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#エッセイ

もはや炎のオッサンアワーである

もはや炎のオッサンアワーである

初めて買ったCDをきくのは僕の鉄板会話ネタの一つであるが、配信がここまで流行るとこれからは最初にリストに登録した曲はとかになるのだろうか・・・

そうそう、初めて買ったCDの話である。

Rusty Naliだ。

タイトル詐欺かと思った人はもう少し落ち着いて読んでほしい。

小学校5年だったか、あの当時小学校で音楽が流行った。確かHEYHEYHEY Music Campが放送されたかなんだったか

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プレゼントは計画的に

プレゼントは計画的に

クリスマスの匂いが漂ってきた。

今年もハロウィン騒動が終わり、11月も中旬。

そろそろ竹内まりやが「クーリスマスが今年もやってくるー♪」とスタンばっていると思う。

僕は以前、カジュアル衣料店でバイトしていた頃、レジを担当していたんです。

そしたら、女子中学生がセール品の1200円のマフラーと手袋をレジに持ってきて、「このマフラー中3男子がしても変じゃないですよね?」なんて聞いてきた。

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たとえ胸の傷が痛んでも

なんのために 生まれて

なにをして 生きるのか

こたえられないなんて

そんなのは いやだ!

人によって生きる目的はそれぞれだと思う。分からない人も多いと思う。だけれど、辛い思いはしてほしくない、それだけは確かだ。

僕が大学生の頃、せこせこブログを書いていた。2年以上毎日更新した。

別段目立つようなブログではなかったが、一度珍しく何件かメッセージが届いたことがある。

自傷行為をされてる

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夏休みに定評のあるスラムダンク

夏休みに定評のあるスラムダンク

ベベベッ

ベベッ

ベベベッ

(キュッキュッ)

ベベベッ

(スパンスパンスパン)

ぱぱぱぱぱぱん

まぶしー♪

夏休みと言えば、スポーツ漫画の金字塔スラムダンクである。

その内容・感想は僕ごときが語るには今更過ぎて多くは触れないが。

筆者は1982年生まれ、小学5年のころアニメスタート、バリバリのスラムダンク世代である。中学にバスケ部志望が殺到した。

尚、筆者は運動が苦手というこ

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青と黄色

青と黄色

ビールが美味しくなる瞬間ってあると思う。

そもそもビールって苦みがあるからその苦みを受容することが必要となってくる。

当時の自分ももれなくビールが苦手であった。

男子校出身のため、高校の友人と飲むときは焼酎をストレートで、なんてことをやっていたが、今思えば甲類焼酎だったので飲み方というもんを分かっていなかった。

あれは夏の日だ。とてもいい天気だった。

僕は、イライラしていた。学校帰りの埼

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人で人生は変わる

人で人生は変わる

人生を変えた出会いと言えばやはり当時付き合っていた彼女であろう。

色々と無邪気な彼女で、振り回されることも多かったが、男子校卒で屁理屈屋な自分に女性とはどういうものか、感情とはどうなのかを教えてくれた人だ。

出会いは大学公認の勉強団体。試験に受かると準会員から会員となり、成績次第で個人机も与えられる。ヤマが当たり会員になり、個人机も与えられ歓迎飲み会が行われた。

そこで僕は彼女に出会う。

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朝礼と乾杯は元気良く

社会人一年目。

当時、僕はアパレルショップ店員だった。

一部上場、全国転勤有り、早ければ一年で店長職。経験が積めそうで入社した。

厳密には服の小売業で、製造卸のアパレルとは違うのだが一般通念上アパレルとする。

社会人一年目は、とにかくお店に行った。社宅から徒歩5分ということもあり休みの日も行った結果、1年で丸1日店にいないのは3日とかそんなもんだった。

その甲斐あってか、新店舗の副店長に

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確かに最初に入った会社の影響は大きい

確かに最初に入った会社の影響は大きい

母親の言葉でよく覚えている言葉の一つに

「最初に入った会社の影響は大きい。」というものがある。

社会人として経験がない、いわばぴよぴよのひよこに、飛び方や餌の取り方を教えるのが会社であるという意味で、なるほど確かにそうである。

僕が最初に入ったのは洋服の小売業である。よく服屋の店員をアパレルなんて言うが、アパレルは製造卸を指すので、メーカーから仕入れて販売する自身の職種は正確にはアパレルでは

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ギムレットには早すぎる

ギムレットには早すぎる

社会人になって4年。当時26歳の僕らはバーによく行った。

何となく「若造が来たな。」って思われない歳になった気がしていたのだ。

よく友人とバーに入って1,2杯だけ飲んで、次々とバーをめぐるバーホッパーなんてことに興じたりもしたものだ。

ニューヨークタイムズの歴史に残る偉人10人にも選ばれた、上田氏のハードシェイクのギムレットも堪能した。

ちなみにニューヨークタイムズのコピーにサインまで書い

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ピーガガガガガ

ピーガガガガガ

1999年我が家に恐怖の大王がやって来た。

「時代はインターネットだよ!!」

僕の必死の説得があり、年賀状発行機と化していた我が家のパソコンはぐろうばるになった。このインターネットは御多分に漏れず自分の人生に大いに影響を与えるのだ。

当時、普及率20%、インターネットは実にうさんくさかった。アンダーグランド臭というかとにかく陰の者がやっている感じであった。まだまだパソコン通信時代をひきずって

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ファーストデートの思い出

何故こんなテーマが目に入ってしまったのだろう。

結婚して8年。言ってもまだまだなのだろうが、こんなこと思い出すこともなかった。ファーストデートの相手の名前も忘れてしまった。

だけれど、その名前も忘れた彼女とのファーストデートの思い出だけは、化石のように余分な肉は落ち、より強固に輪郭を残して僕の脳に刻まれているのだ。

今日はその化石となったファーストデートの思い出を痛みと共に掘り起こそう。

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