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善い人にお金がいく社会へ

善い人にお金がいく社会へ

お金について考えた。

 お金は、自分のためではなく、他人に奢ったり、プレゼントを買うなどして使うのが価値のある使い方だと思う。

特に、インフレのようにお金の価値が下がっている時は、お金は他のものに交換しておいた方がいい。それゆえ金融商品などの投資に回して資産を増やせ、というのが政府のやり口だが、お金の価値が下がっているのと同じ、バブルのリスクがある。

だから、他人に使うのだ。

そして、悪い

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『嫌われる勇気』と倫理  あるいは嫌われない勇気

『嫌われる勇気』と倫理  あるいは嫌われない勇気

「嫌われる勇気」があろうがなかろうが、嫌われるひとは嫌われる。

今まで嫌われていないけど、「嫌われる勇気」を身につけてから嫌われようなんていう傲慢で浅薄な思考をするひとはすでに嫌われているだろう。

親と子が仲が良い関係は善いとはいえないかもしれない

親と子が仲が良い関係は善いとはいえないかもしれない

人間関係も「避けるべきものを避け」るのも「勇気」であり、
「勇気」は「徳」のひとつ。
(cf. R.S. ブラック『プラトン入門』内山勝利訳,岩波書店〈文庫〉,1992,p. 122 )

大学生達は親と仲がよい。
就職したら親と暮らしたいという声もよく聞く。

なぜと尋ねると、
「苦労して育ててくれたから」
「父親が単身赴任から帰ってきたら一緒に住んであげたいから」
という答えが返ってくる。

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社会は、いろんな想いを抱えた、いろんな人たちで構成されているということを、憶えておいた方がいいと思う。

社会は、いろんな想いを抱えた、いろんな人たちで構成されているということを、憶えておいた方がいいと思う。

幸せだと思い込まされてきた生き方を避ける方が,幸せになれるのかもしれない.

幸せだと思い込まされてきた生き方を避ける方が,幸せになれるのかもしれない.

いま,おおくのひとが幸せだと思い込まされている生き方が,
じつは不幸な生き方だったりするのかもしれない.

もしかしたら結婚せずにひとりの方が幸せだったり,
もしかしたら子どもがいないほうが幸せだったり.

幸せだと思い込まされてきた生き方を避ける方が,
幸せになれるのかもしれない.

わたしたちは「生きている」とも言えるが,
「死んでいっている」と解釈することもできる.

わたしたちは「生きている」とも言えるが, 「死んでいっている」と解釈することもできる.

これを読んでいるあなたは「生きている」.

おおくのひとは,「生きたい」「生きたくない」を日常的に考えて生きてはいない.

他方で,

生きたくて生きているひともいる.
生きたいけど生きられないひともいる.

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「遅いインターネット」ではなく, インターネットそれ自体が〈遅い〉

そろそろ,インターネットを使わない世代が出てきてもいいころだと思っている.
もちろんMetaverseでインターネットと気づかずに使うということでもない.
現実の世界を味わい,生きるということだ.

「遅いインターネット」ではなく,
インターネットそれ自体が〈遅い〉のだ.