藤房農園 amame

虫と人と環境のsocial farm🐛            園芸療法士と言語聴覚士の…

藤房農園 amame

虫と人と環境のsocial farm🐛            園芸療法士と言語聴覚士のamameです◉農園にて、障害に関係なく健康維持、増進をねらいとした、畑っこクラブを制作中。◉stand fmにて、「自分らしく表現すること」をテーマに様々な人達にインタビューした記録を発信

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    5人きょうだい備忘録を、まとめています。

記事一覧

【藤房農園日記】足元から大切にしたい

私は今、30年前に発生した大地震で被害を受け、そこから耕作放棄地になってしまった祖母の畑で農園主になろうと奮闘している。 それなりに青春を過ごし、仕事をし、自分の…

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想像力で生き抜けろ!

この世の中に「絶対」ということがあるか、というと、そんなものは無いと思う。 だが、子どもが育つうえで「絶対」があるとすれば、 「暑くない」「臭くない」「お腹が空…

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人生は作文のよう

あれは私が小学2年生の頃 文化発表会の感想文を書く課題が出された。 まだ原稿用紙に文章を書くということに慣れていない小さな年齢だったが、書き始めると、あれも書きた…

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【藤房エッセイ】姿なき侵入者

丑年生まれの私は、 このところ、ある事件に悩まされていた。 事件の内容はこうだ。 「ある現場において、特に何かを取られたわけでは無さそうだし、荒らされている感じも…

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マイナススタートの母と、プラススタートの娘

なんて羨ましいんだ。 私は娘を見る度に、いつも、ほーっとため息をつく。 娘は手先が器用で、練習などなくても、ある程度の事は何でも、人並みには出来てしまう。 (球…

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祝!すまっこのもり10周年『満足するまで遊ぼうぼう♪』後編

【ラジオ インタビュー】 なんじゃらほいラジオ!では、 「自分らしく表現する」 を、大きなテーマに、自分らしく生きている人達にお話を聞き、一人一人の自然体に触れて…

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祝!すまっこのもり10周年『満足するまで遊ぼうぼう♪』前編

【ラジオ インタビュー】 なんじゃらほいラジオ!では、 「自分らしく表現する」 を、大きなテーマに、自分らしく生きている人達にお話を聞き、一人一人の自然体に触れて…

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きょうだい備忘録(呼び覚まされた瞬発力)

言語聴覚士になって1年、2年の新人の頃、 3歳児検診後のフォロー教室に配属されました。 3歳児検診という市が開催されている検診で、 発達が気になるお子さん達を集めて、…

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[藤房エッセイ]初夏ですね。2024.5

皆さんこんにちは! 梅雨の様な長雨と、台風の様な大雨が降り、 びしょびしょになった5月でしたね。 この[➕藤房エッセイ]は、藤房農園日記とセットで、月1回投稿して…

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藤房農園日記(3)視点が違えば

ゼロどころかマイナススタートとなった 虫と人と環境のsocial farm 藤房農園。 12代目の私が、有機農業農家になり、 障害に関係なく子ども達(高校生も)が、 畑や花のお…

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藤房農園日記(2)農園の指針

藤房農園のテーマは3つあります。 1つ目は昆虫 2つ目は人 3つ目は環境 です。 1.昆虫 夫は小さいころから、虫取り少年で、昆虫や生き物が大好きでした。 小さい頃夢中に…

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藤房農園日記(1)はじまり

藤房農園は、徳川吉宗の時代から続く農家で、 私で12代目になります。 12代目‼️と、エッヘンみたいな感じで書きましたが、 10代目以降、広い畑と森は、30年間放置され…

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【ラジオ】えーやん!縁やん!そのままでえーやん。(後編)

なんじゃらほいラジオ!では、 「自分らしく表現する」 を、大きなテーマに、自分らしく生きている人達にお話を聞き、一人一人の自然体に触れていきます。 今回は、ご近所…

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【ラジオ】えーやん!縁やん!そのままでえーやん。(中編)

なんじゃらほいラジオ!では、 「自分らしく表現する」 を、大きなテーマに、自分らしく生きている人達にお話を聞き、一人一人の自然体に触れていきます。 今回は、ご近所…

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【ラジオ】えーやん!縁やん!そのままでえーやん。(前編)

なんじゃらほいラジオ!では、 「自分らしく表現する」 を、大きなテーマに、自分らしく生きている人達にお話を聞き、一人一人の自然体に触れていきます。 今回は、ご近所…

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子育てはまるで細胞分裂

怒涛の卒園、卒業、入園、入学を終えて、 落ち着いたところで、私は体調を崩しました。 毎日、毎日、子ども達の声が鳴り響く我が家。 泣き声が響き渡ったと思ったら、笑…

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【藤房農園日記】足元から大切にしたい

【藤房農園日記】足元から大切にしたい

私は今、30年前に発生した大地震で被害を受け、そこから耕作放棄地になってしまった祖母の畑で農園主になろうと奮闘している。

それなりに青春を過ごし、仕事をし、自分の人生を楽しんできた私が子どもを産み、母になってから農園を継ごうと決意したのは、人生に影響を受けた3人の女性達が居たからである。

1人目は私の祖母
2人目は『地球の秘密』という漫画の著者、坪田愛華さん
3人目は園芸療法士の第一人者である

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想像力で生き抜けろ!

