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日々感じること。

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ふと歩きながら思った、あまり大したことではないけれど、今の自分だからこそ気付けた、世の中に対しての気づき、発見についてちらほら。
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嫉妬で身動きがとれなくなったら「舞台裏」を想像してみる

嫉妬で身動きがとれなくなったら「舞台裏」を想像してみる

昨日、ようやく重い重い一歩を踏み出してきました。

というのも、ここのところずっと「いつか本屋をやりたい」としつこく周囲に言っていた私。住み慣れた大好きな荒川区という街で、本屋を開くことがいつしか夢になっていました。

とはいえいきなり固定の本屋をやろうとしても無謀すぎるに違いない。まずはポップアップなどいろいろなイベントに出店してみて、知見を増やしたい!と思い、1年ほど前にSPBSという本屋さん

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いい器は、私を裏切らない

いい器は、私を裏切らない

娘が産まれてから、夕方のニュースをよく見るようになった。

お気に入りはTBSのNスタ。男性の井上アナの顔がタイプなのと、キャラクターにほとんど興味を示さない娘が唯一テレビに映るとはしゃぐのが、TBS公式キャラクターのブーナちゃんだから、というのが大きい。(今度ぬいぐるみでも買ってあげようかな)

毎日流れてくるのは同じようなニュースばかりだけど、あまりいい気分で見られないのは値上げの話。

どこ

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明るいほうへ、導く人になる

明るいほうへ、導く人になる

今年に入り、作家の土門蘭さんがnoteで公開している日記「火星日乗」の購読を始めた。

日々淡々と起こった出来事を記録されているだけなのだけれど、土門さんの日常に少しだけお邪魔しているような気がして、読んでいて楽しい。

文庫本以下の値段で好きな作家さんの日常を覗けて、さらにその文章に触れて刺激を受けられるのだから、安いものだと思う。

毎日土門さんの日記に触れることで、なぜ彼女の文章が好きなのか

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娘を産んでも、わたしは何も変わらなかった

娘を産んでも、わたしは何も変わらなかった

お腹に子どもができる前から周りの人によく「子どもを産んだら、女の人って変わるよね」と、言われてきた。だからなんだかすごく、産むのが怖かったことを、ふと思い出した。自分が自分じゃなくなる、らしい。好きだった人が好きじゃなくなる日がくる、らしい。

当たり前だけれど、わたしの前例はどこにもなく、先が見えなくて不安だった。

じゃあ実際に産んでみてどうだろう。6か月経って振り返ってみた。答えは一つ。意外

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「中古建売プチリノベ」が、わたしたちにはちょうどよかった

「中古建売プチリノベ」が、わたしたちにはちょうどよかった

2022年10月、思い切って家を買いました。

7月に長女を出産し家族が一人増え、さらに家を買うなど、本当にビッグな出来事が重なる年だったなあと、しみじみしています。

さて今回まとめておきたいと思ったのは、家を買ったことについて。

単に家を買った話ではなく、「中古建売物件を買って、プチリノベした」ことについて語りたいなあと思い、筆をとった次第です。

最初にお見せすると、

はじめはこんな物件

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夫婦関係を、アップデートした

夫婦関係を、アップデートした

結婚してもうすぐ4年。このところ、夫との関係性が変わったなあと思うことが増えた気がする。

私の中で夫は、「家庭」という小さな社会の中で起きる諸々のプロジェクトを、一緒にこなしていくためのパートナーなのだな、という認識に変わってきた。

これまではただ一緒にいて楽しい、話すと面白い、辛いことがあると慰めてくれる優しい人、くらいにしか思っていなかったのだけれど。

好きな人と結婚できてオールオッケー

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もしもあなたが、荒川区町屋周辺に住んだなら

もしもあなたが、荒川区町屋周辺に住んだなら

お久しぶりのnoteになってしまいました!みなさんいかがお過ごしでしょうか。

前回書いたお引越しの記事から、早1年……。あっという間だったなぁ。

*

突然ですが、私はいま夫と一緒に「日暮里舎人(とねり)ライナー」と「都電荒川線」という、都内では比較的マイナー路線の沿線で暮らしています。

そのご近所さんであり「デザイナー大家」という肩書きで活動している友人、戸田江美さんが、この度とっても素敵

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憧れの「古民家暮らし」は叶わなかったけれど。

憧れの「古民家暮らし」は叶わなかったけれど。

実はこの春、引越しをしました。引越し、といっても前の部屋から自転車で5~6分圏内の移動で、行動範囲が少し広がったくらいの距離。家賃は1万円ほど上がったのだけれど、それでも「ああ、この部屋に来てよかった!」と思える出来事がありました。

