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マナviva!教育論語録

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教育事業に20数年間携わってきた中での 教育に対する思いを率直に語るシリーズです 賛否両論が前提ですので いろいろなご意見をいただけれると幸いです 株式会社 EDUCE 代表取締…
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#教育

算数*トランプ

算数*トランプ

以前の投稿「やっぱり 算数から」では、算数離れからの勉強離れが多いと感じでいる旨を書いただけで終わってしまった。問題提起だけの評論家になっては不本意なので、周りの知恵も借りいろいろ模索してきた。中でも、インターンOBの現役の高校教諭たちの存在はありがたかった。

アイデア出しと話し合いを重ねて第一弾として、算数?!トランプ(仮称)に取り組むことになった。
今月下旬から、試作品によるこどもたちとの機

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タイムマシンの乗降場

タイムマシンの乗降場

マナviva!寺子屋は、こどもたちの「タイムマシン」の乗降場になりたいと考えている。
ドライバー役の先生と一緒に、年次や教科には関係なく、こどもが今解決したい場所へ自由自在に行くことが先決だと考えている。

こどもが必要とする惑星(どこでつまづいているのか)を一緒に見つけて、その惑星に同行してこどもが解決するのを見守ることがドライバー役の先生の重要な役割だと思う。
例えば、算数惑星群の分数惑星に行

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やっぱり 算数から

やっぱり 算数から

算数が苦手なこどもが多いと思う。それが原因で、算数だけではなく、勉強が嫌いになってしまうことも多いようだ。算数や数学ができなくても社会生活にはさして困らないと親子で思っている場合もあるらしいが、、、
社会はものすごい勢いで変化しているから、親の経験だけによる思い込みは危険だと思う。
例えば、「学歴なんか意味がない」とこどもに豪語することは、見識に欠ける無責任な言い訳、エゴに過ぎないのではないだろう

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理想の寺子屋

理想の寺子屋

「マナviva!寺子屋」は、現代の"寺子屋" を目指している。
江戸時代に全国に広がった"寺子屋"や、緒方洪庵が江戸後期に大阪に開いた"適塾" のコンセプトを踏襲しつつ、今のこどもたちに ①不足していると思われること、②適していると思われること、③理想と思われることを付加したいと考えている。

先達から踏襲したいことは、学年や学校に囚われることのない自由闊達な学びの場を提供することだ。
講師とスタ

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コーチングスタイルの確立

コーチングスタイルの確立

「マナviva!」のパーパスを支える講師には、ティーチングのベースになる各人の特性を活かした"コーチングスタイル" を確立してもらいたいと考えている。
所謂 "コーチング" も、知識やスキルを習得することが重要だが、ケーススタディーに重きを置いて継続的に実践して行くことがより重要だと思う。
つまり、知識やスキルよりマインドであり、マインドを養成してから実践することが重要だと思う。
そのためには、①

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"報恩" はこどもたちに

"報恩" はこどもたちに

「もっともっと」と言う時代は遥か昔に終わったのに、自分のこどもに対してはどうだろうか?
戦中の厳しい時代を生きた私の両親は正にその典型で、自分たちが与えてもらえなかったことをこどもに与えようと必死だったのだと思う。
少しでもこの子のために、少しでも幸せになることを願って。窮屈なこども時代だったし、反抗もよくしたが、今となれば、親心が身に染みる。本当にありがたかった。御恩に少しでも報いたいと思うが、

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理想の実現④ クラウドファンディングに挑戦

理想の実現④ クラウドファンディングに挑戦

東大阪市の古民家と、大阪教育大学で教職を目指す学生たちとのご縁によって、「マナviva!寺子屋」をスタートさせることができた。
学校や塾に馴染めないこどもたちが安心して学べる場になり、教職を目指す学生たちが実践的に学べる
場になることを目指してのスタートだった。
大きなことは言えないが、学校教育のセーフティーネットになり、教員の質の向上に繋がれば嬉しい。

産声を上げたばかりだが、「マナviva!

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理想の実現 ②寺子屋を地域の拠点に

理想の実現 ②寺子屋を地域の拠点に

一人勝ちの時代から、win-win 前提の "分かち合い" の時代にシフトしている今、賛同者との価値の共有化を深めることを進め、「マナviva! 寺子屋」を広めていきたいと考えている。価値は人によってそれぞれだが、社会貢献を共通の基軸に置いて、いろいろな思いを認め合い具現化することが重要だと考えている。

先ずは、「マナviva! 寺子屋」 を価値ある、意義あるものに作り上げることからではあるが(

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こどもの優しい場所

こどもの優しい場所

「マナviva! コネクト」「マナviva! 寺子屋」が目指すのは、こどもたちが安心して過ごせる "優しい場所" になることだ。
その実現には、"場所" も重要だと考えている。
(学校や塾と同じ環境では駄目だと考えている。)

心が落ち着く場所を求めて、"古民家"や"お寺"をお借りすることにした。机と椅子の変わりに、座布団や畳、木の温もりなどがあると自然と心が落ち着く。
("寺子屋" の成り立ちと

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保護者のコミュニティ

保護者のコミュニティ

誰にも秘めた "ポテンシャル" があると信じている。
その思いを社名の "EDUCE" に込めている。

「マナviva!」では、こどもの "ポテンシャル" を一緒に探し出し、引き出し、伸ばすことに "真っ直ぐ" に取り組みたいと考えている。

学校の勉強に遅れをとる、学校に馴染めないだけで (この時代になってなお)"駄目出し" はないだろうと思うが、未だに払拭されていないと感じている。

一体、

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コミュニティ*3 + 1

コミュニティ*3 + 1

「マナviva!コネクト」と「マナviva! 寺子屋」には、3つのリアルなコミュニティを作りあげる。
"PTA" ならぬ、"CPT" だ。

先ずは、主役であるこどもたちが安心して過ごせる「居場所」となる"コミュニティC" 。こどもが"安心" と"信頼" を感じられることが、"勉強意欲" にも大きく繋がると信じているからだ。

次に必要なのが、こどもの保護者が気楽に語り合い相談し合える "コミュニ

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