想像力で生き抜けろ!

この世の中に「絶対」ということがあるか、というと、そんなものは無いと思う。
だが、子どもが育つうえで「絶対」があるとすれば、

「暑くない」「臭くない」「お腹が空かない」

この3つだと、私は考える。
そう思うには理由がある。

私達きょうだいは、家の庭にあるプレハブで幼少期を過ごしていた。
父が自分の家を子どもに汚されるのが嫌だから。というのが主な理由だ。
自分には湯水の様にお金を使う父だったが

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人生は作文のよう

人生は作文のよう

あれは私が小学2年生の頃
文化発表会の感想文を書く課題が出された。

まだ原稿用紙に文章を書くということに慣れていない小さな年齢だったが、書き始めると、あれも書きたい。これも書きたい。と、どんどん書き進めていた。

内容は、あれをしました。これもしました。私はこう言いました。楽しかったです。
と言った内容をつらつらと書いてた。

放課後も残り、原稿用紙が埋まっていくのが、楽しくて、楽しくて、10枚

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【藤房エッセイ】姿なき侵入者

【藤房エッセイ】姿なき侵入者

丑年生まれの私は、
このところ、ある事件に悩まされていた。

事件の内容はこうだ。
「ある現場において、特に何かを取られたわけでは無さそうだし、荒らされている感じもない。ただ何となく違和感というか嫌な感じがする。」

今回も朝起きて、デッキから見た現場の様子に、すぐに違和感を持った。荒らされている形跡もなく、そこにあったものが無くなっているわけではない。でも、物が少しだけ動いているような気がする。

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マイナススタートの母と、プラススタートの娘

マイナススタートの母と、プラススタートの娘

なんて羨ましいんだ。

私は娘を見る度に、いつも、ほーっとため息をつく。

娘は手先が器用で、練習などなくても、ある程度の事は何でも、人並みには出来てしまう。
(球技がダメな所は、私と一緒)

裁縫や、音楽や、絵画など、手を使って、何かを生み出す時に、娘の器用さが発揮される。

一方、私はというと、未だに玉留めなども苦戦し、中学の時にパーカッションをやっていたけど、それだって、基礎練習を死ぬほどや

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祝!すまっこのもり10周年『満足するまで遊ぼうぼう♪』後編

祝!すまっこのもり10周年『満足するまで遊ぼうぼう♪』後編

【ラジオ インタビュー】

なんじゃらほいラジオ!では、
「自分らしく表現する」
を、大きなテーマに、自分らしく生きている人達にお話を聞き、一人一人の自然体に触れていきます。

今回はスペシャルインタビュー❣️

長女が一期生として通わせていただいた
森のようちえん すまっこのもりが、
2024春で10周年を迎えたので、

主宰の、かずちゃんとみえちゃんに
インタビューをしました😊
後編になりま

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祝!すまっこのもり10周年『満足するまで遊ぼうぼう♪』前編

祝!すまっこのもり10周年『満足するまで遊ぼうぼう♪』前編

【ラジオ インタビュー】

なんじゃらほいラジオ!では、
「自分らしく表現する」
を、大きなテーマに、自分らしく生きている人達にお話を聞き、一人一人の自然体に触れていきます。

今回はスペシャルインタビュー❣️

長女が一期生として通わせていただいた
森のようちえん すまっこのもりが、
2024年春で10周年を迎えたので、

主宰の、かずちゃんとみえちゃんに
インタビューをしました😊
前編になり

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きょうだい備忘録(呼び覚まされた瞬発力)

きょうだい備忘録(呼び覚まされた瞬発力)

言語聴覚士になって1年、2年の新人の頃、
3歳児検診後のフォロー教室に配属されました。

3歳児検診という市が開催されている検診で、
発達が気になるお子さん達を集めて、保育や個別訓練を実施し、フォローアップしていく教室です。

色んな子が居ました。
ゆっくりさん、緊張さん、お喋りさん、頑固さんなど。

そして、その中に、かならず一人は、超多動さんがいました。(並大抵の多動ではないです)

私は、療

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[藤房エッセイ]初夏ですね。2024.5

[藤房エッセイ]初夏ですね。2024.5

皆さんこんにちは!

