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長く勤務した仕事をリタイアして、さて、どうしよう、、と考えた時、やはりもう一度、仕事し…

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長く勤務した仕事をリタイアして、さて、どうしよう、、と考えた時、やはりもう一度、仕事したい。 それしかない、、、けれども なかなか思うようにならない年齢の壁。 誰でも歳はとる。仕方ないよね。 京都大好き。植物大好き。日本酒大好き。 見たこと、聞いたこと、面白く書きたいなぁ。

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シニア、パートで働き始めました。

英会話編その①定年退職しました〜retire あーーやれやれ、、、 もう朝早く起きなくていいし、、。 なんて良い暮らし! そう思えるのは辞めて一週間やで、、、と 会社の同…

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5か月前
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眠れる森の老女(仮)

私は、結婚式に13回ほど臨席している。 でも、親族や友達、会社の同僚の式に 招かれた訳ではない。 勤務していた大学を定年退職後、 ハローワークで、 たまたま見つけた…

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2週間前
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老人ホームへのお誘い。

えっ? 今、なんて言った? 「もし、お母さんがひとりになったらね、 老人ホームに入ってね、 すごくいいところ、見つけたから」と、 娘に明るく言われた。 それは、ま…

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4週間前
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終活と就活。

職探しを熱心にしていた頃、 ハローワークで職業訓練を受けたことがある。 選んだのは、 「宅地建物取引士講座」である。 講師は、宅建士の資格を持つ若い男性と 社会保険…

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1か月前
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71の応募事情。

もしかして私は、 「求人応募中毒症候群」という病かもしれない。 これが最後、これで最後と言いながら、 またもや、応募してしまった。 前職と全く同じような若者研究員…

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1か月前
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シニアの退職届提出。

新型コロナウィルス罹患で 退職に追い込まれた私である。 本当は、もう少し働いていたかった。  でも、もう無理だわ、、もうダメ、、と 身体も心も言っている。 だから…

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1か月前
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シニアは見かけに騙される。

日頃、ミーティングで、 こうでなければいけない、、 ああでなければならない、、と最もなことを 延々と発言されている社長に 3人目となる子供が産まれた。 当然のごとく…

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2か月前
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シニア、一矢を報いる。

私が通う大学の近くに保育園がある。 改めて言うが、大学へ働きに通っている。 決して、大学生ではない(笑) 大学構内を、 保育士さんが、籐のレトロな乳母車に 6人くらい…

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2か月前
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シニアの価値観。

話は遡る。 私が、 大学の留学生宿舎で 働いていた頃のことである。 そこで、お掃除の仕事をされている女性がいた。 いつも、必ず、ポケットに飴が入っていて、 会う人…

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2か月前
10

社内格差に遭遇。

高校を卒業してから、 学士4年、修士2年、博士3年以上。 研究員を職業にするための必須学歴だ。 所属する企業や機関で違いがあるらしいが、 大学や、ここの会社では、 博…

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2か月前
6

パート軍団の秘密。

パートさんたち、、、と まるで、 十把一絡げのような、言い方、呼び方をされる。 名前で呼んで欲しい。 パートさんと言う名前ではない。 入社した時、パートは私ひとり…

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2か月前
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シニアパートは職場ランチを抜けたい。

私は10:30から、お昼ごはんを食べている。 はっ?早すぎない? 理由がある。もちろん。  仕事のスケジュールの都合である、、、。 ↑ 嘘っぽい(笑) 毎週月曜日は、昼…

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3か月前
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シニアへの不採用通知。

ふと、考えた。 60歳で定年退職をしてから どれだけの履歴書と職務経歴書を書き、 面接を受けただろう。 日本全国不採用通知ランキングというものが あったとしたら、 私…

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3か月前
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ロンドンの冬〜花と牡蠣とネズミ。

ロンドンの2月。 6年の滞在を終える娘を迎えに来た。 といっても、部屋を片付け、掃除をするためだ。 そして、今回も私は、やはり1人で帰る予定。 もう、私はここに来る…

kibizatou
3か月前
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調子に乗って、2度目の海外旅行。

13時間のフライトを終えて ヒースロー空港に到着した。 2度目である。 慣れたものである。(うそ) 入国審査場はやはり長蛇の列。 JALとANAがほぼ同じ時刻に到着したと 団…

kibizatou
3か月前
4

初めての海外旅行〜帰国編。

私はロンドンのアルドゲイト駅から およそ5マイルほどのところにある 大学の学生寮の門の前にいた。 たった今、娘と別れたばかりである。 これから、私はひとりで、タク…

kibizatou
3か月前
3
シニア、パートで働き始めました。

シニア、パートで働き始めました。

英会話編その①定年退職しました〜retire
あーーやれやれ、、、
もう朝早く起きなくていいし、、。
なんて良い暮らし!

