逢坂 志紀

坂の途中で出逢い、共に志を紀す。あなたともそんなふうに。幸福請負人。モットーは助平。

逢坂 志紀

坂の途中で出逢い、共に志を紀す。あなたともそんなふうに。幸福請負人。モットーは助平。

マガジン

記事一覧

ご自愛ください、自分様

最近noteに向かう時は試運転のような形になる。 昨日、一昨日と書くことを休んでいきなり自分の臨みたいテーマに向かうのではなくて仕切り直して少し肩の力を抜いていく意…

逢坂 志紀
1日前
14

ブレイク

オリンピックで話題になっているブレイキンの話ではない。書くことを休んで一週間、久しぶりにパソコンをあげた。だからこのタイトルのブレイクは僕の書くことの休暇のブレ…

逢坂 志紀
2週間前
14

テリトリー

暑い夏がやってきた。毎年酷暑、酷暑と叫ばれて年々激しさを増す暑さ。 こんなにも汗をかいている夏はおそらくはじめてだ。 さて、今日はテリトリーの話をしようと思う。…

逢坂 志紀
3週間前
19

レジェンド

暑い。梅雨明けの声を聞く前に35℃を超える猛暑に溶けてしまいそうだ。 最近、音楽を聴いていて勝手にノッている自分がいる。音楽、とは読んで字のごとく音を楽しむことが…

逢坂 志紀
1か月前
11

生きていることに価値はあるのか? そして自分は生きている価値はあるのか? 問題に終止符を打つ。

薬が減った。だいぶ減った。 一番変わったのは眠前に飲む薬がなくなったこと。ここ数ヶ月なしで眠っているが普通に寝ているし、なんなら体は軽井沢。 いいとこの坊ちゃん…

逢坂 志紀
2か月前
27

よっ!大統領!

部屋がキレイだ。何度も何度も片づけを試みて、また散らかしてを繰り返してついにここまでたどり着いたかと自分でも軽く感動を覚えるくらいキレイになった。 僕の部屋と言…

逢坂 志紀
3か月前
9

これまでどう生きて来たかより、これからどう生きて行くか。

メジャーリーグベースボールやプロ野球が開幕してひと月ほど。 球春がやってきて、それぞれのチーム、選手の活躍がニュースとして報道されている。 ひと月も経てばある程…

逢坂 志紀
3か月前
15

体至上主義社会

現代は言わずと知れた資本主義社会である。 資本主義社会とはお金、つまりmoneyが一番という世の中のことである。 しかし日本語にはこんな言葉がある。体が資本。 資本…

逢坂 志紀
3か月前
11

逢坂危機一髪「なんで雨降るの?」

よく行く喫茶店でのお話し。 週に一度、よく行く喫茶店にオーナーさんが以前にしていたお店のスタッフさんがお子さんを連れて現れる。昨日がその日だった。 お子さんの名…

逢坂 志紀
4か月前
14

いと清々し

先週の木曜日の夜だろうか、なんだか目が腫れてきそうだなというぼやっとした予感を持って眠った。 翌日の夕方、鏡を見る機会があって目元を見るとうっすら赤くなっていた…

逢坂 志紀
4か月前
16

ちょうちょの話

今日はちょうちょの話をしようと思う。 半年ほど前のこと。道路、アスファルトの上でひなたぼっこをするちょうちょを見つけた。 ふわふわと羽をゆらめかせ、それはそれは…

逢坂 志紀
4か月前
17

かっちょいい!

大泉洋のエッセイを買ったのは今年の一月の終わりだった、らしい。 らしい、と言うのも大泉洋のエッセイを買ったはいいものの長らく開くことをせずに本棚にゴーンヌッ! …

逢坂 志紀
4か月前
32

しょうもないことを言える時、書ける時は精神衛生いい感じ説

今朝、玄関のチャイムが鳴った。アマゾンから荷物が届くことになっていたので、十中八九そうだろうと思って玄関まで行った。 直前になんとはなしにいつでも外に出られる格…

逢坂 志紀
4か月前
33

春になるとそわそわイライラガタガタ

春というやつがあまり好きでなくなった、というか嫌いになったのは九年前。それ以来、春になるとそわそわイライラガタガタする。 新学年のクラス替えにドキドキワクワクす…

逢坂 志紀
5か月前
16

海のものとも山のものとも

少し春めいたと思ったら気温はそこそこあるはずなのに妙に寒くて、真冬に逆戻りしたかのような数日間を過ごしている。 この時期になると寒暖差や花粉、様々な理由で周囲の…

