虎ノ門ヒルズ|マッサージ・鍼灸|OFFICE TOSHIKI NASU

銀座線虎ノ門駅・日比谷線虎ノ門ヒルズ駅から徒歩7分にある完全予約制の鍼灸院。 「自分と…

虎ノ門ヒルズ|マッサージ・鍼灸|OFFICE TOSHIKI NASU

銀座線虎ノ門駅・日比谷線虎ノ門ヒルズ駅から徒歩7分にある完全予約制の鍼灸院。 「自分と向き合い生きることを養う」。そんなことを目的にした鍼灸院。

記事一覧

長期の体調不良

長期の体調不良鍼灸院にはさまざまな症状の方が来院します。 日常病としては以下の10疾患があります。 しかし、7位にも入っている不定愁訴つまり、身体に明らかな異常がな…

病気にならない、病気を治すには

今日は病気にならない、病気を治すにはというお話です。 教員課程の時、指導教官がこんな話をしていました。 それは整形外科医と鍼灸師が学会で腰痛治療について話をした…

無性に何か欲する理由

今日は無性に食べたくなる理由を知ろうというお話です。 これまで食事に関する記事を書いてきましたが、それらをなぜ選択してしまうのか?という部分は紹介していません。 …

余分ということ

ある人が言っていました。 いい映画をみたり、面白い本を読んでいる時の幸福は、それが「余分」であることと関係がある。 「余分」だからこそ刹那的に美しいのだし、「余…

恩師から学んだことを思い出す

「お母さんのお腹の中にいた時は口を閉じて、へその緒で結ばれていた」。 赤ちゃんは外に出て口を開けて呼吸をする。 そしてすべての経絡に働き始める。 「つまり、病気…

OFFICE TOSHIKI NASU/鍼灸マッサージ療法の受療の有無とその理由に関する調査研究

X(旧Twitter)を見ていたら、鍼灸道具の卸会社さんの企画部の方が公益法人東洋療法研修試験財団2020年度の鍼灸等研究報告書を『鍼灸マッサージを受けない理由(アンケート…

OFFICE TOSHIKI NASU/睡眠中に寝室で受ける光

今日は睡眠中に寝室で受ける光についてのお話です。 みなさんは寝る前まで携帯電話かパソコンに触れていますか? または電気を消さなかったり、テレビの電源を切らないま…

OFFICE TOSHIKI NASU/人生は5つのボールでする〇〇

Xをみていたら興味深い言葉が紹介されていました。 それはコカ・コーラ社の元CEOブライアン・アンダーソン氏のスピーチ。 人生は5つのボールをジャグリングしているような…

OFFICE TOSHIKI NASU/時代の流れ

治療院のそばに【CARAPPO】という都心最大級のウェルビーイング施設ができました。 トレーニング×サウナ×瞑想という新たな試み。 ホームページにこのように書かれていま…

OFFICE TOSHIKI NASU/弱音を吐ける場所

今日は作家 山口周さんのお話を紹介します。 鍼灸院は何かの目的があって成立すると思っている人がいることでしょう。 しかし、昨今のサウナブームもそうですが「整える…

OFFICE TOSHIKI NASU/特別に書くこともなく

仕事の合間に音楽を検索をしていて、過去に聴いたものがあがってきました。 中村佳穂さんの『SING US "忘れっぽい天使』 この歌の歌詞にある 「みんな同じ辛いのよ。」 …

OFFICE TOSHIKI NASU/なぜ人は誰かと分かれる時に痛みを感じるのか

ある時、テレビ番組で宇多田ヒカル特集が放送されていました。 ちょうどニューアルバム『SCIENCE FICTION』の発売での取り上げられていたのでしょう。 中学生の頃、彼女の…

OFFICE TOSHIKI NASU/「治せる人になりたい」という声

これまで鍼灸師として仕事をしてきて。 良くなることを望まない人が一定数いることに気がつきました。 それは触れられることへの安心だったり、聞いてもらいたかったり、…

OFFICE TOSHIKI NASU/「人間は何のために生きているのか」

クライアントからの予約のメールが届いた。 「今回は心身ともに疲れました」。 1か月ぶりの連絡。 今回はだいぶ疲れていそうです。 普段は腰を中心にケアをしてから日ご…

OFFICE TOSHIKI NASU/〇〇家と〇〇好きの違いは何か?

