津田さんとの”はやぶさ2“の成果に関する楽しい会話 その3 〜JAXA宇宙科学探査交流棟 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
望外の出会いもアリで
相模原詣での夢を叶えた
という話。
宇宙科学探査交流棟は、日本の航空宇宙の進歩の縮図をリアリティを以て伝承してくれています。
そして今回はそこでの素敵な出会いのお話です。
偶(たまたま)運良くはやぶさ2プロジェクトマネージャとして知名度の高い津田雄一さんにお会いできたのでした。
10年一寸(ちょっと)前に、実は津田さんの師である中須賀さんにも商社の役員としてお会いしています。当時経済産業省のコーディネーターの方にご指導頂きつつ、ご一緒に何度か柏の葉キャンパスの研究室にお伺いしていました。このコーディネーターの方とは後に再生可能エネルギー関係の会社を立ち上げる様にも指導を受けつつ、同氏も執行役の副社長として支援して頂くということになるのですが…
中須賀先生とは、民生品を使って組み上げた「ほどよし」という超小型人工衛星のプロジェクトで関わって居ました。
先生は極めて合理的なお考えをお持ちで、電子部品の業界のことも精通されていました。私は勿論電子デバイスをインサイダーとして研究開発からマーケティング、販売まで経験しています。その私をしても特に部品の信頼性に関してそこまでご存知ですかというレベルでした。
先生はその知見を活用されて民生用の電子部品を使いハイコストパフォーマンスな衛星を作られていました。しかも確実に実績も積まれて居ました。
そんな事もあり、津田さんとはとても初対面とは思えない感覚でお話させて頂きました。
特に長年疑問に思っていた「液体の水が小惑星で発見された」という何とも不思議な事実についての考察を共有できた事は望外の幸せでした。
簡単に言うと、
液体の水が岩石に封印され、しかも幸運にもそれを地球まで持ち帰ることができたというのは奇跡的
という理解で一致したのでした。
また私が大学生時代に、この地球上の生命は地球で生まれたのではなく宇宙から漂流してきたという説が唱えられ、私も夢中で関連の文献を読み漁った記憶が有ります。それから40年後の今。はやぶさ2プロジェクトで小惑星でアミノ酸が検出されたという画期的な知見を得たのでした。
この件についても津田さんから直接仔細をご説明頂けたことも感動的な経験でした。
そればかりではなく、おまけとしてのもう少し軽い話題ですが…
その1でご紹介した大学生時代の航空宇宙研究でご一緒した1年年上でJAXAに行かれた野田先輩の話にもなりました。
野田篤司
今は、既に定年退職して一緒には仕事はしていないものの、
津田さんは良くご存知で、先輩が学生時代に好きだったアラレちゃん
やラムちゃん
話からJAXAでの活躍のお話までも聞けたこともまた望外の収穫でした。
ということで、千載一遇の好機を捉えて訪問したJAXAさん。航空宇宙の研究をしていた学生時代に戻った様な時間と空間、しかもそこには素敵な出会いまで用意されてたのでした。
因みにこのアニメの話になったのは、偶然会場に居合わせた方が…
つづく
蛇足
アニメ好きだった野田先輩に関する今回の執筆の予備調査の過程で、こんな資料を見つけました。
仔細は知らないのですが… 兎も角、
何やら崇高なロジックで…
色々あったものの相互に大人のソフトランディングをされた感じ…
が伝わってきて、印象に残った次第。(笑)
超蛇足
崇高なロジックでは、こんなネタも過去にご紹介しました。
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