そう思えるのは辞めて一週間やで、、、と
会社の同僚男性が言った言葉が思い出される。

家族以外の誰とも喋ることなく、当たり前だけど
お金も入ってこない。
わかってはいたけど、辛い。
鏡を見れば一年で10歳老けてるじゃん。

もう一度、輝きたいのだ!
だが、なんと言っても61歳

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眠れる森の老女(仮)

眠れる森の老女(仮)

私は、結婚式に13回ほど臨席している。

でも、親族や友達、会社の同僚の式に
招かれた訳ではない。

勤務していた大学を定年退職後、
ハローワークで、
たまたま見つけたアルバイト先が
ブライダルメイクの会社だった。

たかがアルバイトでも、経験なしのシニアを
採用するだろうか、、、

正直言って、どうでも良かった、、が、

意外なことに、面接日、即日採用となった。
だが、これがクセモノであった。

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老人ホームへのお誘い。

老人ホームへのお誘い。

えっ? 今、なんて言った?

「もし、お母さんがひとりになったらね、
老人ホームに入ってね、
すごくいいところ、見つけたから」と、
娘に明るく言われた。

それは、まるで
FLYING HONUで行くハワイツアーとか、
冬の北欧オーロラ鑑賞ツアーを
私のために計画したかのようなワクワク感を
込めた言い方だった。

でも、私は一度だって考えたこともなく、
私回りの親族も老人ホームとは無縁であった。

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終活と就活。

終活と就活。

職探しを熱心にしていた頃、
ハローワークで職業訓練を受けたことがある。

選んだのは、
「宅地建物取引士講座」である。
講師は、宅建士の資格を持つ若い男性と
社会保険労務士の年配男性のふたりであった。

年配の社労士の男性の方が、このコースを
仕切っているらしく、

「自己紹介を兼ねて趣味もね、
お一人づつ教えて下さい」というので、

私は、、、
趣味は、部屋の模様替え、あと押入れの
掃除と片付け

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71の応募事情。

71の応募事情。

もしかして私は、
「求人応募中毒症候群」という病かもしれない。

これが最後、これで最後と言いながら、
またもや、応募してしまった。
前職と全く同じような若者研究員だらけの
大学発ベンチャー企業である。

見事に断られた。バッサリ。

「協議、審議した結果、大変残念ですが、、」
と、書いてあった。

まあ、この結果は想定内だ、、、、。

協議と審議。
協議とは、その方向性を議論する。
審議とは、そ

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シニアの退職届提出。

シニアの退職届提出。

新型コロナウィルス罹患で
退職に追い込まれた私である。

本当は、もう少し働いていたかった。 
でも、もう無理だわ、、もうダメ、、と
身体も心も言っている。

だから、
離職票、源泉徴収票、離職票、源泉、、、と
うるさく事務員に言った。
ところが、
離職票には1と2があるにも関わらず、
届いたのは、離職票2だけだった。

なんでやねんっ。

コロナの後遺症が、まだまだ私の身体を
蝕んでいて辛かった

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シニアは見かけに騙される。

シニアは見かけに騙される。

日頃、ミーティングで、
こうでなければいけない、、
ああでなければならない、、と最もなことを
延々と発言されている社長に
3人目となる子供が産まれた。

当然のごとく、スタッフ一同より、お祝いを
送ることになった。
もちろん、パートの私も社員と同じ額の
1000円徴収された。
(こんな時だけ、社員と同じかい)

この場合、
社長から内祝いとして
子供の名前にふりがなをつけた熨斗とともに
300円か

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シニア、一矢を報いる。

シニア、一矢を報いる。

私が通う大学の近くに保育園がある。

改めて言うが、大学へ働きに通っている。
決して、大学生ではない(笑)

