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わたしをとりまくひとびと

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わたしの周りにいる大切なひとたち。 彼ら・彼女らについて書いた記事を集めました。 みなさんとのつながりはわたしの財産です。
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#人生

じいちゃんのハンバーグ

じいちゃんのハンバーグ

父方の祖父はよく言えば破天荒、悪くいえばどうしようもない人で、父と伯母、そして祖母は昔からたくさん苦労したそうだ。

母が父と結婚してからは、母もその苦労を(大いに)背負っていた。

とにかく遊ぶことが好きで、マメ。
楽しくなるとどんどんお金を使ってしまうタイプだったそう。

確かに、若い頃の祖父の写真を見ると、かなりのイケメンだ。

りゅうとした眉の下には、とろんとした二重瞼。
祖父は昭和10年

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縁(えにし)

縁(えにし)

7月に入ってから、仕事関係で嬉しいことが続いている。

まずは駆け出しのライター時代からお世話になっている企業様から、7月から昇給するというお知らせをいただいた。

しかも大幅な昇給。
現在赤子を抱えながらの仕事をしていて、かなりご迷惑をおかけしているのに、である。

クオリティは落ちていないだろうか。
役に立つものを納品させていただけているだろうか。
と、日々悩みながら仕事をしていただけに、言葉

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幼馴染みYの話

幼馴染みYの話

10代の多感な頃に“自分らしく過ごすこと”ができる場所があるって、思っているよりも恵まれていることなのかもしれない。

意外にも?わたしは中学時代、クラスの中でお調子者を演じていた。
わざとボケたりくだらないことを言って、クラスメイトや先生から笑われたり、呆れられたりしていたのだ。

スカートを短くして怒られることで笑いを取ったり、ごてごてした装飾のついた櫛を持って行って没収され、それでまた笑いを

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わたしの好きなもの|親友がいるということは人間関係の最大のギフトである

わたしの好きなもの|親友がいるということは人間関係の最大のギフトである

あなたには“親友”と呼べる存在の人はいますか?

もしもあなたに親友がいるのなら、彼・彼女の存在はあなたの人間関係において最大のギフトです!

この記事では、わたしの親友のご紹介と、彼女と築き上げてきた人間関係についてお話したいと思います。

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親友=互いに尊敬し合える存在
わたしの親友は、大学入試の際に知り合った同級生です。

大学を卒業後、偶然にも同時

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いちばん近いのに、まったく飽きない人。

いちばん近いのに、まったく飽きない人。

「襟付きのシャツを私服で着る人って、男の子にもいるんだぁ」

2013年の秋が始まろうとする頃、わたしは目の前に座る青年を前にそんなことを考えていました。

数年後、彼が自分の夫になるなんて思いもせずに。

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noteでは、よく息子の話を書いているのですが、今回はこちらの企画に参加させてもらおうと、

最も近い存在であるひとりっ子、夫についてお話しすることにしました。

※わたし自身はひと

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Rちゃんの話

Rちゃんの話

大人になってから友達を作るのは難しい。

もちろん、大人になっても「オトモダチ」はできる。
趣味を通じて仲良くなった人とか、ご近所さん、ママ友?など、ある一定の距離感で仲良くできる人はたくさんいる。

そういった友人関係が悪いとは思わない。

むしろ、派閥だのなんだのと悩まされていた学生時代とは違い、スマートで、かつ自分と似たようなタイプの人と仲良くなれる、穏やかなお付き合いだと思う。
そんな人た

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初めてわかった義母のこと

初めてわかった義母のこと

福岡に滞在して1週間余り、ついに千葉へ帰ってきました。

福岡はとてもいいところで(夫の実家がある福岡市内しか巡っていませんが)、食べ物はおいしい、すぐに山と海に行ける、ほどほどに都会でほどほどにのどか、そして何より住んでいる人がとっても優しい!という、人情に溢れた大好きな街。

夫と結婚してもうすぐ4年、夫の両親とは節目節目にお会いすることはあっても、行事の時にはなにかと慌しくて、ゆっくり一緒に

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