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自分の内面を形成するもの

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#ホスピタルアート

17ヶ所の病院でホスピタルアートを展示した話

17ヶ所の病院でホスピタルアートを展示した話

17ヶ所の病院でホスピタルアートを展示した話

ホスピタルアートとは
絵や写真などの作品を病院に展示をして癒しの空間にするアートのことです。

スキューバダイビング中に撮影した水中写真を、これまで17ヶ所の病院で展示させていただきました。今も国立奈良医療センターなどで展示をしています。

国立病院の職員さんから、「利用されている方たちにとても喜ばれている」と最近も教えていただきました。
すごくすご

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先天性十二指腸閉鎖症で生後3日で手術をして大人になった今の話

先天性十二指腸閉鎖症で生後3日で手術をして大人になった今の話

 僕は先天性十二指腸閉鎖症という病気を持って生まれました。生まれてすぐに異常が見つかり、大きな病院へ転院となり、生後3日でお腹の手術をした。それで終わり、とはいかず、結局12歳の誕生日まで通院していました。

 これだけ読んでみて、どう思われたでしょうか?まぎれもない自分が経験した事だけど、「大変だったね」「すごい」「なかなかない経験」「いま大丈夫?」と思われたかもしれません。「へー普通だね」とは

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僕の未来のためにできることは病名の公表

僕の未来のためにできることは病名の公表

僕の未来のためにできることは病名の公表

40年前の8月9日、それは生後3日目、私が「先天性十二指腸閉鎖症」という病気を持っていることが判明し、初めて手術台に乗った日です。

私の子供時代は、手術の影響で苦しみながらも、自分の病気を乗り越えるために医院の待合室と処置室を行き来する日々が続きました。

12歳の誕生日に受診した日、医師からもう通院しなくていいと言われた事がとても嬉しかったのを覚えてい

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ホスピタルアートを3年間で17ヶ所で実施した話

ホスピタルアートを3年間で17ヶ所で実施した話


ホスピタルアートを3年間で17ヶ所で実施した話

ここ3年間で17ヶ所の病院や施設でホスピタルアートとしてアート作品を展示させていただきました。現在も6ヶ所の病院で展示しています。これまで展示した作品は、ダイビング中に撮影した水中写真や水中映像になります。今後は海に関する作品だけではなく、様々な絵や写真、そして映像作品を展示していきたいと考えています。

ホスピタルアートとは

絵や写真などのア

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エイプリルフールに嘘ついて虚しくなった話

エイプリルフールに嘘ついて虚しくなった話

「ついに日本中の病院でホスピタルアートが普及した!嬉しい!」

これを嘘ではなく現実にしたい。

僕たちはアートを病院で展示をして癒しの空間にするホスピタルアートをしています。まだ日本の病院であまり普及していないので、日本中の病院での普及を目指しています。これまでに17ヶ所で実施して、現在も国立病院など6ヶ所で展示しています。

ホスピタルアートの癒しの効果は、多くの論文で証明されていて、公開され

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生後3日で手術して12年間通院したけど「僕はかわいそうじゃないよ」と伝えたいこと

生後3日で手術して12年間通院したけど「僕はかわいそうじゃないよ」と伝えたいこと

生後3日で手術して12年間通院したけど「僕はかわいそうじゃないよ」と伝えたいこと
最近昨日ウェブマガジンのインタビューを受けて思ったことを書きます。

先天性の病気だけどかわいそうじゃないよ

インタビューをしてくれた人は、もともと医療関係の仕事をしていて、病院でも勤めていた経験がある人でした。

このインタビューは、ダイビングの事やホスピタルアートのことを知ってもらいたいために受けたのですが、そ

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やらない理由なんて探したらいくらでもあるし、やる理由も探したらいくらでもあると思う今日この頃

やらない理由なんて探したらいくらでもあるし、やる理由も探したらいくらでもあると思う今日この頃

「海の写真をホスピタルアートとして病院で展示したい!」と声をあげた時、「どうせ無理」「そんなの出来ないよ」という意見があったけど、実現したら聞こえてこなくなりました。次々に展示が開始しています。