大学構内を、
保育士さんが、籐のレトロな乳母車に
6人くらいの園児を乗せて
散歩されているところに通りかかった。

乳母車の中で、
キャッキャッと笑っている園児たちも
いつか大人になり、社会に出る。

その頃、
私の周りにいる働き盛りの、
ピチピチ、ムチムチ、トゲトゲの若者たちは、
白髪が

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シニアの価値観。

シニアの価値観。

話は遡る。

私が、
大学の留学生宿舎で
働いていた頃のことである。

そこで、お掃除の仕事をされている女性がいた。

いつも、必ず、ポケットに飴が入っていて、
会う人ごとに「食べる?」と言う、
世にも名高い飴配りおばさんである。

その彼女がある日、
大袋のお菓子を5袋、持って来た。

その5種類のお菓子を一個づつにバラして
ひとつの小袋に一種類づつ5個入れたものを、
80袋つくり、留学生にプレ

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社内格差に遭遇。

社内格差に遭遇。

高校を卒業してから、
学士4年、修士2年、博士3年以上。

研究員を職業にするための必須学歴だ。

所属する企業や機関で違いがあるらしいが、
大学や、ここの会社では、
博士号取得は絶対であるらしい。

高卒の私とは、えらい違いである。

社内格差とか、銘打ってるけど、
この私の場合、
似て非なるものがある。
学歴格差か雇用格差か、、よく分からない。

まっ、どれでもいいか。大差ない。

彼らと話す

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パート軍団の秘密。

パート軍団の秘密。

パートさんたち、、、と
まるで、
十把一絡げのような、言い方、呼び方をされる。

名前で呼んで欲しい。

パートさんと言う名前ではない。

入社した時、パートは私ひとりであった。

それが、
年月を経て、多人数になり
そのうねりは、もはや、パート軍団化した。
ある意味、怖い。

パート軍団は、示し合わせて、
お昼休憩は一緒にとり、
ぺちゃくちゃ、ワイワイ、がやがやと
超絶うるさい。

朝の出勤まで

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シニアパートは職場ランチを抜けたい。

シニアパートは職場ランチを抜けたい。

私は10:30から、お昼ごはんを食べている。

はっ?早すぎない?

理由がある。もちろん。 

仕事のスケジュールの都合である、、、。

嘘っぽい(笑)

毎週月曜日は、昼ミーティングの後、
13:00からスタッフ全員で
食堂へ行き、一緒に食べよーって
ことになっていたが、
私は、それが、すごーーーーーーく嫌だった。

いわゆる「職場ランチ」と言われるやつ。

だいたい、いつも中心で話す人は同

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シニアへの不採用通知。

シニアへの不採用通知。

ふと、考えた。

60歳で定年退職をしてから
どれだけの履歴書と職務経歴書を書き、
面接を受けただろう。

日本全国不採用通知ランキングというものが
あったとしたら、
私はきっとベスト20には、入るはずだ。

なかなか面接まで進めない。

でも、どうせ不採用になるなら、
面接というエネルギーを使うより、
いっそ、応募した時点で断って欲しい。

だからと言って、せっかく面接日時まで
決まっているのに

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ロンドンの冬〜花と牡蠣とネズミ。

ロンドンの冬〜花と牡蠣とネズミ。

ロンドンの2月。

6年の滞在を終える娘を迎えに来た。
といっても、部屋を片付け、掃除をするためだ。
そして、今回も私は、やはり1人で帰る予定。

もう、私はここに来ることはないだろう。

今までに行かなかったロンドン市内を
ぶらぶら歩く。
寒い朝。
ちょっと、お腹が痛い。

Columbia Roadで毎週、日曜日に
開催されるフラワーマーケットに行く。

カラフルな可愛い花で、埋め尽くされてい

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調子に乗って、2度目の海外旅行。

調子に乗って、2度目の海外旅行。

13時間のフライトを終えて
ヒースロー空港に到着した。
2度目である。

慣れたものである。(うそ)

入国審査場はやはり長蛇の列。
JALとANAがほぼ同じ時刻に到着したと
団体ツアー客のおじさんたちが喋っている。

気分良く並んでいると、
ちょうど、審査官に質問されている男性に
目が釘付けになった。
18か20歳くらいの若い日本人男性だ。

長いのだ。なかなかOKが出ない。
私の周りに並んでい

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初めての海外旅行〜帰国編。

初めての海外旅行〜帰国編。

私はロンドンのアルドゲイト駅から
およそ5マイルほどのところにある
大学の学生寮の門の前にいた。

たった今、娘と別れたばかりである。

これから、私はひとりで、タクシーに乗り
ヒースロー空港に向かい、
日本に帰国しなければならない。

なにしろ、私にとって初めての海外。

たとえ、帰国するだけとは言え、
ハードルが高すぎない?

なぜにこういう事態になったかと言うと、
これから、大学に通う娘のた

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