雑誌を読んでいた時。 美術批評 村上由鶴さんの記事が気になり読んでみました。 題材は『「写真家」と写真好きの違いは何ですか?』。 現代は、誰でも、例えば赤ちゃんで…

OFFICE TOSHIKI NASU/自ら積極的に自分で治す

はじめて湯治という言葉を耳にしたのは幼いころでした。 農家である祖父が仕事が落ち着いたころになると、同じ農協の仲間たちと骨休めに関東にある湯治宿へ行くのです。 …

長期の体調不良

長期の体調不良

長期の体調不良鍼灸院にはさまざまな症状の方が来院します。
日常病としては以下の10疾患があります。

しかし、7位にも入っている不定愁訴つまり、身体に明らかな異常がないにもかかわらず、さまざまな症状を訴える状態があります。
例えば、めまい、全身倦怠、ふらつき、火照り、動悸、頭痛、眼がゴロゴロする、しょぼしょぼする、ねちゃねちゃする、眼が開けにくい、もやっとする、涙が出るなど。

不定愁訴の原因は、

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病気にならない、病気を治すには

病気にならない、病気を治すには

今日は病気にならない、病気を治すにはというお話です。

教員課程の時、指導教官がこんな話をしていました。
それは整形外科医と鍼灸師が学会で腰痛治療について話をした時のこと。
整形外科医が「鍼灸師は腰痛治療ができない」と言ったそうなのです。
すると鍼灸師が「レントゲンは治療ですか?」と質問をすると、医師は答えなかったそうです。

だからどうのこうのではなく、治療とはいったい何をさすのでしょうか?

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無性に何か欲する理由

無性に何か欲する理由

今日は無性に食べたくなる理由を知ろうというお話です。
これまで食事に関する記事を書いてきましたが、それらをなぜ選択してしまうのか?という部分は紹介していません。

簡単にではありますが代表的なものをここで紹介してみます。
(1)甘いもの→疲労
(2)辛いもの→ストレス
(3)しょっぱいもの→ミネラル不足
(4)酸っぱいもの→胃が疲れてる
(5)アイス→水分不足
(6)氷、コーヒー→鉄分不足
(7)

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余分ということ

余分ということ

ある人が言っていました。
いい映画をみたり、面白い本を読んでいる時の幸福は、それが「余分」であることと関係がある。

「余分」だからこそ刹那的に美しいのだし、「余分」だからこそ魂にとって絶対的に幸福なのだ。

ある人とは、作家の江國香織さんなのです。

これだけ無駄のない時代なのに、なぜ人は幸せそうにしていないのでしょうか。

私は「余白」という部分を意識しているのですが、いっぱいいっぱいではなく

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恩師から学んだことを思い出す

恩師から学んだことを思い出す

「お母さんのお腹の中にいた時は口を閉じて、へその緒で結ばれていた」。

赤ちゃんは外に出て口を開けて呼吸をする。
そしてすべての経絡に働き始める。

「つまり、病気は食事をする時からはじまるんです」。
学生の頃、恩師がそのように教えてくれました。

それまで空気という存在を知らないのに、羊水から空気に触れて驚いてハッとしたときに空気の存在に気づきます。

そんなことを思い出しながら気になることを書

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OFFICE TOSHIKI NASU/鍼灸マッサージ療法の受療の有無とその理由に関する調査研究

OFFICE TOSHIKI NASU/鍼灸マッサージ療法の受療の有無とその理由に関する調査研究

X(旧Twitter)を見ていたら、鍼灸道具の卸会社さんの企画部の方が公益法人東洋療法研修試験財団2020年度の鍼灸等研究報告書を『鍼灸マッサージを受けない理由(アンケート)』ととして紹介していました。

鍼灸マッサージを受けない理由は以下のものがピックアップされていました。

みなさんは鍼灸に対してどのような印象があるでしょうか?

私の見解は、これらの受けない理由を解決したとしても受けない人は

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OFFICE TOSHIKI NASU/睡眠中に寝室で受ける光

OFFICE TOSHIKI NASU/睡眠中に寝室で受ける光

今日は睡眠中に寝室で受ける光についてのお話です。

みなさんは寝る前まで携帯電話かパソコンに触れていますか?
または電気を消さなかったり、テレビの電源を切らないまま寝ていませんか?

実はその光が睡眠の質に深く関係します。

睡眠中に寝室で受ける光は有害です。
寝室は暗くする必要があり、わずかな光でもメラトニン分泌を遅らせて睡眠の質を変えてしまいます。

携帯はオフに。
遮光カーテンを使い、デジタ

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OFFICE TOSHIKI NASU/人生は5つのボールでする〇〇

OFFICE TOSHIKI NASU/人生は5つのボールでする〇〇

Xをみていたら興味深い言葉が紹介されていました。
それはコカ・コーラ社の元CEOブライアン・アンダーソン氏のスピーチ。

人生は5つのボールをジャグリングしているようなものだ。
ボールにはそれぞれ名前がついている。

【仕事】【家族】【健康】【友人】【自分の心】
仕事のボールはゴムボール、残りの4つはガラスのボール。
仕事のボールは落としても跳ね返ってくるが、それ以外は傷ついたり、最悪壊れたりして

