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#大学
伝えるべきメッセージは足りているか?芝浦工業大の情緒的な取り組みから考える卒業生とのコミュニケーション
いつもは大学のプレスリリースから面白そうなものをピックアップして紹介しているのですが、今回はそれとは違い大学の公式サイトで見つけた興味深い取り組みを紹介しようと思います。見つけたのは、芝浦工業大学の公式サイトで、取り組みは卒業生に向けた斬新なサービスです。
結婚式の祝電が、出身大学のトップから送られてくる
で、どんなサービスなのかというと、「結婚式祝電サービス」というもので、申し込むと芝浦工業
卒業生とのコミュニケーションを根本から変える!?追手門学院大学の「OIDAIアプリ」のポテンシャルを考える
高校生、在学生、卒業生とどのようにコミュニケーションをとるべきか?こんな問いをされると、自然と大学広報にかかわる問い(=課題)だと受け取ってしまうのは、私が広報関連の仕事をしているからなのか、それとも一般的にそうなのかは気になるところです。とはいえ、今回、追手門学院大学のプレスリリースを見て、実は広報的なアプローチ以外でも、この問いに応えられるかもしれないことがわかり、ちょっとドキドキしています。
もっとみる武庫川女子大の取り組みから考える。学内にリカレント教育の機会を提供することの、けっこう多彩な意味と価値。
学び直しの振興は、突き詰めていくと大学だけでどうこうできるものではないのですが、そうはいっても大学はこれを行ううえで非常に重要なアクターであるのは間違いありません。では、大学はどのように学び直しに向き合うべきなのでしょうか。今回、見つけた武庫川女子大学の取り組みは、これをやったら解決する!というものではないものの、推進していくうえでとても重要なところを抑えているように思いました。ぜひ他大学にも広が
もっとみる狙い目は「リカレント教育」と「生涯教育」の真ん中あたり?これから求められる、スキルではなく、楽しみながら知的体力を身につける社会人講座。
先月、APU学長の出口治明先生のリカレント教育についての動画が、文部科学省の公式Youtubeチャンネルに掲載されました。見よう見ようと思いながら、ずっと見られていなくて(12分程度の動画なのに!!)、やっと拝見させてもらいました。
動画内容は、出口先生らしく、エビデンスに基づいた内容で、とても説得力がありました。なかでも、日本とドイツやフランスとでは、年間労働日数を200日で考えると1日あたり
大学にとって起死回生のきっかけになる!? アフターコロナに生まれるだろう、大学と学びの新常識を考える。
新型コロナの蔓延によって、急速にオンライン学習が普及しはじめています。大げさでも何でもなく、おそらく現在、人類が誕生して以来、最も多くの人がオンライン学習をやっているのではないでしょうか。大学に関していうと、オンライン授業用にコンテンツをつくるだけでなく、学生たちが受けられるように資金や機器の援助にまで取り組んでいます。
この一連の出来事は一過性のものなのか、それとも今後も続く変化のきっかけなの
これからのホームカミングデーはウェブ開催!?今こそ大学と卒業生との関わり方を変えるときだと思う。
前回、関西学院大学の卒業式特設サイトが教育機関の心意気を感じて良かったという記事をまとめました。調べてみると、ほぼ同じタイミングで(卒業式だから当たり前ですが…)、いくつも魅力的な卒業式特設サイトがありました。これらサイトを見ながら思ったのですが、もしかしたら、今回のタイミングは、大学と卒業生との関わり方を変える絶好のタイミングになるかもしれません。今回は、これについて書いてみます。
大学と卒業
図書館開放は第二のオープンキャパス!?可能性しかない大学の長期休暇の活用法を考える。
高校生に最も効果のある情報発信が何かというと、おそらくそれはオープンキャンパスでしょう。大学に実際に足を運んでもらい、雰囲気であったり施設や学生だったりを実際に見てもらう。これほど、大学を実感できる情報発信方法はありません。
オープンキャンパスの何がいいかというと、もちろんそれは大学に来てもらうことです。この生の体験が、受験生に強いインパクトを与えます。でも、考えようによっては、来てもらうことが
急がば回れの精神がリカレント教育を加速させる?ありそうでなかった金沢工業大学の「社会人共学者」が面白い。
リカレント教育や生涯教育の実施理由を、血も涙もなく区分してしまえば、営利目的か地域貢献かの二つしかないと思っていました。でも、世の中にはこの二つに当てはまらない社会人向け教育もあったのです。この切り口、内容を見てもらうと、あーそっか、あるある!と思ってもらえそうですが、主目的に据えているのはだいぶ斬新です。まず、何はともあれ取り組みを伝えるプレスリリースをご覧ください。
ご覧になりました?この取
埼玉の取り組みに学ぶ、大学の授業という“源泉掛け流し”の知的コンテンツを、どう有効活用するか。
大学とは、見ようによっては授業という名のコンテンツの集合体と捉えることもできます。そして、そうであるなら、このコンテンツの質をいかにして上げるか、また有効に活用するかが、大学の存在意義や価値と直結しているといっても、そう間違っていないのではないでしょうか。
今回は、この授業の有効活用法で面白い取り組みを見つけたので、それについて取り上げたいと思います。まずはどんな取り組みなのか、記事をご覧くださ
大学の在り方を根本から変える! 大学4年間を“学び続けるための最初の4年間”だと捉え直す。
大学関連の仕事をしているとリカレント教育の重要性が年々高まっているのを感じます。18歳人口が減る大学にとって、社会人学生は新たな財源になるし、国はできるだけ多くの人に効率よく働いてもらいたい。人材が流動化し、実力主義になってきている世の風潮とも合致している。すべての思惑が合っているんだから、そりゃあ重要だと、みんなが言うのも頷けます。
でも、これだけ求められているのに、リカレント教育が盛り上がっ