逢坂 志紀
5か月前
17

小さなことの積み重ねでしか物事は決して成らない

珈琲を毎日淹れ始めて二年半経つ。上達したのかと問われれば、正直なところ自分では分からない。 微妙な変化、それもいい変化と悪い変化を重ねて重ねて二年半という時間が…

逢坂 志紀
6か月前
13
ご自愛ください、自分様

ご自愛ください、自分様

最近noteに向かう時は試運転のような形になる。

昨日、一昨日と書くことを休んでいきなり自分の臨みたいテーマに向かうのではなくて仕切り直して少し肩の力を抜いていく意味合いが強い。

かなり行きづまっている。どんづまりと表現してもいいだろうと思う。

今自分の取り組んでいることが一体何になるんだろう? そんな思いにならずにいられない。好きなことをしているのだからそれでいいじゃないか、そう言われれば

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ブレイク

ブレイク

オリンピックで話題になっているブレイキンの話ではない。書くことを休んで一週間、久しぶりにパソコンをあげた。だからこのタイトルのブレイクは僕の書くことの休暇のブレイクだ。

少し大きめの動きが書くことの中で起こって、自分で気負ってしまった。いい文章書かないと、みたいに。

なので少し意図的に休みをとることにした。書こうとすれば書こうとするほど気負う。それがこの一週間休む前の調子。

休んでみて感じる

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テリトリー

テリトリー

暑い夏がやってきた。毎年酷暑、酷暑と叫ばれて年々激しさを増す暑さ。

こんなにも汗をかいている夏はおそらくはじめてだ。

さて、今日はテリトリーの話をしようと思う。人にはテリトリーがある。領域というやつだ。最近、僕は他人から指摘される内にものごっつい他人の顔色をうかがっていることに気が付きつつある。

それは一緒に過ごす誰かに留まらず、周囲の人々という規模で顔色を気にしている。

例えば電車に乗っ

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レジェンド

レジェンド

暑い。梅雨明けの声を聞く前に35℃を超える猛暑に溶けてしまいそうだ。

最近、音楽を聴いていて勝手にノッている自分がいる。音楽、とは読んで字のごとく音を楽しむことが本質なのだろう。

僕はいつの間にか流れている音楽を聴いて、楽しいと感じるようになってきた。

僕の文章をずっと読んでくれている方はご存じだと思うが、僕は精神を病んだ経験がある。だから死にたい、消えたいというのは自分の中のスタンダードで

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生きていることに価値はあるのか? そして自分は生きている価値はあるのか? 問題に終止符を打つ。

生きていることに価値はあるのか? そして自分は生きている価値はあるのか? 問題に終止符を打つ。

薬が減った。だいぶ減った。

一番変わったのは眠前に飲む薬がなくなったこと。ここ数ヶ月なしで眠っているが普通に寝ているし、なんなら体は軽井沢。

いいとこの坊ちゃんよろしくハーフパンツにロングの靴下を履いてファーッと叫べそうなくらいである。

今日、クリニックに行った。主治医と色々話をしたのだが、将来の展望について聞かれた。ちょっと逢坂氏、どうなん? と。

将来の展望は伏せておくことにして、その

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よっ!大統領!

よっ!大統領!

部屋がキレイだ。何度も何度も片づけを試みて、また散らかしてを繰り返してついにここまでたどり着いたかと自分でも軽く感動を覚えるくらいキレイになった。

僕の部屋と言うと、思春期には使わない教科書たちが床に散乱していたくらいで布団をたたむことも洋服をたたむことも知らなかった。

それは二十歳をすぎた頃も変わらず、まあこのまま汚い部屋を汚いとも思わず過ごしていくのかなとかなんとかかんとか思っていた。

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これまでどう生きて来たかより、これからどう生きて行くか。

