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foodskole学習帳

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foodskole2021年度前期Basicカリキュラムで感じたこと、調べたことなどもろもろ
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日本料理「一灯」料理長 長田勇久の味わうゼミ noteレポート③_2022年5月25日

日本料理「一灯」料理長 長田勇久の味わうゼミ noteレポート③_2022年5月25日

おはこんばんちは。校長の平井です。今回はわたしが、ゼミ3日目のレポートをお届けします。「味わう」についてたくさんの考え方に触れて、みんなで思考がグルグルする日になりました。

「味わうゼミ」は、早いものでこの日で3回目を迎えました。オンラインにはなりますが3回目ともなると、メイトのみなさんもリラックスして参加いただいている気がしています。

前回のゼミでは東北大学の坂井信之さんを案内人に、「味覚」

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フードスコーレ「2021年度前期Basicカリキュラム」みんなの発表

フードスコーレ「2021年度前期Basicカリキュラム」みんなの発表

食の学び舎フードスコーレでは「2021年度前期Basicカリキュラム」として、2021年4月から9月末まで全12回のオンライン講義が開かれました。

「2021年度前期Basicカリキュラム」についてはこちら

ここでは、フードスコーレに参加してくださった方が講義最終日に発表したものを紹介します。基本的には発表時の言葉をそのままに、ポイントとなる部分の抜粋と、文章の補足をしています。実際に使われた

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foodskole2021年度前期Basicカリキュラムを終えて

foodskole2021年度前期Basicカリキュラムを終えて

#foodskole 「2021年度前期Basicカリキュラム」
「食」に夢を持てる社会を創りたい
第十二回目は9月28日火曜日、「2021年度前期Basicカリキュラムまとめ」
最終日。ここで学びは終わりではなく、むしろはじまり。半年間の授業を振り返って、じぶんの価値観と照らし合わせて、この時点でのベーシックを持つことに挑戦。この先も「食」を学び続けることを宣言する。というお題。
講師は、校長

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足るを知り、古きを温めることが、新しい

足るを知り、古きを温めることが、新しい

#foodskole 「2021年度前期Basicカリキュラム」
「食」に夢を持てる社会を創りたい
第十一回目は9月14日火曜日、「衣食住自分のスタイルをもつ」
「食」に絞ることをせずに、衣食住の「暮らし」で考える時間。じぶんの暮らしはじぶんでつくる。じぶんで責任をもつ。ひとのせいにしない。いわゆる「丁寧な暮らし」のリアル。自分のスタイルをもつことが、ベーシック。でもそれがむずかしい。実践する平野

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遺体は大地の夢を見る

遺体は大地の夢を見る

サスティナブルな遺体をめざす今年の4月に、ジャーナリストの立花隆さんが亡くなった。田中角栄の研究で知られる人だが、癌の宣告を受けてから「死は怖くない」「臨死体験」など、「死」に対してさまざまな視点から模索し、検証している。とにかくなんでも知っていて、いつも大量の本と原稿をバックにしている印象のある人だった。

2014年11月13日号の週刊文春に掲載されたインタビューが、6月23日に文春オンライン

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ゴミの定義とは

ゴミの定義とは

#foodskole 「2021年度前期Basicカリキュラム」
「食」に夢を持てる社会を創りたい
第十回目は8月24日火曜日、「それはゴミ?資源?」
そもそも「ゴミ」とはなんなのか?定義はあるのか?
講師は、資源循環モデルの実証事業を運営する「レコテック株式会社」野崎衛さん。

ゴミの定義授業の最初に、グループディスカッションとして「ゴミの定義とは何か」について話し合った。
お題にあっているかど

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「うんこ」という存在

「うんこ」という存在

#foodskole 「2021年度前期Basicカリキュラム」
「食」に夢を持てる社会を創りたい
第九回目は8月10日火曜日、「食べものとウンコのはなし」
人間は循環に参加しているようでしていないのかもしれない。ふだんは気にしないウンコの価値を知ることで、循環にどのように参加しているのか?を想像してみる。食べること、ウンコをすることは本来外に開かれるべき。環の中に位置付けられるものであることを知

