#LOF教育センター

知的障害児の教育環境を保障する

知的障害児の教育環境を保障する

 知的障害であるかどうか?は大抵WISCなどの知能検査の数値をもって判定されることが多い。
FSIQ(全検査IQ)の数値がおおよそ70以下で50以上である場合 軽度知的障害と判断されます。
もちろん例外もありますが。

30年近く障害児や周辺児など様々な困りを持つ子どもをサポートしてきました。
知能(認知機能)にさほど問題が無くとも学びづらさや生きづらさを感じている子も一定数います。
また、軽度知

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学校との上手な交渉法~議論は重ねていくもの~

学校との上手な交渉法~議論は重ねていくもの~

 子どもの発達に不安がある場合、学校の先生と話し合いの場を持つ必要性が多くある。
その子どもが境界域、グレーゾーンにいる場合は余計です。
毎年、その都度子どもの状態に適切な教育環境を整備してもらうために
何かあるごとに話し合っていかなければなりませんね。

 保護者の方によく言うことの一つに「保護者ができるのはその子の家庭環境と教育環境を整えることだけ。」ということがあります。
それが役目ですから

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発達障害を理解する         ~子どもが気づく時~

発達障害を理解する         ~子どもが気づく時~

学校でも
テレビでも
ネットでも
SNSでも
「発達障害」の情報が発信されるようになりました。
子どもたちも物心ついた時には
自分自身に何らかの診断が付いていたり、
診断は付いていないけど、
もしかしたら、自分はそうなんじゃないか?と悩んだり。

そんな子どもたちから
時々問い合わせが来ます。

「そうなんじゃないか?」と思うのですが、
どうすれば良いですか?

どのようなことをしているのですか?

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発達障害を理解する〜他の人と同じことしても奇跡は訪れることはないという話〜

発達障害を理解する〜他の人と同じことしても奇跡は訪れることはないという話〜

昨日、久しぶりに以前サポートしていたお子さんの保護者様にお会いした。

お子さんを結局大学入試の少し前まで
サポートさせていただいていた。

そのお子さんもはや今年の春から社会人となった。
職場環境も悪くなく、
社会人としての学びを続けているようです。

お母さんと昔話をよくするが、
このお母さん、子どものことになると自分のことかえりみずいつも一生懸命いろんなところにかけあって子どもの環境整えてい

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最近のこと。嬉しいことも辛いことも

最近のこと。嬉しいことも辛いことも

noteの記事を書く時は
ゆっくりとPCに座って書きたいと思い始めたら
ゆっくり記事を書く間もなく8月が終わってしまった。
なんとか大きな山場を越えたのだけれど、後もう一つ残っている。
それを目前にして、久しぶりにまた体調を崩す。
ほとんど休みなく仕事をしているため、この年になると
ガタが来る。
昔は、そんなことを言う年配の人のことを違う世界の人のように
思っていたけれど、すっかりあの頃の異邦人に

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発達障害を理解する ~脳は一生発達する~

発達障害を理解する ~脳は一生発達する~

やまもと式S&E療育プログラムインストラクター認定講座が開催されています。昨日が2日目、本日最終日。
昨日から実習も含め、実際に子どもたちの様子を見てもらいながらの学びが続いています。本日も引き続き実習ありの最終講座。

初日に脳の発達や脳科学について学んでいただき、昨日は初日に加えての脳の学びでした。
種に、最近の研究による脳についてと小脳の働きについて

療育の考え方としては脳の感受性期に取り

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発達障害を理解する~自信はなかなか生まれてこない~

発達障害を理解する~自信はなかなか生まれてこない~

繊細なところをたくさん持っていると
なかなか新しいことに挑戦できない。
不安の方が大きくって
怖くって
自信がなくって。

新しいことに挑戦する時って
成功するのか?
失敗するのか?
できてもうまくできるのか?
無様なのか?

