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シニアの価値観。

話は遡る。

私が、
大学の留学生宿舎で
働いていた頃のことである。

そこで、お掃除の仕事をされている女性がいた。

いつも、必ず、ポケットに飴が入っていて、
会う人ごとに「食べる?」と言う、
世にも名高い飴配りおばさんである。

その彼女がある日、
大袋のお菓子を5袋、持って来た。

その5種類のお菓子を一個づつにバラして
ひとつの小袋に一種類づつ5個入れたものを、
80袋つくり、留学生にプレゼントする、、、、
(ややこしい)

80人分作るって大変。自分でやってよ。



、、という、とてつもなく、めんどくさいことを
「お願いしますね」と言って、
ドサッと置いていった。

えっ?それ、私たちがやるの?なんで? 

私は、正直、頭にきてしまった。

飴配りおばさんが、自分で80袋作り、
学生1人づつに渡せば、いいじゃないか。

たまたま、一緒にいた大学の職員さんは、
苦笑いしながら、、

「ね?だけどね、せっかく持って来たんだし
仕方ないからやってあげましょうよ」

さらに、職員さんは、
学生名簿をプリントアウトしてきて、
「渡した学生には、チェックマークしましょ。
でなきゃ、誰に渡したか、わからなくなるよね」

と、たしかにその通りだが、
さらにめんどくさいことを提案した。

そして、突然、
お菓子を渡された学生の方も 
どうして? 貰えるの? 何? と
疑問に思うのも当然である。

その理由も説明しなければならなくなった。
さらに、さらに、めんどくさい。

理由は、飴配りおばさんしか知らないじゃん。
彼女に説明してもらおう。

私は、渡すだけよ。
It is a present from cleaning staff.

「why?」→留学生。

I ‘m not sure,
Can you ask her about it?
She is a cleaning staff who works here.

This is for you と無理やり渡した。

後日、飴配りおばさんに会った。
彼女は、お菓子については一切触れなかった。
孫の自慢話を喋り倒して帰って行った、、、、

もう、ほーーんとうに納得できない。


コロナ禍の真っ只中の頃、
私は、大学発企業で働いていた。

あるパートスタッフが、 

「みなさんで、召し上がってくださいね」と
りんごを4個持って来た。

その日は、緊急事態宣言発令中であり、
出勤するかしないかは、
本人の自由だったので出勤者は10名であった。

すると、事務員の女性が、
ゴム手袋もはめずに、4個のりんごを
10人分に切り分けて、みんなに配った。

えっ!切り分けた!ここで!

しつこいようだが、
緊急事態宣言中のコロナ禍である(2回目)

誰もが、
いろんなことにピリピリしていた。
一緒に食事することさえ、 
禁止になってた時である。

素手でりんごを切り分けることにも驚いたが、
何も今、
りんごを4個だけ持ってくることなど
しなくて良いではないか。

コロナ禍だよ。
緊急事態宣言発令中よ。(しつこい)

そして4個を10等分する技にも驚いた。
至難の業である。

どうやって切り分けた?

りんごを持って来ること、切り分けること、
どちらも、親切心だ、、、、けど、、、
コロナ禍だよ(小声)

もう、全く理解できなーーーーーい。



遅刻ばかりするパートスタッフがいる。

たまに、、、ではない。
3日おき、5日おきくらいの頻度だ。
しかも、退社も5分前だったりする。 

タイムカードはないので、やりたい放題である。

給料には反映されないのか?
彼女の時間給は高額だ。

スタッフ共有アプリに、
遅刻する謝罪と理由を書いているが、
その理由は様々である。

車が渋滞、下車する駅を間違えた、
息子が体調不良、自分が頭痛などなど。

こんな遅刻、許されるの?


その彼女が社員になったと聞いた。

えっ? まじか?

仕事がめちゃデキる人だという
噂は聞いたことがない。

言えることは、ただひとつ。
彼女の燦然と光輝く学歴。
某有名理系大学卒である。

彼女曰く、
「社員になったら、やる気になるから」
だそうである。

そして、社員になった今も、
相変わらず遅刻ばかりしている。
フレックスタイム制でもないのに、
遅刻ばかりする人を社員にする会社。

なんだか、モヤモヤした。

学歴さえあれば、何でもいいのか?
私の考え方が間違っているのか?

誰かぁ〜教えてぇ〜(笑)

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