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ポメラ日記83日目 デルモア・シュワルツ「夢のなかで責任がはじまる」を読み解く
デルモア・シュワルツ「夢のなかで責任がはじまる」を読んだ話
いま読んでいる本がある。デルモア・シュワルツの「夢のなかで責任がはじまる」という本だ。
この本を読みはじめたきっかけは、サリンジャーだった。ナボコフが「サリンジャーに並ぶアメリカの作家」と言ったらしく、そこまで言うなら、と思って読みはじめた。
僕はわりとサリンジャーが好きで、「サリンジャーと並ぶ作家」といわれてもあまり思いつか
ポメラ日記79日目 夏にしたかったこと
夏にしたかったことは引っ越しだった。ちょうど先々月くらいにグループホームに入っていたのだけど、折り合いが合わず、二週間足らずで部屋を出ることになった。
グループホームの部屋には椅子と机、ベッドの他にはものを置いていなかった。四畳半の部屋だったから。
暮らしてみて、自分に必要なのはその三つだけじゃないかと思った。ものを読んだり、書いたりして、眠るところがあれば、僕はそれでいい。
似たよ
諦めないで夢を叶えるパターンよりも、諦めることで道が開けるパターンの方が多い気がするな。
文学ブログ『もの書き暮らし』を続けていた縁で、fifine公式ストア様より製品提供(Ampligame H9)をいただきました。初めてなので嬉しい。レビュー記事を後日、お届けします!
ポメラ日記77日目 答えのない本の読み方
幼い頃、本の中には答えが書いてあると思っていた。
小学生の頃、国語のテキストには「この文中の意味するところを160字以内で簡潔に述べよ」とか、そういう問題文が載っていたと思う。
夏休みになると塾で問題が山ほど出て、1問1答早押しクイズみたいな試験を無限ループでやっていた。
「作者の意図するところを述べよ」という質問にあたると「なんであんたは作者じゃないのに意図が分かってるんだよ?」と
小説を書いていて嬉しいことは、世界でいちばん早く自分の書いた作品を読めること。
一人で真夜中に公園のベンチに座っていたときよりも、誰もいない四畳半のアパートへ帰ってきたときの方が寂しさを感じるのはなぜだろう。