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food skole 第7/8回目のメモ

food skole 第7/8回目のメモ

第7/8回目の講師は、「クックパッド」の横尾祐介さん。
7回目のテーマは「なぜ料理をするんだろう、を考えてみる。」
8回目のテーマは「おむすびアート〜コンセプトを考えて、実際におむすびを握る」

横尾さんは以前は「sloggi(女性用下着のブランド)」を売るブランド・マネージャーをされていた(sloggi、英国のホストマザーのお気に入りだった!)。心地よいブラジャーで女性が快適でアクティブ→女性が

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“料理”を考察する

“料理”を考察する

#foodskole 「2021年度前期Basicカリキュラム」
「食」に夢を持てる社会を創りたい
第七回目は7月13日火曜日、八回目の授業は7月27日火曜日、「なぜ料理をするんだろう?を考えてみる」
この授業の課題は、料理をする人もしない人も、「料理」に一旦向き合う。「人が料理をするということは?」を徹底的に考える。
講師は、Cookpadの横尾祐介さん。

横尾祐介さんは、いろんなベクトルを持

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色んな国のあさごはん ほぼ中東編

色んな国のあさごはん ほぼ中東編

あさごはんで、西回り世界一周してます、しおんです。

たくさんの方に読んでいただけた前回のnoteはこちら

今回もあさごはんの思い出に浸りつつ、レシピの参考ページも載せつつ、ビハインドストーリー的なのをだらだらと書きます。

大体中東あたりが終わったから、ほぼ中東編ってことで。

ちゃんとレシピ知りたい!!というかたは、Instagramの投稿を見ていただくと、全部載ってます!(めんどくさいから

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色んな国のあさごはん

色んな国のあさごはん

最近続けている世界一周あさごはんが、楽しくて毎日わくわくして過ごせてる。

ちなみに、その記事はこちら↓↓

日本を始点として西回りで始めた世界一周あさごはんは、アジアがおわった😭
ということで、食べたあさごはんをつまらない小話と一緒に載せちゃいます。

🇯🇵日本

なんやかんやで、美味しい。
この日のご飯をおかかごはんにしたのは、最高でした。もはや懐かしい。

案外、他の国を食べてから気づ

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food skole 第6回目のメモ

food skole 第6回目のメモ

写真は、講義の中でご紹介いただいた「焼き大根」と「ふろふき大根」です。焼き大根は、一度蒸して柔らかくしたものをフライパンで焼きます。ちなみに「ふろふき」が気になって調べたら漢字では「風呂吹き」と書きます。語源には諸説あるみたいです。

第5回目の講師は、「日本料理 一灯」の店主、長田勇久さん。
テーマは「食材の始末を考えて料理するということ。」

授業前に「大根を1本使いきる」を考えてきてほしい、

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食材を食べるために知る

食材を食べるために知る

#foodskole 「2021年度前期Basicカリキュラム」
「食」に夢を持てる社会を創りたい
第六回目の授業は6月22日火曜日、「食材の始末を考えて料理をするということ」
この授業の課題は、さまざまな問題に配慮することで、料理すること、食べること、買い物することが難しくなる。楽しくなくなる。窮屈になる。そうならないための視点とは。
講師は、日本料理一灯の長田勇久さん。

長田さんの話は、これ

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なぜ愛知で多種多様な発酵調味料が造られ、文化として根付いたのだろう?

なぜ愛知で多種多様な発酵調味料が造られ、文化として根付いたのだろう?

ここ数年発酵が注目されてます。日本だけでなく海外にも。そんな中でも、愛知県はすごく色々な発酵調味料が造られています。それぞれがすごく個性的で美味しい。そして蔵を訪ねるとみなさんすごく魅力的なんです。

一灯のパンフレットです。最幸の生産者さん。

最近、いろいろなところで調味料のことを話をする機会がありましたので、どんな発酵調味料があるのかと、それらが造られ続けている理由をまとめてみました。

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