よすてびと

バツイチのアラフォー/フリーライター。ハタチで結婚し家事と育児に明け暮れたものの、AD…

よすてびと

バツイチのアラフォー/フリーライター。ハタチで結婚し家事と育児に明け暮れたものの、ADHD&HSPで家事も子育ても落第生▶離婚し親権取られる▶32歳で社会人デビュー▶夜の仕事や派遣▶フリーライター▶10コ下の彼と再婚&20年ぶり出産(今ここ)

マガジン

  • 【エッセイ】うだうだ、ごろごろー時々、全力ダッシュ。

    ほとんど、うだうだしつつ、時々本気なライターの日々のあれこれをエッセイで。主にくだらないことでいっぱいの私の日常を、気軽に面白く、失笑してもらえたらよいです。

  • 規格外にんげん(発達障害×HSP)の戯言

  • うつを自力で治すまで。しかばねからの復活

    自らのガチうつ体験をもとに、復活までのストーリを書いてみました。 別ブログにて、詳しくプロセスや方法を書いているので、興味のあるかたは参考にしてみてください。 (サプリ療法や脳内物質のこと、自分の心を取り戻す方法…などなど)

  • マイストーリー

  • 東京サバイバルガール

    バツイチアラフォー女子の東京体験記。こんなに人口密度が高いのに、どうしてこんなにもさみしいのか。東京は、異常で特殊な街。「夢」がなければ生きてはいけない。ファッションという名の鎧を着て、息を止めて早足で歩く。でなければ、あっという間に流されてしまうから。東京で女子が生きぬくためのバイブル的エッセイ。

最近の記事

  • 固定された記事

これって最強のライフハックかも?「かみさま銀行」のはなし

先日、1万円を失くした。 歯医者に行き、カフェでコーヒーを飲み、少し買い物をして… 夜、家計簿をつけていたら 1万円分、きれいに足りない。 お財布から忽然と消えたのです。 「あーーー!」(やっちまった) 「うーーーぅう」(え!?落とした?!レジでまちがえた?!) 「えーーー!??」(そもそもホントに1万円入ってたっけ?!) 悶絶し、ひと通り嘆いて 今は亡き(?)諭吉に想いを馳せること数時間。 妹にメールすると 「私はスロットで大当たりした直後、15万全部スられた」

    • 7年目でわかった、フリーランスにとって本当に必要なもの

      私はフリーになるための準備が圧倒的に不足してたと思う。 会社員に向いていなくて逃げるようにフリーランスに転向したけれど、7年前はそんな人のための情報があまりなく、右往左往しながら仕事していた。 脱サラするまえに 貯金や人脈づくり、スキルアップ、ビジョンの設定など、やったほうがよいことはたくさんある。 そうだけども。 フリーになった私が、もっとも必要だと痛感したものがある。 それは 「自己肯定感」。 フリーランスとして働きだして7年、なにはともあれ、まずは自己肯定感が

      • 【不器用さんのトリセツ】たびたび脳内に現れる高倉健について

        私は、たびたび高倉健になります。 「なんとなく」でこなそうとしたり、物事を甘く見積もって手を抜こうとしたり、不器用さんに相応しくないことをして失敗すると、もれなく心の中に"彼"が登場します。 彼は、私の脳内に登場するやいなや、俯き加減でつぶやく。 「自分、不器用ですから」 さすが健さん。たったひと言なのに、重みと深みが…ずーん。 そして、思い直すのです。 あぁ、そう。そうだった。 忘れてはいけないんだった。 私は、高倉健なのだ。 器用にやろうとしちゃいけないの

        • "ガチうつ"で屍と化した1ヶ月…からの復活劇。 自力で治した全行程①

          ガチうつになった話は何度かここでさせていただいているのですが、精神科やお薬に頼らず、なんとか自力で復活いたしました。 ガチうつから復活までの詳しい方法は、段階を追って別のブログにわかりやくまとめています。 ▼▼ 発達障害&HSPで楽しく生きる(よすてびとブログ)  ▼▼ 【自力でうつを治す】心の各段階にあわせたセルフケア方法 (主に脳内物質の話やサプリの話、自分の心とのコミュニケーションを復活させる方法など) 復活への方法は1つではないと思いますが、いま苦しんでいるか

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          11本
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        記事

          マスク否定派の人をみて思ったギモン。"価値観"の扱い方って?