梅雨の様な長雨と、台風の様な大雨が降り、
びしょびしょになった5月でしたね。

この[➕藤房エッセイ]は、藤房農園日記とセットで、月1回投稿していこうと考えています。

◉藤房農園日記は有料(1記事100円)

◉[➕藤房エッセイ]は無料

なぜ、この様なスタイルにしたかというと、
藤房農園は、虫と人と環境のsocial farmが、
テーマになっており、

①有機農業での作

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藤房農園日記(3)視点が違えば

藤房農園日記(3)視点が違えば

ゼロどころかマイナススタートとなった
虫と人と環境のsocial farm 藤房農園。

12代目の私が、有機農業農家になり、
障害に関係なく子ども達(高校生も)が、
畑や花のお世話をしながら、健康に身体を動かす場を作ろうとしているお話を、ゆるゆる定期的に綴りたいと思います。

今回は、その場づくりにおいて参考にした、オランダのケアファームについて、
立場の違う方達が、それぞれ視察した時に見えた、

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藤房農園日記(2)農園の指針

藤房農園日記(2)農園の指針

藤房農園のテーマは3つあります。

1つ目は昆虫
2つ目は人
3つ目は環境

です。

1.昆虫
夫は小さいころから、虫取り少年で、昆虫や生き物が大好きでした。
小さい頃夢中になり、思春期になっても生き物が好きでしたが、進路選択では事情があり、生き物の方には進めませんでした。
大人になり、一生懸命働いているうちに、昆虫とは無縁になっていましたが、
私と結婚し、子どもを授かった後、昆虫好きの気持ちが

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藤房農園日記(1)はじまり

藤房農園日記(1)はじまり

藤房農園は、徳川吉宗の時代から続く農家で、
私で12代目になります。

12代目‼️と、エッヘンみたいな感じで書きましたが、

10代目以降、広い畑と森は、30年間放置され、見るも無惨な状況になっていました。

12代も続くと、素晴らしい人が当主だった時代もあれば、没落寸前まで追い込んだ、ダメ当主もいます😅

よく聞いていたのが6代目です。
家系図があるので、名前もばっちり分かります。

とにか

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【ラジオ】えーやん!縁やん!そのままでえーやん。(後編)

【ラジオ】えーやん!縁やん!そのままでえーやん。(後編)

なんじゃらほいラジオ!では、
「自分らしく表現する」
を、大きなテーマに、自分らしく生きている人達にお話を聞き、一人一人の自然体に触れていきます。

今回は、ご近所に住む
イタリア料理のコックさんである
なっちゃんと雑談しました。

ぺちゃくちゃお喋りが弾み、
前編、中編、後編になりました。笑

ママ友同士の雑談か、

はたまた哲学の話か、

雑談の様で、哲学の議論の様で、

ママ友の様で、他者の

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【ラジオ】えーやん!縁やん!そのままでえーやん。(中編)

【ラジオ】えーやん!縁やん!そのままでえーやん。(中編)

なんじゃらほいラジオ!では、
「自分らしく表現する」
を、大きなテーマに、自分らしく生きている人達にお話を聞き、一人一人の自然体に触れていきます。

今回は、ご近所に住む
イタリア料理のコックさんである
なっちゃんと雑談しました。

ぺちゃくちゃお喋りが弾み、
前編、中編、後編になりました。笑

なっちゃんと話をしていて、
いかに私が、目の前の相手の事を

「こうに違いない」と思い込んでいる事に気

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【ラジオ】えーやん!縁やん!そのままでえーやん。(前編)

【ラジオ】えーやん!縁やん!そのままでえーやん。(前編)

なんじゃらほいラジオ!では、
「自分らしく表現する」
を、大きなテーマに、自分らしく生きている人達にお話を聞き、一人一人の自然体に触れていきます。

今回は、ご近所に住む
イタリア料理のコックさんである
なっちゃんと雑談しました。

ぺちゃくちゃお喋りが弾み、
前編、中編、後編になりました。笑

なっちゃんの持つ魅力は、

なんといっても、自分にとにかく素直なところ。
そして好きという概念を固定せ

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子育てはまるで細胞分裂

子育てはまるで細胞分裂

怒涛の卒園、卒業、入園、入学を終えて、
落ち着いたところで、私は体調を崩しました。

毎日、毎日、子ども達の声が鳴り響く我が家。

泣き声が響き渡ったと思ったら、笑い声が響き渡り、

かーちゃーーーん‼️‼️

と、大きな声で間髪入れずに呼ばれる日々。

体調が悪い時は、本当に勘弁してくれー‼️
と叫んでしまいます。

子ども達は日々細胞分裂を繰り返し、心も身体も変化し続けています。

家の中の子

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