったのかもしれません。

「変人」は、その辺ではなかなか出会えない希少価値のある存在だと私は思っています。私が言う「変人」は危険な人ではありません。純粋で、一生懸命で、心やさしい「変人」です。
周りから

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アクティブに小さな挑戦を始める大人の赤ちゃん

アクティブに小さな挑戦を始める大人の赤ちゃん

今、赤ちゃんのように興味を持ったものを実験的に試しています。
それに対して完璧な準備など、今はできないものであり、
完璧なタイミングなんていうものもよくわかりません。

ただ、思い立ったが吉日で、おもしろそうなことを小さく実験的にやってみて、検証し、反省したりして、コツコツと次の挑戦に向かっているところなのです。そんな私は危なっかしくもあり、全力で間違うこともあるかもしれません。それはまた、クオリ

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的外れな私の日常に

的外れな私の日常に

どうも世間とズレていると感じる日々だ
昔からズレズレの私がいる
ズレているくせに世間に合わせようとするからつらくなる

そんな私はどういうわけか
いつもそのときそのときの友人に救われてきた
今でもそうだ

私のズレズレの困った日常に友人が
ときどき手を差し伸べ、助けてくれる
なんてありがたいことなのだろうと
今でも思う

いつもだれかに救われている
それは近くにいるわけでもなく
そんなに遠くにいる

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やりたいことのタイミング

やりたいことのタイミング

やりたいことは試しにやってみることにしている。
私にとってのやりたいことは、川面に浮かぶ泡のように、
ポワポワと消えては生まれ、生まれては消え、とどまることがない。
(まるで『方丈記』の冒頭のよう…)

本当にやるかやらないか、
いつやるのか、どうやるのかと、
あれこれ考えるとなかなかやることができない。

やりたいことを、世の光に出してあげるのに、
何年もかかることもあれば、
もうそれを思い浮か

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