そんなことは誰にもわからないんだけれど、
それでも、みんな頑張って挑戦したり、
中には
そんなことまったく関係なく
思うが早く行動に出てしまう子も居るのに
(それはそれでち

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発達障害を理解する~簡単な情報収集ではわからないこと~

発達障害を理解する~簡単な情報収集ではわからないこと~

最近保護者様からのご相談、お問い合わせが増えています。
小さいお子さんをお持ちのご家族様からのお問い合わせが多く
毎日可愛い子たちに触れ合わせていただいています。

今は一人っ子が多く、他の兄弟と比べたりすることができない為
余計に育ちが不安になるのかもしれません。
また、不妊治療した後に授かったお子さんだったり、
何度か流産を経験し、やっと無事出産なさった方も少なからずいらっしゃるため、お子さん

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生き物は全部好き。

生き物は全部好き。

台風が来るって言うけど、静かで
「早く帰ってもな~。」
なんて思って深夜映画を見に行くことになった昨夜。
上映スケジュールをチェックして
娘も誘って見に行った。
近所の映画館は空いていて
心地よく見ることができた。
最近私は映画を見る時に良く笑う。
声を出してわらう。
ふふっ。て笑う。
なぜだかわからないのだけれど。(笑)

見たのは「ライオンキング」
テーマはご存知の通り「Circle of L

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新しい形~LINE相談~

新しい形~LINE相談~

ご好評いただいておりますLINE相談会員
引き続き募集しております。

時々、「地方の方からサポートしてもらいたいけれど、
地方に住んでいるので行けません。」とご連絡を受けることがあります。
いろんな環境が都市部と地方とではあきらかに差が生じ
地方に住む人の子育てがより一層大変になって来ています。
子育てするのには地方である田舎がおすすめです。
子どもたちの発達もより健やかに、育つ環境が整っていま

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発達障害を理解する~愛すべきAutism 後編~

発達障害を理解する~愛すべきAutism 後編~

前回の続き
前回のも合わせて読んでね。

満員の映画館。
それぞれが少しチャレンジ。
映画のチケットの事前予約購入。
あまり興味はないけど、みんなに合わせての映画鑑賞。
電車が苦手だけど、頑張って電車でやってくる。

それぞれステップ一段上がる。

そのクラスの中に自閉ちゃんが居ます。
わたしのクラス編成に障害の有無は関係しません。
そんなに知能は低くなく境界域の数値。
彼とは少し遅めに出会って

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発達障害を理解する~子どもの姿~

発達障害を理解する~子どもの姿~

夏休み合宿でのお話が続きます。
小学1年生から身の回りのことがある程度できる子どもたちを引率します。
参加させたいご家族は参加できるようにそれまでに家庭で練習をさせてくださいます。

例えば、所有物の管理や着替え、お風呂での洗髪、適時のはみがき、洗濯の干し方、畳み方など。
そして、一番大切な引率者の指示を聞いて指示を守ろうとすること。リスク管理がある程度できること。みんなと楽しい時間を過ごしたいと

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発達障害を理解する~5日間の合宿~

発達障害を理解する~5日間の合宿~

 昨日、小学生チームの奈良合宿が終わりました。
ほんの小さな集団の合宿です。
家族のような合宿です。

昨年までは沖縄で1週間くらい滞在して行っていました。
いろんな好条件が重なり、4年は続いたでしょうか?
夏・冬の2回
小学1年生以上 自分のことはある程度自分でできる子どもだけをお預かりして観光やアウトドアのアクティビティに重きを置かず、とにかく発達凸凹で生きづらい傾向を持った子どもたちの集中療

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心が壊れてしまった子への随意運動プログラムの効果~奇跡の時間~

心が壊れてしまった子への随意運動プログラムの効果~奇跡の時間~

昨日はNPO法人発達障害児支援LOF教育センター本部が東京で行うやまもと式S&E療育プログラムの日でした。
私も発達障害児地域支援員であるチャイルド・ライフ・サポーター®プロ資格認定講座の開講の為上京の予定を立て、現場に入りました。

今年新しく相談にお越しになったご家族のお子さんは今までサポートしてきた発達障害様の子どもたちとは違い、ある時までは学校生活も楽しみ、過ごしていました。もちろん多少の

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