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OFFICE TOSHIKI NASU/時代の流れ

OFFICE TOSHIKI NASU/時代の流れ

治療院のそばに【CARAPPO】という都心最大級のウェルビーイング施設ができました。

トレーニング×サウナ×瞑想という新たな試み。
ホームページにこのように書かれています。

この施設をクライアントに紹介して頂いた時、私がやりたかったことは間違いではないと思いました。

街にある小さな鍼灸院ですから、施設の規模は同じようにはいきません。
しかし、場所を選ばずに小さくできるものが鍼灸×瞑想です。

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OFFICE TOSHIKI NASU/弱音を吐ける場所

OFFICE TOSHIKI NASU/弱音を吐ける場所

今日は作家 山口周さんのお話を紹介します。

鍼灸院は何かの目的があって成立すると思っている人がいることでしょう。
しかし、昨今のサウナブームもそうですが「整える」という目的のようで、むしろ水風呂が目的になっている方もいますよね。

病気になってはじめて何か施しを受けるというのは私のなかでは少し違っていて、その前に休めば良いと思うのです。

ある人は病気が怖いから健康診断を頻繁に受けます。
いや、

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OFFICE TOSHIKI NASU/特別に書くこともなく

OFFICE TOSHIKI NASU/特別に書くこともなく

仕事の合間に音楽を検索をしていて、過去に聴いたものがあがってきました。

中村佳穂さんの『SING US "忘れっぽい天使』

この歌の歌詞にある
「みんな同じ辛いのよ。」
「時は全てを流すのよ。」

これらの言葉は注意しないと言ってしまいそうな気がして。
そして「忘れなよ」「気にしない」という言葉もまた言ってしまいがちです。

過去にはこのような軽い言葉を吐いていたのだと思うと恥ずかしくなるだけ

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OFFICE TOSHIKI NASU/なぜ人は誰かと分かれる時に痛みを感じるのか

OFFICE TOSHIKI NASU/なぜ人は誰かと分かれる時に痛みを感じるのか

ある時、テレビ番組で宇多田ヒカル特集が放送されていました。
ちょうどニューアルバム『SCIENCE FICTION』の発売での取り上げられていたのでしょう。

中学生の頃、彼女の歌をはじめて聴いたことを今でも鮮明に覚えています。
それまでの日本人にはない魅力が彼女にはあって、そして歳も変わらないのに違う世界の人に見えたのです。

歳を重ねて聴く音楽も変わり特別に意識をするわけではなかったのに、この

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OFFICE TOSHIKI NASU/「治せる人になりたい」という声

OFFICE TOSHIKI NASU/「治せる人になりたい」という声

これまで鍼灸師として仕事をしてきて。
良くなることを望まない人が一定数いることに気がつきました。

それは触れられることへの安心だったり、聞いてもらいたかったり、居場所を求めていたりなのでしょう。

それは悪くないことだと思います。

つまり、マズローの欲求階層で考えると欠乏欲求を満たす部分に該当するのでしょうか。きっとこの部分が満たされていないために目標を見失っているのかもしれません。

しかし

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OFFICE TOSHIKI NASU/「人間は何のために生きているのか」

OFFICE TOSHIKI NASU/「人間は何のために生きているのか」

クライアントからの予約のメールが届いた。

「今回は心身ともに疲れました」。

1か月ぶりの連絡。
今回はだいぶ疲れていそうです。
普段は腰を中心にケアをしてから日ごろの疲れを取るのですが、疲弊していることがメールの雰囲気から分かります。

何かリンクを添付して送ろうと思って、ふと寅さんを思いだしました。
そこで目についたものが「人間って何のために生きてんのかなぁ?」です。

とはいえ何ででしょう

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OFFICE TOSHIKI NASU/〇〇家と〇〇好きの違いは何か?

OFFICE TOSHIKI NASU/〇〇家と〇〇好きの違いは何か?

雑誌を読んでいた時。
美術批評 村上由鶴さんの記事が気になり読んでみました。
題材は『「写真家」と写真好きの違いは何ですか?』。

現代は、誰でも、例えば赤ちゃんでも、もしかしたら猿でも、写真を撮ることができる時代です・・・。

文章はこのように始まります。

確かに携帯電話やデジタルカメラの普及、高性能のカメラが手に入れやすくなってこともあり、カメラはプロだけが扱うものではなくなりましたよね。

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OFFICE TOSHIKI NASU/自ら積極的に自分で治す

OFFICE TOSHIKI NASU/自ら積極的に自分で治す

はじめて湯治という言葉を耳にしたのは幼いころでした。

農家である祖父が仕事が落ち着いたころになると、同じ農協の仲間たちと骨休めに関東にある湯治宿へ行くのです。

あの頃、私は温泉と養生というものの意味を知りませんでしたが、この仕事に就いたことで温泉に対する興味が次第にわくのでした。

今回、作家の坂口恭平さんのコラム『湯治宿を作る』を読んで医師であり作家の稲葉俊郎先生とのやり取りに注目しました。

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