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幻の(だった)マンガ家・岩泉舞
1989年、就職してからしばらく、週刊少年ジャンプを買っていた。
お目当てだった『ジョジョの奇妙な冒険』は第三部が始まったくらい。『ドラゴンボール』『聖闘士星矢』などの人気も高く、発行部数が600万部とかいっていたあたりの時期だ。
年が明けて1990年、そのジャンプ本誌に絵柄がちょっと高橋留美子っぽい、印象的な短編が掲載された。岩泉舞「たとえ火の中…」だ。
鎌倉時代を背景に、高貴な生まれだ
幻のマンガ家・橋本みつる
このところ場外乱闘(?)の続くマンガ原作のドラマ化に絡んで、とんでもない爆弾(?)が炸裂した。
コバルト文庫時代から書き継がれてきた若木未生『グラスハート』、まさかの実写ドラマ化!?
ドラマでは大学生になるらしい、ヒロインの西条朱音(高校生)が、突然天才ミュージシャンに見込まれてドラマーになるところから始まる物語。
音の聴こえない小説で、「音楽」をどう感じさせるのか?
そういう普遍的
人生のメビウスはめぐる(ビクトル・エリセとともに)
2024年2月9日から、ビクトル・エリセ監督の31年ぶりの新作長編作品『瞳を閉じて』の順次公開がスタートした。
ミニシアター全盛期に『ミツバチのささやき』『エル・スール』を大学時代に仙台のミニシアターで観て以来、運悪く観る機会を逃した『3.11 A Sense of Home Films 』の中の短編以外は、全部観ている。
『マルメロの陽光』は社会人になってから名古屋のミニシアターまで静岡
【2】まさか、ぼくが研究者に!?
著者が眼科の臨床医から研究を始めた経験を元に書かれた、研究者に必要な実務スキルを体系的にわかりやすく解説したハウツー本。
「データをまとめて学会発表すれば……に行けるよ」という逍遥派(©️泰平ヨン)っぽい上司に乗せられ、フィールドワークのデータをまとめてみたら、意外な事実が発見できたことに面白みを感じて研究に目覚める。
→ さらに「せっかくデータそろったんだから、論文(英語)書こうよ」と
【1】最短ルートでノーベル賞を取る方法!?
みなさんはDNAというと何を連想するだろうか?
最近は遺伝子診断や犯罪捜査などでも普通に「遺伝子解析」が使われているし、食品・飲料メーカーなどの品質管理部門では、業務で遺伝子解析や遺伝子を活用した分析などをされている方もおられるだろう。
さて、その遺伝子について、高校あたりの生物の授業を思い出せば、「ワトソン、クリックの二重らせん」として覚えた方も多いのではなかろうか。その二重らせんの