これまでどう生きて来たかより、これからどう生きて行くか。

メジャーリーグベースボールやプロ野球が開幕してひと月ほど。

球春がやってきて、それぞれのチーム、選手の活躍がニュースとして報道されている。

ひと月も経てばある程度の数字が残って、成績も出て来るわけだが……仮定の話をしたい。例にとるのは今一番有名な日本人の野球選手の大谷翔平選手にしようと思う。

押しも押されぬ素晴らしい成績を残して、所属チームのロサンゼルスドジャースの躍進に貢献している。しかし

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体至上主義社会

体至上主義社会

現代は言わずと知れた資本主義社会である。

資本主義社会とはお金、つまりmoneyが一番という世の中のことである。

しかし日本語にはこんな言葉がある。体が資本。

資本主義社会という言葉にこの体が資本を当てはめるとこういうことになる。“体主義社会”。

しかしどうだろう? 今の世の中もてはやされているのは脳科学や精神論である。ちょっと待てみんな、おかしいだろう。体が資本で、今は資本主義社会なのだ

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逢坂危機一髪「なんで雨降るの?」

逢坂危機一髪「なんで雨降るの?」

よく行く喫茶店でのお話し。

週に一度、よく行く喫茶店にオーナーさんが以前にしていたお店のスタッフさんがお子さんを連れて現れる。昨日がその日だった。

お子さんの名前はあっくんとしておこう。間もなく三歳を迎えるぷくぷくほっぺのかわいい天使だ。

あっくんとはもう一年半くらい顔を合わせ続けて、あっくんは僕のことをしっかりと認識してオーナーさんが「ヒゲ」と言うと僕の顔を見る。数か月前までは抱っこもさせ

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いと清々し

いと清々し

先週の木曜日の夜だろうか、なんだか目が腫れてきそうだなというぼやっとした予感を持って眠った。

翌日の夕方、鏡を見る機会があって目元を見るとうっすら赤くなっていた。週末に突入してしまうと受診出来なくなるかも、それはいかんと思って時間を作ってピューッと眼科に行った。目薬を数種類処方されてことなきを得たのである。

その数日後、今度は風邪を引いた。葛根湯を飲んだりなんやしたり、早めのパブロンはしなかっ

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ちょうちょの話

ちょうちょの話

今日はちょうちょの話をしようと思う。

半年ほど前のこと。道路、アスファルトの上でひなたぼっこをするちょうちょを見つけた。

ふわふわと羽をゆらめかせ、それはそれは気持ちよさそうだった。

しかし、ちょうちょがひなたぼっこしているそこは車も通れば人も通る場所で僕はひどく心配になった。こんなに気持ちよさそうにしているのに、気が付かずに天に召されるのはかわいそうだと。

よってダメ元でそのちょうちょに

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かっちょいい!

かっちょいい!

大泉洋のエッセイを買ったのは今年の一月の終わりだった、らしい。

らしい、と言うのも大泉洋のエッセイを買ったはいいものの長らく開くことをせずに本棚にゴーンヌッ! していた。そのゴーンヌッ! していた大泉エッセイに挟まっていたレシートを見ると一月三十一日の日付。つまりそのエッセイ本を寝かせるおむつムーニーマンしていたわけである。

いやにゴーンヌッ! とかムーニーマンとかふざけた調子で書いているのは

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しょうもないことを言える時、書ける時は精神衛生いい感じ説

しょうもないことを言える時、書ける時は精神衛生いい感じ説

今朝、玄関のチャイムが鳴った。アマゾンから荷物が届くことになっていたので、十中八九そうだろうと思って玄関まで行った。

直前になんとはなしにいつでも外に出られる格好に着替えていたので慌てることもなく玄関のドアを開けた。

アマゾンの配達のいかつめの兄ちゃん(親しみを込めて)がメチャクチャいい笑顔で「お宛名間違いないですか?」と確認をして荷物を渡してくれた。すごく清々しい兄ちゃんで、荷物と一緒に何か

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春になるとそわそわイライラガタガタ

春になるとそわそわイライラガタガタ

春というやつがあまり好きでなくなった、というか嫌いになったのは九年前。それ以来、春になるとそわそわイライラガタガタする。

新学年のクラス替えにドキドキワクワクするようなことはとっくのとうになくなってしまった。

思えばこの春を嫌いになった頃からとんとツキがなくなった。何をしてもどうやっても上手く行かなくなった。

まるでアリジゴクにはまってしまったように抜け出せずにもがき、あがく日々だ。

俗に

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海のものとも山のものとも

海のものとも山のものとも

少し春めいたと思ったら気温はそこそこあるはずなのに妙に寒くて、真冬に逆戻りしたかのような数日間を過ごしている。

この時期になると寒暖差や花粉、様々な理由で周囲の人たちが体調を崩す。

かく言う僕も春は得意ではない。なにせ自分が障害を発症した季節なのだから。

もう丸九年になる。その前からずっと苦しい生き方をしてきたので、人生の半分ほどはうつうつと暮らしていることになる。あまり自慢できることではな

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小さなことの積み重ねでしか物事は決して成らない

小さなことの積み重ねでしか物事は決して成らない

珈琲を毎日淹れ始めて二年半経つ。上達したのかと問われれば、正直なところ自分では分からない。

微妙な変化、それもいい変化と悪い変化を重ねて重ねて二年半という時間が経った。

はじめた当初に根を詰め過ぎたことを理由に一日休んだ以外は本当に最低一日一回は淹れている。根気強く向き合っていると言っていいかと思う。

だが正直なところ自分の現在地が分からない。どれだけ成長したのかが分からない。全く進んでいな

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