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写真・短編小説・詩

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様々な内容にチャレンジしてみたいと思います😄皆様の人生において、何かのきっかけになりますように😊
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2024年5月の記事一覧

風の足跡

風の足跡

田を渡る風の足跡追いかけて
揺れる穂先についてゆく

いつも見失ってしまう風
どこかへ消えてしまう風

気付けばまた ひとりぼっち

風は見えない
感じるだけでは動けない

穂が枯れては足跡を追えない
早く追いつかないと
いけない

きっかけ

きっかけ

小鳥を見ていたら
突然猫がやってきて
小鳥は逃げてゆきました
そんな小鳥は大空を
自由気ままに飛んでゆく
わたしもあの小鳥のように
逃げて飛んでは大空を
自由に飛んでゆきたいな
逃げたくなるよな出来事が
突然
起こってくれれば良いのにな

また明日

また明日

また明日

あなたはあなたに帰ってく
わたしもわたしに帰ってく

あなたもわたしも誰だった
誰のための誰だった
何のための誰だった

さよなら
本当のあなた

おかえり
本当のわたし

道の絵画

道の絵画

何にもなかった塀に
素敵な絵が描かれた
それはそれは美しく
時間の経過と
天気の具合で
都度塗り替えられてゆく
行きも帰りも
見る度に表情を変える絵
こうなると
雨の日の絵も見てみたい
雨の日は好きじゃないけど
紫陽花にはきっと
雨が似合うから

霞ゆく世界

霞ゆく世界

青空にピンクがさくらと思えるように
優しい声に温かな手をあなたと思いたい

霞ゆく世界

どんなに霞もうとも
私はあなたを思うことが出来る

心の虹

心の虹

雨上がりに虹が出た
足を止めて見つめる目
喜ぶ子供の弾む音
虹は心を色付ける

私の心は雨続き
最近母さん悲しそう
雨止み心に虹出たら
きっと母さん嬉しかろ

母さん笑ってくれるなら
すぐに雨止み虹も出ようよ

紫陽花

紫陽花

車窓に映る疲れ顔
誰かと思えばこの私
朝からこれでは雨も降る
隣の子供も黙り込む
いかんと笑顔を作ったら
隣の子供が去ってった
虚しくなって窓の外
見たら雨中あじさいが
とても綺麗に咲いていた
発車後車窓に映る顔
気付けば少し笑ってた
今日も一日
頑張ろう

静かな夜風

静かな夜風

風が静かに吹く夜は
みんなみんなよく寝てる
草木も蛙も可愛い坊やも
さぞかし目覚めも良かろうな
そいえば今朝方 門口で
綺麗な色した朝顔が
清々しそうに咲いていた

楽天

楽天

思うようにならんね
そうあたしが言ったらば
そりゃそうやと婆やが笑う
思うようにならんからこそ
旅も人生も面白い
婆やから見りゃ
あんたも思うようにならん
けんど 今のあんたも悪くない
そう言って笑う婆やの楽天に
それもそうかと思うたよ

生き方

生き方

芽生える場所が選べるなら
私はどこに
でもその場所が永遠でないなら
私はどこに
芽生える場所が選べないなら
私はどこに

選ぶことに意味はあるの
選ぶことで安泰なの
それはわからない
だって 変化するものだから

良い選択に思えても
それが良い選択かは
未来にしか知れない

であるなら
芽生えてしまった場所で生きる
芽生えた場所で花を咲かせる
それもひとつの生き方

それが正しいかどうか
それが良

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私らしく

私らしく

1日が終わろうとしている
どんな1日だった
私らしい1日でしたか

1日1日と過ぎてゆく日々
1日もまた人生

人生が終わろうとしている
どんな人生だった
私らしい人生でしたか

どんな1日であろうと
どんな人生であろうと
最後は必ず
私らしく ありたい

旅立ちの時

旅立ちの時

まだかまだかと
待ってたけれど
気付けば私の番だった

待ってたはずだった
いつでもと思ってた

でも 飛び立てなかった

勇気があると思ってた
力があると思ってた
けど それはなかった

何を待っていたのだろう
準備もせずに 何を

私の番が過ぎてゆく

今は飛び立てない
その勇気も力もない

わかってなかった
わかったつもり
出来るつもりになってた

飛べるばずもない

だから
もう一度待ちた

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宿願

宿願

忘れ去られた日々の中で
その時を待ち続ける
誰かが思い出してくれれば
その記憶の中でまた
私達は動ける

あの頃のように

捨てられた訳でもなければ
消された訳でもない
だから…
想い続ける

忘れ去られた日々の中
もしかしたら
ふと
思い出してくれるかもしれないから

通り雨

通り雨

この嫌な心を冷やしてほしい
この嫌な想いを流してほしい

通り雨
地面を隙間なく叩きつける

この程度の降りでは
冷せない
流れない
変わらない
変われないから

通り雨
見上げれば雲間に光

いかないで

この心が冷えるまで
この想いが流れるまで
お願いだから
まだいかないで