          コロナが流行してからというもの、友人や仕事関係の人の間でもコロナに対する見解が様々で、気疲れしてしまうことが多くなった。 私はゆるめのナチュラリストで、20年前からムリのない範囲で環境によい暮らし、からだによい食べ物を意識してきた。 そのおかげか、自然派の友人も多く、必然的にワクチン否定派、マスク否定派の方々がまわりに多いのだけれど、なかにはマスク反対の署名活動までしている人もいるときいて驚いた。 私もワクチンについては思うところがあって今は受けるつもりはないけれど、そ

          マスク否定派の人をみて思ったギモン。"価値観"の扱い方って?

          アラフォー女子の理不尽な薄毛問題

          世の中は理不尽なことだらけだ。 40年生きていれば、人生の悲喜交々もひと通り経験済みといったところ。 そんななかで、理不尽な目にあうこともたくさんあった。ただ悔し涙を流すこともあれば、 かみさま銀行 (以前のnote参照) にぽんっと預けたりもして、自分のなかでなんとか消化してきたものだ。 しかし ここにきて、未だかつてないほどの人生の理不尽に直面している。 前髪があきらかに寂しい感じになってきたのだ。 うっかり前髪のセッティングを間違えると、うっすら地肌が透ける

          アラフォー女子の理不尽な薄毛問題

          わたし(ADHD)にとって、ハイレベルすぎる "ふつうの生活"

          これはADHDあるある?なのかもしれませんが 仕事や生活をするのに、自分のいまある能力を総動員するという気合が必要なせいか、それとも自己肯定感が低いせいか、自分のキャパを超えて努力しすぎては、うつになるというパターンをくりかえす傾向にあります。 何年かに一回はうつで寝込み、回復してはまた無理をして…といった具合です。 去年もまたそれを繰り返し…うつ真っ盛りでした。 仕事に忙殺されていた数年を過ごし、コロナとともに”マジうつ”に。 自粛とともに「ぷつんっ」となにかの糸

          わたし(ADHD)にとって、ハイレベルすぎる "ふつうの生活"

          都会の片隅で、わたしと彼女は孤独を埋めあった。

          あの日。猫を飼うことを決め、引取りにいく前日。 私はトイレでひとり、激しくむせび泣いていた。 自分のなかに収めきらない感情があふれてくる。 ーあの子を本気で愛せるのか。 ー最後まで目をそらさず、責任をもって看取ることができるのか。 ー必ず訪れる別れに、私は耐えられるだろうか。 いつかの別れのぶんまで、ひとしきり涙した。 なにかの儀式のように、猫を飼う決意を固めたのだった。 そうして、満月の日にやってきた「むぅ」は、さみしげな瞳をした神秘的な猫だった。 彼女は

          都会の片隅で、わたしと彼女は孤独を埋めあった。

          離婚ですべてを失った私がすがったのは、たったひとつの "夢" だった

          夢追い人は「夢で食べていく」と決意する。 けれど、夢を追う最中は逆で、"夢" を食べて生きているんじゃないか。 自分の過去をふりかえると、そんな風に思ったりする。 32歳の時。12年の結婚生活が終わり、すべてを失った。 お金も家も人間関係も、そして子ども2人をも。 当時の私は、夫の暴力から逃れるため家を出ると、そのまま弁護士事務所に駆け込んだ。 経緯が複雑なので端的にいうと、20歳から専業主婦で超世間知らずだった私は債務整理を得意とする弁護士事務所に相談してしまい

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          行方知れずの心と、15年前の手紙

          昔むかし。 束縛夫の反対を振り切り、無印良品で働いていたときのこと。 スタッフルームのロッカーによく、手紙が忍ばせてあった。同時期に働き出した「大久保さん」からのもので、そこにはささやかな日常やくすっと笑えるエピソード、ちょっとした悩み事が綴られていた。 私たちはお互い口下手だったこともあり、手紙のやり取りを通して交流を深めていった。 先日、断捨離と意気込んで盛大に部屋の片付けをしていたとき、彼女からの手紙の束がひょっこり現れた。 懐かしさで焦る気持ちを抑えなが