それは先日のこと。夫がとつぜん、お店で使うようにと、タケノコをたっぷり買ってきた日のことでした。(夫はタバタバーという、小さな立ち飲み屋を、東京の田端という街でやっ

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二度と会えない、あの人

二度と会えない、あの人

ようやく心が安定してきたいま、好きな音楽をかけて、文章を書けるほどになった。やっかいなことに、PMSが久しぶりにひどかったという話。

どれほどひどかったかというと、精神的に参って仕事ができなくなるだけでなく、ようやく机に向かおうとした矢先に、ソファの脚に小指を思い切りぶつけただけで床に突っ伏して「私はなんてダメ人間なんだ」と、号泣するレベル。のど元過ぎればなんとやら。今思えばなんでそんなことで泣

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蕎麦と、父

蕎麦と、父

お蕎麦を食べていると、父を思い出す。

我が家では昔から、土日の昼間は父のお気に入りの蕎麦屋に行くことが習慣だった。

父は好きなものはとことん突きつめるタイプの人で、お蕎麦はその一つ。会社の昼休みは多分週3回はお蕎麦を食べているに違いない。

人から聞いた美味しいお店にはすぐ行って味を確かめ、それを私たちにも教えてくれる。そして気に入ったお店には、何度も通い続ける。

父は、わりと寡黙でおとなし

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恐怖は「見える化」したら、ラクになる

恐怖は「見える化」したら、ラクになる

わたしは、お金が怖い。あと、時間が怖い。

正しく言うとお金の「管理」と、時間の「管理」ができない。だから、怖い。

若いころ、というかそろそろ34歳になるつい最近まで、まったくお金と時間の管理ができていませんでした。

なんとなく、肌感で、ざっくばらんに「管理」しているつもりで生きてきたような気がします。

だから貯金なんてほとんどできていなかったし、仕事でも、今すぐやらなきゃいけないことを後回

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#stand.fmへのラブレター

こんなご時世なので、夫とやっている店を休業せざるを得ない状況のなか、わたしの最近の楽しみである、音声プラットフォームアプリ「stand.fm」。

「聞いたよ」「あれって台本とか考えてるの?」「どんな人が使っている印象?」なんかを聞かれることが多くなってきたので、3週間ほど続けてみた私の個人的な感想などをまとめてみたいと思います。

結論、こんなズボラな私でも続けやすく、新しいSNSのプラットフォ

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ポジティブ脳には、誰でもなれるよ

ポジティブ脳には、誰でもなれるよ

「なんかいっつもポジティブだよね〜」
「自己肯定感がそんなに高くいられるのはなぜ?」

立ち飲み屋を始めてから知り合った仲間からも、昔からの友人にも、ありがたいことにそういう声をいただくことが多い。

こんなチャランポランで嫌なことはすぐに忘れてしまう陽気でお気楽な性格は、家族環境の影響も大いにあると思うのだけれど、それだけではなく「日頃の訓練」もあるのかな、と思い書き記しておくことにする。

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一田憲子さんのライター塾に参加して。

一田憲子さんのライター塾に参加して。

タイトル:自然の中で暮らしたい、はもう卒業

「いつかは都会を離れ、自然に囲まれて暮らしたい」。

そう思いながら、都会での生活にどこか満足できていないで生活をしている人は、けっこういるんじゃないかなと思う。わたしもそうだ。ただ、「自然の中で暮らす=農業をして生きていく」という方程式は、あまりしっくりこない。夫にも「じゃあ、どうしたいの?」と聞かれるけれど、いつもうまく答えられない。我ながら、とて

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