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【エッセイ】うだうだ、ごろごろー時々、全力ダッシュ。

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ほとんど、うだうだしつつ、時々本気なライターの日々のあれこれをエッセイで。主にくだらないことでいっぱいの私の日常を、気軽に面白く、失笑してもらえたらよいです。
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7年目でわかった、フリーランスにとって本当に必要なもの

7年目でわかった、フリーランスにとって本当に必要なもの

私はフリーになるための準備が圧倒的に不足してたと思う。
会社員に向いていなくて逃げるようにフリーランスに転向したけれど、7年前はそんな人のための情報があまりなく、右往左往しながら仕事していた。

脱サラするまえに
貯金や人脈づくり、スキルアップ、ビジョンの設定など、やったほうがよいことはたくさんある。
そうだけども。

フリーになった私が、もっとも必要だと痛感したものがある。

それは

「自己肯

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マスク否定派の人をみて思ったギモン。"価値観"の扱い方って?

マスク否定派の人をみて思ったギモン。"価値観"の扱い方って?

コロナが流行してからというもの、友人や仕事関係の人の間でもコロナに対する見解が様々で、気疲れしてしまうことが多くなった。

私はゆるめのナチュラリストで、20年前からムリのない範囲で環境によい暮らし、からだによい食べ物を意識してきた。

そのおかげか、自然派の友人も多く、必然的にワクチン否定派、マスク否定派の方々がまわりに多いのだけれど、なかにはマスク反対の署名活動までしている人もいるときいて驚い

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アラフォー女子の理不尽な薄毛問題

アラフォー女子の理不尽な薄毛問題

世の中は理不尽なことだらけだ。

40年生きていれば、人生の悲喜交々もひと通り経験済みといったところ。

そんななかで、理不尽な目にあうこともたくさんあった。ただ悔し涙を流すこともあれば、 かみさま銀行 (以前のnote参照) にぽんっと預けたりもして、自分のなかでなんとか消化してきたものだ。

しかし

ここにきて、未だかつてないほどの人生の理不尽に直面している。

前髪があきらかに寂しい感じに

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行方知れずの心と、15年前の手紙

行方知れずの心と、15年前の手紙

昔むかし。
束縛夫の反対を振り切り、無印良品で働いていたときのこと。

スタッフルームのロッカーによく、手紙が忍ばせてあった。同時期に働き出した「大久保さん」からのもので、そこにはささやかな日常やくすっと笑えるエピソード、ちょっとした悩み事が綴られていた。

私たちはお互い口下手だったこともあり、手紙のやり取りを通して交流を深めていった。

先日、断捨離と意気込んで盛大に部屋の片付けをしていた

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他人からの「いいね」より、自分の「すき」に正直でいたい

他人からの「いいね」より、自分の「すき」に正直でいたい

ちいさいころにすきだったことを

おとなになってもすきでいてもいい

なんて、誰も教えてくれなかった。

たとえば、

さむぅい朝に、バリバリと霜柱を踏むこと

足がしびれるまで、しゃがみこんで公園のアリをながめること

水しぶきが空中で玉になる、一瞬のキラキラを逃さずみつけること

雲の形がなににみえるか、空想してあそぶこと

「もう、おとなだから」

というよくわからない理由で

「すき」を諦

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光を見る前、いちばん深い"よる"に襲われる

光を見る前、いちばん深い"よる"に襲われる

あお、みどり、ぐんじょう…

薄い、薄い色を幾重にも重ねるようにして
壊れそうに繊細な"よる"は、仕上がった。

やがて

美しく深い闇は、街に影を落としていく。

しくしくと泣きたくなるようなよるも

あの人の声がききたくてヒザをかかえるよるも

わけもなく消えたくなるよるも

すべてはいっときの夢のような、あの深い闇のなか。

耳鳴りがきこえるほどの静寂のなか

不安やおそれ、見えないものへの

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参加していない"人生レース"で、勝手に番付される苛立ち

参加していない"人生レース"で、勝手に番付される苛立ち

当方、ADHDとHSPという性質のためか、長年専業主婦をしていたせいか、いじめられっ子気質のせいか……人に馬鹿にされ見下される経験はとても多い。

今まで何してたのと聞かれ、専業主婦と答えれば

「あぁ、ぼく、主婦きらいなんだよね」。

・・・肩書を聞いた途端、初対面でもへーぜんと見下してくる人。

(テレビもでてた有名なコメンテーターだった)

仕事に励む友人を「頑張っててすごいね!」と純粋に褒

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神がつくった傑作

神がつくった傑作

■ この世でいちばん"愛くるしい生き物"について

幸せへの近道は、些細な日常に感謝すること。

そうとは知りつつ、

気を抜くとつい、家があることも、健康なことも、ご飯が食べられることも

「当たり前」のように思ってしまう。

ただ、ゆいいつ

私のそのささやかで平凡で当たり前の日常に

ひとつだけ

圧倒的に神への感謝があふれることがある。

それは…

猫、である。

あの、ふわっふわのお腹

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不便を楽しむ。その①ーふろおけ選手権

「幸せってなんだろう…」

突然ソクラテスモードに突入し、答えのない哲学を延々と考えはじめては眠れない夜を過ごすことが、ままある。(※多分、人よりソクラテス多め)

最近みつけた「幸せ」に対するひとつの答えは、不便を最大限、楽しみに変える工夫そのもの。

それって多分、人間的幸せのひとつなんじゃないかと思う。

「不便を楽しむ」なんて、掃除機も洗濯機もない時代の人からしたら贅沢いってんじゃねーって

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ティッシュ配りのプロが教えてくれた”仕事の価値”

ティッシュ配りのプロが教えてくれた”仕事の価値”

昔、デパート内のイベントで呼び込みのバイトをしたときのこと。

顔に笑顔を貼り付けて、親子連れが通るたび「おねーさんと遊ぼうよ〜!」と声を張り上げる私。その横にはティッシュくばりのおねえさん(推定40なかばくらい?)。

その女性は、私の縄張りに侵略しないよう気遣いながら、ものすごい勢いでティッシュをさばいている。

お互いのテリトリーを侵さないよう数時間近距離で仕事をし、お互いの仕事ぶりをみてい

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不慮の事故により「恋の病」を発症。治療法はまだない。

不慮の事故により「恋の病」を発症。治療法はまだない。

まるで事故にあったかのように、恋をした。

今まで「恋愛なんて錯覚だ」とのたまっていた私にとっては

それはそれは、恐ろしい出来事だった。

その場しのぎのように、男性と付き合っては大体3ヶ月スパンで別れる

というサイクルをもう数年繰り返し

それなりに「別れちゃってさみしいな」なんて思いつつ、心へのダメージはまったくなかった。

恋愛の楽しさがまったくもって分からない。

西野◯ナの曲の「ずっ

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