          行方知れずの心と、15年前の手紙

          3.11は、祖父の命日です。

          2011年3月11日 あの日、生まれてはじめて神を恨みました。 宮城の人はみな、十分すぎるほど地震に備えていたのに。 なぜ津波だったのか。 なぜ、津波と同時にあんなタイミングで雪まで降らせたのか。 なぜたくさんの人が、大切な人を亡くさねばならなかったのか。 こんなに想像を絶する惨事が起こるなんて。 神様なんていないじゃないか。 いるのなら、天に向かって罵倒してやると心で叫んだ。 思い切り汚い言葉で罵ってやりたい気分だった。 祖父は地震後、片付けを

          3.11は、祖父の命日です。

          他人からの「いいね」より、自分の「すき」に正直でいたい

          ちいさいころにすきだったことを おとなになってもすきでいてもいい なんて、誰も教えてくれなかった。 たとえば、 さむぅい朝に、バリバリと霜柱を踏むこと 足がしびれるまで、しゃがみこんで公園のアリをながめること 水しぶきが空中で玉になる、一瞬のキラキラを逃さずみつけること 雲の形がなににみえるか、空想してあそぶこと 「もう、おとなだから」 というよくわからない理由で 「すき」を諦めたり、蓋をして心の奥にしまわれてたりする。 私の「すき」たちは、丁寧に箱にい

          他人からの「いいね」より、自分の「すき」に正直でいたい

          ニンゲン初心者のくせに、物申す

          地球でニンゲンてものをやって、40年になります。 それでも、未だに生きることがヘタッピな私。 不器用で作業は遅く、世の中の大体のことは不得意で。 苦労してようやく覚えたことは、いとも簡単に忘れ、また振り出しに戻る。 自暴自棄になりそうなのを必死に堪えたり、堪えられず酒に溺れてみたり。 ニンゲンやって結構経つのに、いつまでも「初心者マーク」は取れません。 ビギナーズラックってやつも素通りしてしまったようで。生きてて、なんのメリットもラッキーも、いまいち感じたことはないん

          ニンゲン初心者のくせに、物申す

          光を見る前、いちばん深い"よる"に襲われる

          あお、みどり、ぐんじょう… 薄い、薄い色を幾重にも重ねるようにして 壊れそうに繊細な"よる"は、仕上がった。 やがて 美しく深い闇は、街に影を落としていく。 しくしくと泣きたくなるようなよるも あの人の声がききたくてヒザをかかえるよるも わけもなく消えたくなるよるも すべてはいっときの夢のような、あの深い闇のなか。 耳鳴りがきこえるほどの静寂のなか 不安やおそれ、見えないものへの畏敬の念が輪郭をあらわす。 それぞれの夜を おしつぶされるような闇を 一晩のり

          光を見る前、いちばん深い"よる"に襲われる

          "障害"って結局、なにもの? 発達障害は個性か、特性か。それとも天才なのか。

          はじめて自分に「障害がある」と知ったとき、号泣した。 悲しいからじゃない。 長年の苦しみの理由がわかった、自分が何者かわかった安堵感から、だった。 「できないのは、あなたの努力不足ではない」という本のなかの一文をきっかけに 26年溜め込んでたものが、すべて水分になって流れ出た。 どうやっても集団からはみ出る。 どんなに「普通に」とがんばっても、変わりモノ扱い。 みんなが無意識にできてることが、まったくできない。 みんなが興味あることには、興味がない。 会話は

          "障害"って結局、なにもの? 発達障害は個性か、特性か。それとも天才なのか。

          【忘れられないお客様】 キャバクラで出会った余命3か月のおじさん

          20歳で結婚してから31歳まで専業主婦。 夜の世界とはまったく縁がなかった私が、離婚後キャバクラで働いていたときに出会った方のお話です。 人生の谷間でもがく私とおじさん。不思議なめぐり合わせでした。 そのタイミングで彼と偶然会ったのは必然のような気がしました。 お会いしたのは一度きり、お酒の場での数時間の出来事ですが、ずっと私の深いところにしまわれ、折に触れては思い出します。 私の大切な思い出なので、今回は有料記事とさせていただきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

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