それに、そう言ってた人は言ったことも覚えていないんだろうな、と思うのです。なので、意見聞かないのもよくないけど、意見聞き過ぎてもよくないと思う。

いろんな生き方あっていい。
僕は僕、君は君。
自分と違

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ホスピタルアート活動の日々で思うこと 1

ホスピタルアート活動の日々で思うこと 1

ホスピタルアート活動の日々で思うこと 1

noteでこれから、僕たちが今取り組んでいる「ホスピタルアート活動」の日々の中で僕が思ったことや気づいたことなどをエッセイみたいな感じで書いてみます。

ホスピタルアートとは?
病院で絵や写真などの作品を展示して癒しの空間にするアートのこと。

僕は大阪梅田でスキューバダイビングスクールをしているのですが、スキューバダイビング中に撮影した水中写真や映像を

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小児病院で海の写真を展示したい理由

小児病院で海の写真を展示したい理由

小児病院で海の写真を展示したい理由

昨日、ホスピタルアートについて話せる場がありました。色んな意見も聞けてすごく楽しかったです。

今取り組むホスピタルアートとは?や、自分がなぜこの活動をしているのか?を以前書きましたが(2022年11月現在、これまでに国立三重大学病院、国立奈良医療センター、湘南藤沢徳洲会病院、県立病院など14ヶ所で展示)展示例はこちら。

2022年11月は神奈川県にある湘南

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取り組むホスピタルアートの現状と課題

取り組むホスピタルアートの現状と課題

取り組むホスピタルアートの現状と課題

ホスピタルアート活動の現状

海の写真や映像をホスピタルアートとして病院で展示しています。
これまでここ②年で国立病院など13ヶ所で展示しました。おそらく、日本の中ではホスピタルアートを多く展示している部類かと思っています。日本でまだ普及していないホスピタルアートを日本中の病院で実施することを目指して活動しています。

◾️展示中の病院(いずれも常設展示)

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やりたいことをするのに才能あるかないかなんて関係ないし向いてるかどうかも関係ない

やりたいことをするのに才能あるかないかなんて関係ないし向いてるかどうかも関係ない

やりたいことをするのに才能あるかないかなんて関係ないし向いてるかどうかも関係ない

僕は不器用で図工が苦手だ
幼稚園
・動く絵本制作
➡️副園長に手伝ってもらう

小学生
・エプロン制作
➡️先生との共同制作

中学生
・ラジオ制作
➡️ほぼ先生の作品
・椅子制作
➡️80%先生の作品

大人
ホスピタルアート展示用で写真加工をする必要性が生じて自分が不器用だったことに気がつく⬅️今ここです。

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僕らにできる事はまだまだあるよ

僕らにできる事はまだまだあるよ

僕らにできる事はまだまだあるよ

 テレビのワイドショーやニュース番組を見ると、悲しいニュースばかりが流れている。遠い世界のように感じてしまいたいと思うほど、その絶望的な現実に胸が苦しくなる。しかし、当事者のある国では全然違う伝わり方がされている。戦う国と守る国、そしてそれをテレビ越しで知る第三国の自分たち。「ああ、自分は無力だ」と僕は感じることがある。そんな僕たちは朝起きて、ご飯を食べ、仕事や学

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大人になってから一番思い込みが変わった僕のある出来事

大人になってから一番思い込みが変わった僕のある出来事

 大人になってから一番思い込みが変わった僕のある出来事

今日は、僕の大人になってから一番思い込みが変わったある出来事について書きます。

 大人になってから一番思い込みが変わった事って何ですか?きっとみんなそれぞれ沢山あると思う。僕も一つじゃなくきっと沢山あるだろうけど、ぱっとすぐに思い出すのは、「病院の壁」の事。僕はそれが一番思い込みが変わった事になります。ホント、その事実を知った時は衝撃的だ

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ホスピタルアートの現実

ホスピタルアートの現実

僕は大阪でダイビングショップを経営しながら、病院で海の写真を展示する「ホスピタルアート」活動をしています。

(これまで国立病院など11か所で実施)
最近も兵庫県の県立病院でスタートしました

そして昨日
ホスピタルアートの打ち合わせで病院に行ってきました。

重い病気を持った、3才から若い人が通うフロアです。

そこではホスピタルアートは未実施だけど、前向きに検討いただけるとのこと。大きな病院だ

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